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パッシブハウスの基本はこんな感じ。

2025.10.12|Q1.0住宅
塩原真貴

結局行けずじまいでした~大阪・関西万博。

2025年7月終末論もあったので開催期間中に南海トラフ地震が来なきゃいいけどなーと思ってましたが、なんとか閉幕しそうでよかったよかった。

Rebornスタッフ内海は会場に行ったそうですが、暑すぎて地獄のようだったとこぼしていました。

先日の新住協全国総会でも「大阪エリアの気温上昇が酷い。全国的には2023年の方が暑かったが、関西だけは年毎に夏の気温が上がっている」と鎌田先生より報告がありました。

のど元過ぎればなんとやらで、ここ最近の信州は誠に過ごしやすく、

あ、でも10/10までは窓開けて就寝していて、スズムシの声が聞こえてたんですが、昨日10/11はピタッとその声が聞こえなくなりました。

突然です。

これはもしやなにかの予兆では?

とオカルト塩原が発動したんですが、睡魔には勝てず、一瞬で泥のような睡眠におちていったのでした。

今日は久しぶりに半袖で、最高気温は28℃の長野市。

長野市高田の新築現場の足場が撤去されたということで、外部清掃に行ってきました。

外壁はカルクファサード(スイスしっくい左官)のグレージュ。

黄色い養生カバーがついている柱の間には目隠し用のたてスリットが細かめに入ります。

和と北欧がちょっと混じったような独特の外観ですねぇ。

これからいよいよ仕上げ工事に向かい、11/15-16には完成見学会を予定しています。

玄関ポーチはウッドデッキによるものになりまして、足場が撤去される寸前、

山本板金による土台板金カバーを取り付けてもらいました。

柱に「い1」って張り紙があります。

「いのいちばん」って言葉がありますが、

「真っ先に」「最初に」という意味ですが、建築の番付が語源になってるみたいです。

番付(ばんつけ)とは、平面上のXY軸につける番号で、い1は最も東で最も北。つまり北東の方角。

X方向は910㎜ごとに、い・ろ・は・に・ほ・へ・と と続き、

Y方向も910㎜ごとに、一・二・三・四・五・六 と番号を振っているのです。

ですから柱を立てるときには、ろの3はここ、にの2はここ、と決まっていて、柱一本一本にその場所の記載があるんです。

会社ごとに番付けの記載は異なりますし、「X1のY5」の方が現代的かもしれません。

建築士が図面にこの番付を振るわけですが、わたしはこの「い1」を残したいがために、図面上の右上をいの一番にして割り振っています。

ふっふっふっ。建築士の権限、恐るべしなのであります!

南面は大きな窓が連発していまして、パッシブハウスの様相。

実際、冬は燦々と日光が室内に差し込みます。

この家は2階南の中央に吹抜けもあるので、冬の晴天の日はオーバーヒート(日中、室温が30℃を超えちゃうような)するかもしれません。

1階窓上には出幅90㎝の庇(ひさし)を設けて日射を遮るのがセオリー。

今日のような秋や春のいわゆる中間期の日射をどう遮るかが問題になってきます。

この家のように、総2階建てで南面に高性能ガラスを大きめに配置すると、パッシブハウスに限りなく近づきます。

燃費性能はkwh/㎡(床面積あたりのエネルギー(電気kwh))で示されますが、この家は16.5kwh/㎡。

15kwh/㎡以下をパッシブハウスと呼んでいますのでもうちょっと、といったところ。

換気を第一種熱交換型にすればクリアするんですが・・・。

室内の様子は先日YouTube動画を公開しています。

完成見学会をやるころには早朝氷点下になるかもの時期であり、パッシブハウスを検討している方にとってはかなり参考になります。

 

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