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ひのき+ウッドロングエコのデッキ材は何年もつのか?

2024.05.11|リフォーム・リノベーション|外構・エクステリア
塩原真貴

安曇野市完成見学会の初日が終了。

ご来場の6組の皆様、遠方からご来場いただきありがとうございました。

気温30℃いったか!?

休憩時間に水の入った田んぼ越しに北アルプスをボォーと眺め、あらためて安曇野の魅力を実感した次第です。

5月はやはりサイコーですね。夏がコワイです。

 

さて築17年を迎えたわたくし塩原の自邸。

露天のデッキバルコニーが限界を迎えました。

写真は新築当時のもの↓

ひのき無垢材にウッドロングエコ塗装です。

当時まだマイトレックACQ加圧注入材(すぎ材)は知られておらず、当時ある意味画期的な仕様だったと思います。

ガレージの上に設けられた広大なバルコニーは、洗濯物を干したり布団を干したり、あわよくばここでBBQなどを企んでのことでしたが、洗濯物干しは1階のガラス屋根付きデッキテラスで。

ただたまぁに布団を干すのに活用され、時には娘がここで星を眺めていたそうです(笑)

「ひのきは水に強く腐りにくい」

「ウッドロングエコを塗った木材は腐らない」

という迷信を当時はまことしやかに信じていたわけですが、

5年を過ぎたあたりから疑問符がつきはじめ、10年を過ぎたあたりからそれは顕著に裏切られてゆきます。

 

まあそれでも17年でこれなら立派なのかも。

登山をしていても湿地などにはよく木材の踏板が並べられていますが、それと同じ様相です。

全てのヵ所がポクポクしているわけではないのですが、ところどころ腐ってきます。

腐った木材は雨水で流れ出し、ここ数年は雨樋の中に泥として溜まってしまっていました。

 

フェンス材のほうはべいすぎ(ウエスタンレッドシーダー)で、黒く変色していますがまだ腐っている材はほとんどなく使いまわしができそうです。

ちなみに平らな屋根はガルバリウム鋼板で、ゼロ勾配。

雨が降ると水が少し残りますが、今のところ雨漏りはありません。

今では0.5~1.0勾配をつけるようにしていますが、当時チャレンジ精神旺盛の33歳の若き設計者でしたから本当にゼロ勾配でつくったんです。

平らにすることでバルコニー造作の施工性があがりますので。

今回デッキ面積は1/3に縮小。

根太はマイトレックACQ加圧注入材すぎ、床仕上げはあかまつ材のモカウッド(ヒートウッド)

値段は高いが、さてその防腐効果は!?

ビスが見えない固定方法も◎です。

そんなわけで、デッキバルコニーの更新を17年でついに行いました。

ひのき+ウッドロングエコ塗装の露天デッキ材は、10年で更新時期。

15年が限界だといえます。

 

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