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デッキ・施主(建築主)がつくる!

2012.04.04

K様邸も佳境に入ってきました。外部では左官屋さんが仕上げ塗りをスタート。いや~このコテさばきあんばい、Uストでみせてあげたいなー。仕上げ材は村樫石灰工業のプレモル白(細目)です。しっくいのようなテカテカ仕上げではなく、サメ肌のような風合いです。 ん?サメ肌って? 私もちょっと言ってみただけ。サメに触ったことないからよくわかんないです。 左官仕上げは、時間との闘いデス。10時だからって、休憩できません。お昼のチャイムが鳴っても、カンケーありません。それにどんどん乾いていきます。材料を練って運ぶ人、塗る人、まさしく協働です。       真壁の場合は柱や梁のチリギワと呼ばれる接点が、きれいに仕上がるかどうかが勝負です。あらかじめマスキングテープは必須。そういえば左官屋さんは、シャカン、っていいますね。       アメリカやヨーロッパの人たちが訪日し、土蔵などのしっくいの壁をみて、「なぜこんなに平らにできるのか?ホワァーイ?」っと言っていくそうです。そうですね、あちらは、ぐちゃっ、べたっと塗る文化ですもんね。シャカンは、大昔から続いている日本の伝統技術といっていいのではないでしょうか。平らな壁は日本人のシャカンサンしかできないようです。   壁の仕上げを行う前に、建築主であるKさん自らがデッキをつくっています。足場があって、効率はよくありませんが、出来ることをやっています。写真は基礎に根太掛けを取付け中。       デッキの材料も現場に搬入されました。長野県産のヒノキを使います。材木屋さんで、プレーナー(カンナ掛け)を機械であらかじめしてもらい、現場で今、面(メン)を取っています。トリマーを使用しています。       作業中はシンケンそのもの。いい顔してます。 ちなみに私の父親と同い年です。なかなか器用で、教えてあげると、すぐに呑み込んでくれます。 どう使うと怪我をしやすいとか、注意すべきことをあらかじめお伝えしてあります。         少しお手伝いをしようと、接近。           腰をサポート           真剣にサポート中。           外壁も無事仕上がりました。 デッキに使う材料もあらかじめ塗装しておきます。         塩原も微力ながら手伝います。一人でやると結構滅入るけど、二人でくだらない話なんかも交えながら、せっせと手は動かします。         Kさん、ビス1本1本に入魂です! 「生まれ変わったら、大工やりてぇーな」 とつぶやいてました。 そのころ大工という職業が残っていればいいのですが。ついでにシャカンも。  

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