例年より少雨ではないでしょうか?
来週はもう7月に突入。
夏はもうすぐそこ。
鉛色の空に色彩豊かな花々が映えますね。
今回ブログは、5~6月にかけて実施した、暖房・給湯のシステム入替え工事を含む、向こう20年を見据えたHさんのリフォームをご紹介。
ポスト&ビーム工法のログハウスは外部全体を再塗装。
汚れていた屋根も高圧洗浄ですっきりと。
ビフォー屋根
昨冬の激烈な電気代の高騰を受け、給湯と温水暖房を蓄熱電気温水器=ウエルエコとおさらばです。
太陽光発電パネルは12年前の新築時に5KW載せていました。
卒FIT(高買い取り額10年縛りが終了)で買取電力はガクっと下がったわけなので当然蓄電池を検討。
しかし、ご存知のように現在家庭用蓄電池はメチャメチャ高額でパス。
給湯は太陽集熱+補助用灯油ボイラーで。
パネルヒーター温水暖房はヒートポンプにて、という運びとなりました。
ここで改めて(空飛ぶ)ウエルエコについて説明を。
タンクは2700㍑(=2.7トン!)というとてつもない容量です。中には熱を蓄える物体としての”水”が入っており、
その水槽の中に太い電極棒が3本。
深夜1時に自動的にスイッチが入り、かつては8円/kwという安価な深夜電気によって電極棒を発熱させ水槽の水をお湯に沸きあげるというシンプルな機械。
その水槽の中の熱湯の”熱”だけを水道水に移動させ、水道水が40℃とかのお湯としてでてくるのだからあら不思議。
でも技術的には「熱交換器」という素材があれば可能で、電気温水器やエコキュートのような「タンク内の水・湯が直接蛇口からでてくる」ということがないため、きれいなお湯がでてきます。
温水暖房も同様で、この巨大タンクの中のお湯と、暖房用で配管されている不凍液とを、いわば握手するようにして熱を移動させています。
現在は料金メニューから撤廃されていますが、過去には深夜電気を使う機械にはそれなれりのアドバンテージがありました。具体的には「機器が消費するKW数×¥231が、月々の電気使用量から引かれる」というもの。
深夜電気温水器とかエコキュートは、4KWとか5KW程度の電気容量なので¥1000程度の割引があったわけです。
ウエルエコ2700㍑タイプの電気容量は、39KWというモンスター級の電気容量。
従って月々9000円程の割引をかつては受けていました。
2011年東日本大震災により日本中の原子力発電所は停止しました。
深夜電気が安く販売できる理由はなくなり、以後深夜電気も日中の電気も高騰し続けているのはみなさんもご存知の通り。オール電化割引もなくなり、深夜電気機器割引きも迫害的に縮小。
月々の電気料金が安くなるからと先行投資としてウエルエコを導入したはいいけれど、見込まれていた利益がぶっ飛んだというわけなのであります。
電気(電力)は、無くてはならないエネルギーですが、
必ずどこかで別の場所で産まれ送電線を使って運ばれてくるものであり、
その生産現場では石炭やガス、危険極まりないウランが主として使われていることを我々は忘れてはなりません。
元来た道を引き返すのか、未知の未開拓地をゆくのか、歩速を緩めるのか・・・。
7/1よりルイスポールセンも値上げするとか・・・汗
こんだけ電気代あがってるんだから当然といえば当然ですが。
(照明器具の写真は上田市・塩田家具さんにて許可を得て撮影させていただきました)
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