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築35年の家、どーする?

2012.05.07

9年ほど前に新築を担当させていただいた方のご実家、築35年の住宅をどうするか?ということを考えています。35年前といえば昭和52年。実は・・・昭和56年に建築基準法の耐震基準が大幅に改正され、これ以前に建てられた建築物は、ヒジョーに建築確認のチェックが甘い!従って、大工さん・設計者の技量や経験に任せきりになっており、建築後の完了検査も無いに等しく、今から思えばある意味フリーダム。手を抜こうが、何をしようが、あまり問題視されなかったようです。 私たちの親の世代=団塊の世代が建てた住宅一軒屋は、おおむね昭和45~50年くらいが多いので、私たち息子・娘としても、実家の今後をどうするか?果たして来たるべき大地震に倒壊せずに済むのか?実家に両親2人のみを残したまま、今後どうするか・どうなるか?などという問題は、子どもながらに答えの出ないモンダイ、または悩みの種になっているのではないでしょうか? お盆に帰省すると、めちゃめちゃ暑い。寝苦しい。 正月に帰省すると、めちゃめちゃ寒い。早く自分の家に帰りたい・・・。孫はお年玉目当てで、「いつ帰るの~」状態。 自省を含めて物申すと、やはり両親には余生を健康的に暮らし、大きな地震でぺしゃんこにならない家に暮らしてもらいたい。寒い冬を少しはマシに、暖かく暮らしていただきたい。そしてわが子らが成人し、結婚し、ひ孫誕生まで見届けてもらいたい。少々欲張りではありますが、そんな風に考えます。 今回そんな思いを込めて、耐震改修・断熱改修・水廻り(キッチン・風呂・トイレ)リフォームを提案させていただきました。金額は張りますが、必ずそれに見合う工事を、私が持っている知識や経験を全部出し切るべく、担当させていただくことになりました。ありがたいことです。 耐震改修工事は、市による無料診断を経て、現行の建築基準法の耐震基準+αになるよう柱や壁を増設する予定。 断熱改修は、1階床に断熱性能の高い断熱材をきっちり入れる。床組も補強。無垢のフローリングで健康度も↑。すべてのサッシにペアガラスの内窓を取り付け。 水廻りは、浴室をユニットバスに更新。キッチンも入れ替え。トイレも節水型、手すり設置。 さらに床のバリアフリー化、内装の更新などを含んでいます。 2か月に及ぶ大規模リフォーム。工事の進行に合わせて随時ホームページで工事の詳細を紹介していきます。ご期待ください。団塊ジュニア、必見! 入念な現地調査・検証を、まずしましょう。あと何年もたせるのか。優先順位をはっきりさせ、無駄なお金の使い方にならないように・・・。正しい判断と、まじめで、気の利く大工が必要。      

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