Staff Blog

Rebornの新築住宅のルーツはここから。

2025.08.31|住まいの点検・メンテナンス
塩原真貴

最近なんだかまつ毛に目ヤニが溜まるなぁ~>_<

なんでかな~?

と思っていたら原因が分かりました。

床下に潜った翌日の朝がやばいということに思い至り、床下のホコリが目にしみているのだなと。

点検やインスペクションで年間100回ほど床下にもぐっており、多い時には1日3棟の床下に。

「あつくて大変だね~」

とお声がけいただきますが、いえいえ、床下はひんやり涼しく、ただタイベックスーツを着て潜るもんですから自分の体温で汗をかきます。

本当は水中メガネ的なゴーグルをつけて床下に潜らねばなんですが、ホコリが多いうえに視界が狭くなるので蟻道を発見しずらくなるので裸眼が自己流でした。

最近の床下はコンクリートでおおわれているいわゆるべた基礎の場合が多いので、ホコリの中にはセメント成分もけっこうあるはずで、この固まる性質のある埃が目に入り、まつ毛の根本あたりに固着しているようだ、というのが目下の結論です。

まあ、読者の皆さんには関係ないでしょうけど、水道屋さんなど床下に潜ることが多い方は、やはり目を埃からまもるためにゴーグルをつけたほうがいいでしょうね。

お盆休みがあけて精力的にOB宅定期点検に出向いています。

どうしてもお盆前は業務が多忙で、「ぼんあけに」ということで先送りしてきた結果です。

築後10年以上経ってどうなるのか、といのが建築物、とりわけ住宅にとっては大事なことでしょうから、今後もレポートをつづけてゆきたいと思います。

安曇野市S邸15年点検。

ゆったりとした敷地で、玄関先に草花が咲き誇っています。

カントリー調のS邸は前職工務店で苦労して建てたポスト&ビーム工法のログハウスで、建てたころはこの30区画もあるであろう分譲地でほぼ第1号棟でありました。庭に手入れが大変ですが天然芝張り。家庭菜園も立派なもの。

15年前京都からの移住で、打ち合わせをしに頻繁に京都を往復したころを懐かしく思い出しました。

あのころは車でお昼ごろ長野を出て、夕方京都入り。夕方~夜打ち合わせをして、夜行で(日帰りで)長野にもどる、なんてことを平気でやってましたから、そりゃあこの家への思い入れも強いというわけ。

屋根も当時からディプロマット(砂粒つきジンカリウム鋼板)でした。外壁もあいかわらず漆喰左官仕上げです。

カントリー調を象徴する窓廻りの板。専門用語かもですが「トリムボード」と呼ばれます。

この板の上に溜まった埃が横殴りの雨の日、壁を汚します。

しっくいには多少なりとも漂白作用があるので、汚れは目立ちにくいのかもしれませんが、15年経過でご覧のようなシミが外壁にできています。

ユニットバスの天井裏のダクト式第三種換気扇ルフロ400。これも現在とかわらず15年前も採用されていますが、前回の点検の際清掃したものの、もう5年ほど換気扇を掃除していないとこのこと。

5年分のほこりがファンにこのくらい溜まっていました。

第三種換気の場合、換気扇本体ファンを原則1年に1回清掃路してくださいとお願いしていますが、現実的には1年に1回出来ている方は少なく、私が定期点検に行った際に「あっ!」と思い出して、その時にやるパターンが多いのも事実です。この経験といいますか体験が、私が第一種熱交換型換気扇を施主さんにおすすめしない理由です。

外の水道で水洗いして清掃は終了。

まあ三種換気の場合は掃除を怠ったとしても汚れた空気が供給されるわけではないので、おしりペンペンまではしません。次回は自分でやってね~(‘ω’)ノ

長野市K邸16年点検。こちらもカントリー調のポスト&ビームログハウスです。

本格的で広大な畑付きの敷地で、いかにもナチュラルライフしてそーな良宅。

緑のカーテン(ゴーヤ)も見本的に展開していて、夏の日除け対策に役立っています。

ただ今年は少雨だったためか、ゴーヤが小さくシワシワで収穫がほとんどなさそうだとのこと。

塩原少年はゴーヤが苦手でしたが、いつの日かあの苦みがたまらなく好みとなっております。

安曇野市S邸もそうでしたが、K邸もすてきな玄関先になってました。

こちらは緑の舗装、ポーチの花。

アプローチまわりにグリーンがあると和みます( ^)o(^ )

それだけで素敵な人がくらしているんだろうな、素敵な家だなぁとなりますわね。

こちらもディプロマット。若干褪色があるのでしょうが、石粒がなくなっちまうとか、塗膜の剝れとかは見受けられません。

最後はRebornの新築第1号となった長野市Y邸10年点検。

11年前の2014年創業のRebornの初年は、会社名がそうであるように100%リフォーム会社でした。

Rebornは現在年間8棟ほどの新築住宅を建てているんですが、その1丁目1番地はこの家から始まっています。

現在の断熱仕様とほとんど変わらず、外壁は付加断熱アリの高性能グラスウール16K 205㎜。

床は今より少し薄く140㎜。天井にはなんと吹込みグラスウールが500㎜厚も施工されていました。

気張ってましたね、塩原さん。

こちらもディプロマットの赤色(テラコッタって色名だったかな)。キレイなもんです。ちなみにこれは南面で、下の画像が、北面です。

明らかに色が違う!光の当たり方(写真の写り方)もあるでしょうが、ディプロマットの赤は、北側は黒ずんでくることが分かっています。

お気づきかもしれませんが、ディプロマットは雪止めが不要です。

石粒ざらざらで、雪がすべり落ちないのです。

長野市でも50cm程の積雪が何度か降ります。

隣接地に雪を落とすことはできませんので通常は雪止め金具を設置しますが、ディプロマットは雪止めいらずで、屋根がすっきり見え、ずがもれの心配も不要で、屋根の耐久性もあがります。

気がかりなのは、この材はトランプ大統領の国からの輸入品なので、関税で今後仕入れ金額が爆上がりする可能性があります。まあ、金属全般が輸入品なので、どの金属屋根も値上げは不可避です。

今後はまた瓦屋根の時代がくるのかもしれません。

窓も10年前から壁より引っ込んで取り付けられています。

このY邸で完成見学会を開催。そこに来場した方が翌年長野市内で新築住宅を。

そのまた完成見学会に来てくれた方がまた新築を。

という具合で、毎年途切れることなく新築住宅を請け負うことになり、ここ数年は年間に7~8棟ほどやらせてもらっています。

10年前の完成見学会の時の写真が残っていました。いやぁ、いい写真だわ。

 

 

 

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