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見学会に来ると沼から脱することができるはず。

2025.11.15|Q1.0住宅|リノベーション|見学会
塩原真貴

長野市高田のQ1.0住宅_完成見学会の初日が終了。

なかなか皆さん勉強熱心ですね~( ^)o(^ )

土地探しも建築知識も勉強しすぎて沼ってしまうことも多い訳ですが、「納得家づくり」のプロセスとしては致し方ないとも言えます。

断熱の沼、換気の沼、暖房方式の沼・・・etc.

どれも底なし沼です。

いったい皆さんどうやって脱するんでしょうか?

Youtube動画をみるだけでは脱することができるどころか、ますます沼にはまることでしょう。

そんな方はぜひリアルの完成見学会に来てください。

住宅といえどそれはモノであり空間ですから、五感を働かせて自分で体験すべきです。

そしてその建物を設計した人、作るのにかかわった人の話が沼から脱するヒントに必ずなるはずです。

今回の家のキャッチコピーは「いつの間にか、パッシブハウス。」

「南側にガツンと大きな窓をください」

「敷地は80坪以上で、陽当たりが重要です」

「リビングにできるだけ大きく吹抜けをとってください」

などの施主の希望を聞き入れ、光熱費を抑えるべく燃費重視のRebornらしい設計をしていたら、

いつの間にか年間暖房負荷が16.5KW/㎡になったというだけのこと。

南面の大きな窓からは燦々と日光が差し込み、朝10:00の時点で外気温10℃、室内気温25℃を超えてしまいました。

午後からはやむなく窓を開ける事態に(オーバーヒート)

カーテンも何もないので、日射遮蔽が必要なほどになってしまうのです。

引き渡し前なのに北海道産ニレのフローリングが日焼けしてカサカサしてしまうぞ・・・汗

先日気密測定を実施しました。結果C値=0.3。

床断熱であるうえに、シャノンの片引き戸・引違い窓が6窓もあるのに・・・。(全13本の窓、玄関ドア開口部)

やはり総2階建てシンプル形状の家は気密がでるな~、と実感。

この家を担当した大工棟梁は御年70歳。Rebornでのお付き合いは今年で5年目。

断熱・気密工事は専門業者(信越ビーアイビーさん)に依頼しているとはいえ、年齢的にも気密にそれほど気を使って木工事をしているとも言えないので(笑)、手順さえ教えれば、気密はちゃんと出る、ということが立証されました。

まあ、気密だけでいえば水道屋さんとか電気屋さんのほうが重要だともいえます。

気密層を貫通する電線やダクトの周辺の処理が最重要であることは言うに及びません。

気密測定は今や全自動。結果を待つ間、隙間がありそうなあちこちに手をかざして、どこに隙間があるか検証するわけですが、この家では決定的にここだ、というのは引き違い(片引き)サッシの召し合わせ上部くらい。

滑り出し窓や玄関ドアの枠との接点のパッキン周りからもうっすら漏気を感じました。

さて、明日も4組のご来場が予定されています。

グレーを多用しているとはいえ「塩原さんらしい設計ではないか」と言っていただけると信じています。

どんな出会いがあるんでしょうか。どんな感想を、どんな点数をつけてくれるんでしょうか。

次回は11/29-30、@軽井沢町追分で開催します。

きっともう紅葉が終わりかけてるんだと思いますが、超ひろ~いデッキテラスが最大の魅力。

来場予約は絶賛受付中。

薪ストーブ、造作キッチン&タイル、造作洗面台&タイル、ノイズレスなシンプル空間、あたりがキーワードでしょうか。来週全工事が終了してキレイにしてきますよ~(‘ω’)ノ

 

ところでわたくし塩原は、来週東京ビッグサイトで開催されるジャパンホームショー2025でセミナー講師を務めさせていただきます。11/20 11:45~1時間。ステージCです。

「リフォーム現場で起こる諸問題の解決法」

というタイトルで、過去30年間で経験した様々な諸問題的実例を挙げ、断熱施工を中心とした施工の肝を解説したいと思います。ただいま絶賛パワポ資料作りに邁進中。

世の中だいぶ断熱や耐震リフォームに対する関心が集まってきていて、Rebornの設立から12年経過して、ようやく時代と事業がマッチしてきたのではないかと感じています。

リノベは詳細なインスペクションに始まり、現場で起きている諸問題を1つ1つクリアしてゆくプロセスです。

経験や想像力、即座の解決力が備わっていないと現場は遅々としてすすみません。

私が話すことで、リノベに沼っている実務者を勇気づけ、

泥臭く、しかし計り知れぬやりがいの沼に溺れる若者を増やせるよう、大きな声でしゃべってこようと思います。

 

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