早春の木曽郡三岳村・築16年のOB宅へ。
下見に行ったのはゴールデンウィーク直前の1か月前。
先ほどの写真と比べると、なるほど、この1か月でなんと緑が増えたことか!
山奥にたたずむ、どこか懐かしい感じのポスト&ビームです。
屋根は赤。壁はしっくい真っ白。
柱・梁・腰壁はウォールナット色でまとめられています。
防腐剤を塗布して作られたデッキもそろそろ更新を、ということになります。
このころはまだACQ加圧注入材のデッキ材などなかった時代ですから、 まあせいぜい15年くらいの耐久性だといわれていました。
しかし場所によってはこんな風に穴が出来てしまい危ないのです。
落ち葉でデッキの表面にはコケが生え、滑りやすくなっています。
だからといってデッキを作らない、タイルで、人工樹脂で、というのは興ざめです。
ログハウスにはやはり100%ウッドデッキがあるものです。
今回はデッキの作り方を覚えてもらおうと、 新入社員ナカソネを連れて、なんと大工はこのわたくし! やるときはやるのです!!ふふふ(‘ω’)ノ
しかし初日から雨・・・泣
真新しいカッパを着て、いざお泊り♡
実はデッキをつくりかえる際の、重要なポイントは、 「いかに早く解体するか」 です。
すべてビスで固定されているのですが、 ビス頭をなめてしまったり、途中で折れてしまうことが頻発します。
その一か所にこだわっていてはだめなのだよナカソネ君!
デッキの作り方を教える前に、 まず「デッキのどこが腐っているのかをみよ!」、と。
そう、デッキをつくりかえる、といってもすべての木が傷んでいるわけではありません。
この画像は手摺用の柱の根元。簡単にボキっと折れてしまいました。
水が抜けにくい仕組みになりやすく、地面からアリの攻撃にあいやすい。
床板の裏も、ねじの穴からじわっと水が差し込み、腐りやすいのです。
白いのはカビの一種。
ネジを打ってあるくぼみにはコケが生えておりまして、 ビスの頭を探すのに苦労するところもあるほどです。
床板は割と簡単に交換ができますが、その下の根太(ねだ)と呼ぶ骨組みが腐り始めると、デッキの全更新が必要となることしばしばです。
床板どうしが突きつけになっているところも腐りやすい。
ここは木口(こぐち)と呼ばれ、木の断面から水を吸ってしまいます。
まあ、このあたりの情報は、いつも本ブログをご覧いただいている方にはすでにご理解いただけているはずです。
それにしても緑色ですね・・・泣
ところで今回宿泊した、三岳村の「黒澤館」さん。 こちら、ぴか一です! 料理は最高においしいです。お風呂もすばらしい^^ 私、こう見えても1年のうちけっこう民宿、旅館、ビジネスホテルにお世話になるのですが、こちら、過去20数年のうちで、ベスト3に入るほどです!
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