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su:iji(ウッドワン)は「炊事」からきているのか?

2018.08.04

IMG_8314ひさしぶりに東京へ。 新宿にあるリビングデザインセンターOZONE(オゾン)。 ここには若かりしころに何度も来て目の保養をしているが、どうだろう、もう10年以上もブランクがあった。 秋から軽井沢で始まるリフォームのための打合せが目的であったが、少し早めに到着し、好みのショップを訪れた。 長野-東京は新幹線で2時間とかからない。夏休みでかなり混むのではないかと考えていたが、意外にも席はガラガラ。車中は閑散としていた。   IMG_8292と言いたいところだったが、2列シートの窓際に座った私の隣には50歳代と思われるおばさんと、通路を挟んでその向こうにそのおばさんのお友達が。 この二人、ごくまれではあったが「ちゃ」を語尾に用いていたので多分富山県からの上京かと思われ、 子育てが終わり、自分の旦那様のつまらなさ度合を競いあい、わが子がおつきあいをしている彼女彼氏の最近の言動や行動、 自分の両親と義理の両親との距離感に対する考察など、そのやや大きめの声は私を含め半径2m以内の乗客を楽しませた。 お互い親友なのか、よもやま話は実に多岐にわたり、築15年目にして初めてレースカーテンを付け替えた、いやウチは20年も経つが、なぜ?生地がいいのか?替えてないわよ話や、便器のウオッシュレットはどうあるべきか、どこどこの工務店はちっとも見積もりをくれない、など住宅関連の話も、まったく結論が出ない状態ではあるがキャッチボールはテンポよく続けられてゆくゆく。   IMG_8296最近の睡眠不足もあって、「新幹線の中ではぜひ爆睡したい」 そう考えていた私だったが、こういう状況では、開いた本の文字も全く脳みそに入って来ず、 ひたすらに耳を傾けていたのでした。 「なんとか彼女たち(富山おばちゃん)の顔が見たい!」 そう思ってしまうのは私だけではないはず。 品のあるハイヒールに長めの黒いスカートの裾が、わが視界に入っているだけに、この状態はある意味 拷問だ。 なんとかトイレにでも発っていただき、そのチャンスを逃さずお顔を拝見したいものだったが、 う~ん、残念でした(*´з`) もし富山オバチャンがトイレに行ったならば、あるいは途中下車したならば、周囲2mのヒトビトはみなオバチャンの顔をちらりと見たにちがいない。   IMG_8304それにしても、結論を出さずにどんどん話が展開していゆくというのは実におもしろいですね。 男性は結論を出さずに次の話に進むのはタブーだと考える人が割と多いと思うのですが、 相方にネタを振ってはその正しくもやや毒のある意見を聞き、ウンウンと聞きつつもややかぶせ気味にすこし膨らんだ話をし、あっという間に「ところで」ばなしに。 そのスピード感は、はたで聞いていて爽快感さえ憶えます。 ひじょーにベンキョーになりました。 ありがとう富山ブラックおばちゃん!   IMG_8306ところでOZONEにはウッドワンのショールームがあります。 最近Rebornでも採用が多いキッチン・スィージー。 時代は完全に無垢の木モードに突入していると感じている今日この頃です。 ドラマのセットでも頻繁に用いられているウッドワンのキッチン。 発売から10年が経つそうですが、なかなかツボをついた色使いや金物・金具など、 こだわり層のこころをくすぐってゆきます。 IMG_8291最近、オーク(なら)にもダーク色が2つ追加になったそうです。 最近の住宅設計で、キッチンの選定は大きなウエイトを占めています。 扉や天板のデザインはもちろんですが、コンロや食器洗、シンクに水栓金具、 取っ手のサイズや色、質感に至るまで、まったく手を抜けません! キッチンから発想するインテリアも増えつつあるのではないでしょうか。   こういう場所にあのおばちゃんたちが来たら、どんな会話の展開が待っているのか・・・。 そしてあと10年もするときっと自宅の水廻りリフォームをすると思うのだが、 機能なのか? デザインなのか? いったいどういうところが決め手となってキッチンを選ぶのか、 非常に興味深いなあ。 結論:「おばちゃんの会話に学ぶべきものは多い」   2018.8.4 Reborn塩原

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