築後5年点検・北関東
2012.03.04
へっ、へくしょーんっ!いや~やってきましたね花粉シーズン。信州はまだ少ないのですが、関東は結構たくさん飛んじゃってるのね・・・。 ということで、築後5年のお宅に点検でおじゃましました。 陽当たりのよい住宅地。切妻をほぼ南に向けています。ポストアンドビーム住宅です。南側は塗料の劣化が見られ、昨年知り合いの塗装屋さんで1階のログ柱と2階の柱を脚立やハシゴで届く範囲のみ再塗装をしていただいたとのこと。ちなみに塗料はシッケンズ・セトールノバテックです。 アプローチ部には、クルミの殻が砂利のように敷かれていました。面白い! ベランダを構成する梁も水切りが大きくかぶっていて、腐れなどはありません。水切りと柱も縁が切れていて、問題なし。 北側の化粧(貼り付け)の梁が反りにより壁からやや離れています。問題ないレベルですが、5年後の10年点検の時には、修正が必要かもしれません。 キッチンの幅木部分にアンティーク仕上げの木の蹴込み板を張り付け、汚れ防止&見た目よし!になってます。キッチンの床はラーチ(カラマツ)ですが、手入れが行き届いているため、シミや汚れは目立ちません。 室内のスイッチプレートも木製(なら)のプレートに付け替えて、雰囲気ある室内になっていました。ネット購入できるそうです。 屋根裏チェックです。高性能グラスウール200mmがぎっしり敷き詰められています。雨もり、蜂の巣、断熱材のめくれなどによる断熱欠損をチェック。 ノープロブレムでした。 ユニットバスの天井裏に設置されている24時間換気扇=JBECK社・ダッチマン11の清掃をしました。 2年ぶりの清掃であったらしく、羽にけっこうほこりが溜まっていました。 子供たちが、「うぇ~やばいぃ~」といって見ていました。 歯ブラシなどで10分ほどかけてカシャカシャしてほこりを落とします。 床下です。高性能グラスウール140㎜の裏側が見えます。落下防止の板も取りついていますので、落下もありません。 ユニットバスの床下を点検するためのスタイロフォーム断熱材のふたです。 ユニットバスの床下の様子です。漏水の有無をチェックします。この空間は断熱された「室内空間」です。床下の冷たい空気と区画しなくてはなりません。前述の点検用スタイロフォーム断熱材のふたはその区画用の扉なんですね。 今回、そのふたが気密処理されておりませんでしたので、点検後、気密処理しました。 このように発泡ウレタン断熱材で一般床下とユニットバス床下は区画しましょう。ふたに取っ手となるひもを付けておくと便利です。 家全体を屋外、室内、屋根裏、床下と、くまなく点検し、約3時間でした。大きな問題点は見当たらず、安心して生活できそうです。5年後の築後10年点検の時は、屋根や外部の木部の塗装を、足場を掛けてばっちりやりましょう!そのためには毎月1~2万円ほど積立貯金をしなくてはなりません。ものを大事に維持していくにはお金がかかりますね。