先日のブログで、工務店のひとつの生きる道を語らせていただきましたが(笑)、 心強いことに、 「そうだそうだぁ~。いけいけ!もっとやったれ!!」 という声をいただき、益々やる気に満ちた春になっております。
今回は、 工務店がんばってるじゃないか、 というやる気に満ちた案件をふたつ紹介します。
坂田木材施工。
もうすぐ完成しますが、約1年かけてつくり込んだ平屋の木造住宅。
4寸五分の大きな切り妻屋根で、和瓦&銅板葺きです。
威風堂々、そんな冠詞が似合う住宅ですが、断熱性能も高いレベルでできております。
YKKのAPW330樹脂サッシで、PSのパネルラジエータによる全館暖房となっております。
天井高さが基本2.7mと非常に高い( ;∀;)
室内に入ると自分がコビトになった気分です。(タシカニコビトデハアルガ)
吉野杉の丸太軒桁。
最近はほとんど見かけなくなりましたが、あるところにはあるんですね。
化粧野地、化粧垂木、雨樋も銅です。
深い軒が本格木造には欠かせませんが、日除け機能としても当然欠かせないわけでありまして、 こうした仕事ができる職人もそう多くないわけです。
玄関はヒバの香りで出迎えます。
明るい色の御影石と軽い感じのたてさん手すりが、モダンな雰囲気を醸し出しています。
敷地が道路から1m近く上がっていて、アプローチを長くとって少しずつ段差を解消しています。
うってかわって、 こちらはリボーン設計施工のログハウス。
5月、富山にお嫁にいきます。
松代の山のふもとで加工をしているのは、ご存知株式会社まるたんぼう。
くされ縁(シツレイシマシタ)も、かれこれ20年近くになりますなぁ。
応援で来てくれている大工の面々も、みな歳をとったなぁ。
まだまだ道のりは長い。
それにしてもひのきのログハウスとは贅沢なことです。
しかもけっこう太いです。
当然ですが1本1本手作業で皮を剥き、スクライブ(シランダロウナァ)しチェーンソーでブィンブィンするのです。
どうですか、このもちもちの木肌。
なんかいつもより節がとても少ないように感じます。
手入れがよくされていた山から切り出されたのでしょうか。
半年以上かけて集めたヒノキの原木は延べで1400m以上。
そろそろ第2便が搬入されます。 今回は木造の両極端をご紹介したつもりです。 いずれも大手ハウスメーカーには到底できっこないシロモノですね。 2017.3.21
Reborn塩原(毒度7)
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