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古民家を古民家調に建て替える。松代町F邸15年点検

2025.04.19|住まいの点検・メンテナンス
塩原真貴

威風堂々!

蕎麦屋かうどん屋か古民家カフェか。

前職工務店で建てた松代・F邸、15年点検へ―

南面に切妻をもってくる手法はログハウスでは常套手段ですが、私の出身地松本では定番で、

田舎っぽさといいましょうか、山岳エリアっぽい雰囲気を醸し出します。

F邸も周囲は里山に囲まれ、かつてここには築150年超えという古民家があり、建て替えということもあって、従前建物のデザインを継承したものになったわけ。

建て替える前の写真をFさんに提供してもらいました。

茅葺の屋根に板金カバー。寄棟で煙だしの越屋根が。

そういえば思い出しました。

たしかご相談をいただいた数日後に現場調査にいって、この家の真っ黒・煤まみれの小屋裏に入ったことを。

古民家の象徴、曲がり松丸太の小屋梁。

サス組みと呼ばれる構造で、縄で木材同志を縛り付けて構成。

やはり茅葺きでした。

屋根断熱で平屋っぽく、低く、低く。

2階=小屋裏は養蚕で活躍しましたな。(ビフォー↑)

↑アフター

150年といえば江戸時代。家ってすごい長持ちするものだったはず。

この家も100年以上はもってもらいたい、そんな想いを抱いての15年点検となりました。

解体時にとっておいた古材を構造ではなく、吹き抜けに飾りとして再利用しました。

新旧の様子を、この桜や庭の植物だけがずっと見てきました。

明日は長野マラソン。

天気が心配ですが、少し小雨降るコンディションの方がきっとランナーにはよいだろうな。

今日は暑すぎた。

わっちは床下潜ってたけど・・・(ベタキソコンクリハチベタクテオナカゴロゴロ)

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