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工事が始まりました

2012.09.02

まだまだ気温30℃を超える小川村ですが、築40年改修工事がついに始まりました。お盆前後には、Oさんにて不要物の搬出をしていただき、家の周りもかなり整理されていたため、とてもスムーズに作業を開始できました。ありがとうございます。 いの一番には、足場ですね。今回は屋根や軒裏に対しての作業はありませんので、比較的安価に掛けることができました。 足場は鉄でできていますので、素手で触るとやけどする程熱くなっています。     足場を組む作業と並行して、2階のアルミ製のベランダを解体していきます。いずれ工事の最期には復旧することになっているので、小さな部品やビスもきちんと保管しておかなくてはなりません。 作業は大工さんに担当してもらいました。         次は、既存のトタン外壁の解体です。 この段階で重要なことは、土台や柱など、構造上重要な部分に腐れやしろありなどの虫害がないかどうか確認することです。       玄関部の様子です。この引き戸サッシの上は土壁ですが、右は過去に増築した部分で、紙袋に入ったグラスウールが見えています。 筋交いがあるので、きちんと断熱されていません。細切れのグラスウールが隙間だらけで押し込んであります。また鼠の住処になっていたりして、フンがいたるところに見つかります。       土台の含水率を測ると、12.5%でした。床下からの湿気の影響でやや高めですが、腐るほどのものではありません。 目視や触感で腐ったり、スカスカになっていないかチェックしていきます。     地上約1.5mほどの壁の中の筋違い材の含水率は10.5%でした。           高さ2mほどの地点では10%を切っています。地上から高い地点ほど材木が乾いていることが分ります。         在来木造工法の壁の中は、大概こうなっています。壁の一番下の部分は断熱材がうまく入っておらず、床下の空気が壁の中を通ってしまう結果となっています。断熱が効かないばかりではなく、壁の中で結露を引き起こす可能性が高くなります。 この家では幸いにも壁内結露による腐れ被害はありませんでした。       壁を剥がすと、いろいろな生物がいたことが分ります。これは泥蜂の巣です。わずかな隙間からこのような洞窟状の巣をつくるのですね。ある意味感動しました。           鼠のフンだと思われます。そのフンを狙ってか、ダンゴムシも混ざっています。           主要な部分はこのように泥壁になっています。今回はこの土を蓄熱体と見立てて、この外側に断熱材を外貼りしていきます。         土壁の面と柱の面に20~25mmの段差があります。(ちり寸法、と言います) このわずかな隙間にも断熱材を入れることとしました。高性能グラスウール16K t=25㎜ 撥水タイプです。       せっかくスペースがあるならば、そこに断熱材を入れない手はありません。 この後の工程は防湿気密シートを兼ねた耐震用の構造用合板を貼るのですが、これを省略すると、このわずかなスペースで気流が発生し、冷暖房の効きが悪くなります。断熱材はそれ自体が断熱するのではなく、断熱材に含まれている動かない空気が断熱しているためです。   その上から構造用合板を貼り付けます。合板を止めつける釘にも注意が必要です。ツーバイフォー工法用の太目のCN釘と呼ばれるものを用いた方がよく、大工さんは専用の鉄砲で@100で柱や土台に打っていきます。       鉄砲用にロールになったCN釘50mmです。緑色に塗ってあるのは、釘の種類を判別するためと、この塗料が接着剤の役割を果たし、釘の抜けを防止します。また釘の頭には1本1本、50、と刻印があり、長さが判別できます。       筋交いがある箇所も、カッターで切って、隙間なく張り付けてゆきます。           構造用合板12㎜を貼り終えた様子です。この後、合板の継ぎ目のすべてに気密テープを貼っていきます。 大きな地震のときなど、建物が揺れようとしたとき、この合板を止めつけている釘が曲がることによって、建物が変形しようとするエネルギーを吸収するのです。     ここまででこの程度、産廃が出ました。 分別必須です。        

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