新築
4人家族のMさん。延床面積160㎡(約48坪)の邸宅で一家4人は幸せに過ごしてきました。
二人の息子たちはそれぞれ独立し、翌年退職を迎えるMさんご夫婦は、将来について考え出します。
「今の家は寒い!こんなところでこの先過ごすのは耐えられない!断熱リフォームして、省エネで暖かく暮らしたい!」
インスペクションをして断熱リノベーションの計画でした。しかし、耐震性に相当な問題があり、この補強にかなりの費用がかかることが発覚しました。予算重視で部分的な断熱リノベーションを提案したものの、耐震性の不安はぬぐえず、それなりの費用もかかるため、別の土地を探すことも含め新築を検討しはじめました。
Mさんご夫婦は数ヶ月話し合い、悩み、さまざまな可能性を探り続けました。
結果、土地取得と新築費用と年齢を考えると、敷地内の庭にこじんまりでもよいので新築を建てようということに方針が決まりました。
老後の生活もあるので資金計画は入念にしました。
高騰する電気代を先払いするつもりで太陽光発電パネルと搭載しました。
省エネの最重要ポイントである断熱性能は可能な限り高め、設備機器にも投資、給湯や冷暖房にかかる消費エネルギーを最大限減らしました。
歳を重ねていく自分たちをイメージしながら、間取りは機能性重視としました。
高断熱高気密住宅の特徴である「どこにいても暖かい」と活かし、コンパクトながらワンルーム的な、くつろぐ居場所があちこちにある空間構成となっています。
場所 | 小諸市 |
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延床面積 | 88.41㎡(26.69坪) |
竣工 | 2022年 |
補助金 | 国土交通省・地域型住宅グリーン化事業・ゼロエネ型 |
断熱 | Ua値:0.23 Q値:0.790 C値:実施していません 自然温度差:8.55℃ 暖房熱負荷:26.9kwh/㎡ 省エネ基準地域:3 屋根:吹込みグラスウール35K300㎜ 外壁:HGW16K210㎜ 床:HGW16K245㎜ サッシ:ユニルクス トリプルガラス 玄関ドア:ガデリウス スウェーデンドア U=0.9 |
家のスペック | 冷暖房:壁掛けルームエアコン1台(2階フリースペース) 給湯設備:熱交換型エコキュート(370ℓ貯湯タンク室内置き) 換気:第三種セントラルダクト方式 日本住環境ルフロ400 耐震等級3 長期優良住宅 |
Q1.0レベル | 3(省エネ基準比:27.60%) |
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