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中野市断熱改修~床

2018.02.24|リフォーム・リノベーション|断熱職人
塩原真貴

さて、中野市で実施している「部分断熱改修リフレ工事」。

2間続きの和室を1つのひろ~い、そして暖かいリビングへと”リ・ボーン”させようというもの。

柱があらわしになっている、いわゆる真壁造(しんかべぞう)の内壁は解体することなく床と壁を中心に断熱を行っています。

壁にはもともと袋入りのグラスウール50㎜厚が入っているので、気流止めを行って復活させようとしています。 

床には高性能グラスウールを50㎜&90㎜の14cm入れました。

防湿シートを粗床合板を貼る前に貼っています。

柱まわりや壁際は気密テープやら発泡ウレタンやらで徹底的にやっちゃいます。

今回の工事はあくまで部分的となりますが、 「うわ~、こんなにあったかくなるんだ~( ^)o(^ )」

「それじゃ、こっちもやっちまおうぜ」 を密かに狙っています(笑)

壁の中に床下の冷たい空気が入らないようにすることが、 この場合とても重要です。

気流止めはありとあらゆる方法があります。

ケースバイケースです。

床を先につくって、そのうえに壁を立てる、=ツーバイフォー工法は気流止めを工程的に必然的に行うので、 こうした壁の下部のカビは発生しにくい。

木造在来工法は壁を先につくるので、気流止めが必然的に行われにくいのであります。

「床と天井を主に断熱する」工事だといいました。

しかしこの部屋の場合、最も熱が逃げていたのが窓です。

窓ファースト

断熱改修のいのいちばんは窓を樹脂窓&LOW-Eペアガラスに。 予算が許せばトリプル(3重)ガラスに。

サッシを付け替える作業で、壁の一部をカット。

復旧は木枠で。耐力壁も新設しました。

壁には耐震で構造用合板をべたべた張りました。

これが気密性を高めるのに役立ちます。

コンセント廻りからも風が出てこないよう、新築時に用いる 「気密コンセントボックス」を使用。

合板は湿気をほとんど通しませんので、気密シートがわりにもなってしまいます。

一挙両得!合板気密工法!!

まさに才色兼備(*‘∀‘)

耐震と気密性

ダウンライトがくるところに、 スタイロフォーム断熱材の端切れでつくった箱をつくり備え付けました。

これではさっぱり分からないと思うのですが、 ダウンライトからもけっこう空気が抜けていることがあるんです!

発泡スチロール的な断熱材は、なんといっても石油ですから高いですよね~。

現場に備え付けのゴミ箱にそれとなく捨てられていると、すかさず漁ります。

まあ、20cm角以上のものだけですがね(笑)

工事が始まって約2週間。

マラソンでいうと20km地点といったところか。

この居間ゾーンがだいたいナカラになったら、 浴室・洗面脱衣・トイレの水廻り三点セットゾーンへと突入してゆきます。

飼い犬のMクンは、相変わらず2階で吠えています。  

2018.2.24 Reborn塩原  

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