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断熱耐震同時改修~20年間の実践

2025.10.04|リフォーム・リノベーション
塩原真貴

今週は新住協に明け暮れました。

前夜祭(理事さんたちと懇親会)、総会、見学会。

たしかまだNPO法人だった2000年に加盟したのがスタートでしたので、かれこれ25年も所属していることになります。

現在52歳なので、27歳にしてこの団体とご縁があったのはラッキーだった。

あのころは今から思えば恥ずかしいほどに断熱気密的にスカスカな住宅をつくっていました。

そうはいっても向上心といいましょうか、疑問を持ちながら仕事をしていたからでしょうか、

「真壁の高断熱住宅はこうつくる」

というようなセミナータイトルだったと記憶にあるのですが、FAXでセミナー案内が会社に届いていて、

いつもはサッと裏紙再利用コーナーに捨てちゃうんですが、

ログハウスの仲間=ポスト&ビーム工法というそれはまさに真壁造の木造なので、

「ん?なんだなんだ」

という感じで松本市で25年前に開催された鎌田教授による新住協主催の無料セミナーに話を聞きにいったのがきっかけでした。

建築技術者向けのセミナーはそれまでにも何度か行っていたハズでしたが、鎌田教授の話は実践的でかつ施工者の心理を見抜いているかのようだったのは記憶にあります。

今でもおつきあいのあるアグリトライ(しなのいえ工房)の小嶋さんと一緒に聴きにいっていたんですが、

帰りの道中、

「これだな!」

と2人同時にビビッときたわけです。

その後まもなく、やはり今でもお付き合いのある信越ビーアイビー社の小林社長と出会うことになります。

そこには国分さんや高橋さん、両角さんら、いまでも断熱の職人としてお付き合いを続けて共に高断熱住宅をつくっている方と出会うことに。

それ以降25年間、どっぷりがっつり高断熱高気密住宅の世界に浸かっていて、いまだ脱することができません。

それどころか伝道師のように後輩や他社の知り合いにまで啓蒙・普及を促している自分がいます。

今回20年ぶりに長野開催となった新住協総会。

会員発表ということで、断熱耐震同時改修、20年の実践ということでおしゃべりさせていただきました。

2004年、松本市の実家のリノベが本格的な第一歩でした。

以来おそらく50~60棟の大規模リノベを設計あるいは現場管理をおこなってきまして、

お風呂のユニットバス化など小規模のリフォームでも、そこだけでも高断熱化してきた自負があります。

調査から計画・工事管理・アフターまで、20年間で体験した様々な経験をみなさんに少しはお伝えできたのかと思います。

それにしてもパワポ資料作りは大変でした。

64枚ものスライドを30分間、猛ダッシュで駆け抜けました。

その一部をくっつけておきます。

実は来月11/20、東京ビッグサイトで開催されるジャパンホームショーでもセミナー講師としておしゃべりさせていただきます。

タイトルは「リフォーム現場で起こる諸問題の解決法」

この20年、ずっと住宅の諸問題と格闘してきました。

いかにして分かりやすく、安価に、確実に、断熱気密を行うか、そればかりを考えてきました。

スーツを着込んだ塩原をほとんどの知り合いが変な目でみていました。

どうも作業着以外はだめみたいです。

 

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