梅雨が続いています。
ここ長野市では、今年は涼しく降雨量もさほではありません。
ありがたいような怖いような。
35坪規格プランですが、2階ベランダを中止して、1階のデッキテラスに屋根をかけるというアレンジが初めてなされました。
すでに”規格型”と呼べないほどにバリエーションが増えています。
でも要望があるとついつい手を伸ばしたくなるんですよね(*_*;
外壁の付加断熱が終わりタイベック防水透湿シートが張られたところです。
タイベックは商品名ですが、あまりに有名なため業界内で、 「透湿防水シート=タイベック」となっています。
あ、いやそうでもないか・・・?
とにかく、湿気を通し水は通さないという不思議なシートなのです。
ここに替わりにビニールシートを張るとどうなるか?
タイベックは家の中でも使用しています。
先張りシートなどと呼んでいますが、 この画像の左側のものは断熱工事に先行して張っておき、 屋根の通気口を確保するためのもの。
右側のものは、付加断熱を行う建物で、先に屋根をつくる都合上先に貼っておくシートです。
一般の方にはチンプンカンプンかと思いますが、業界1~3年目の若き技術者にはぜひこの画像をクリック拡大してじっくり見て盗んでください。
タイベックシートの上には胴縁(どうぶち)と呼んでいる、細い角材を重ねて貼ります。
これがいわゆる通気胴縁(つうきどうぶち)と呼ばれるもので、外壁材の裏側にあたる部分です。
室内あるいは壁の中で発し行きどころのない湿気が、この通気層の中にたどり着き、やがては大気中に放出される、 そんな仕組みを確保する大切な部材です。壁内結露は普段目にできないので恐ろしいわけですが、この通気層を設けることで、リスクは激減します。
最近は通気層を設けず、ボード状の断熱材自体に直接左官材料なんかを塗る工法がヨーロッパから入り、日本にも出回りつつありますが、 チキンなシオハラはどうもまだソラ恐ろしくて手出しができません。
窓を引っ込めて納める際、非常に厄介なのがこの窓まわりのタイベックの処理。
タイベックは防水最終ラインですから、この窓廻りの納まりは超重要納まりポイントです。
当然窓サッシのメーカーや種類によって変わるはずですが、日本の製品は、基本的に窓が外壁よりも出る納まりを想定して設計製造されているのでなかなか大変です。手間をかけずにかっこよく、かつ絶対に雨漏りさせない納まりとしなくてはなりません。
この時期は急な集中豪雨があります。壁に吹きつけるほどの暴風になることも。
万全を期すのであれば、外壁を張る前に噴霧器などを用いて、防水実地試験を行うのがよろしい。
あらたな納まり方法としたときには、私はやってます^^エヘン
2019.7.9 Reborn塩原
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