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建築系の大学へは行かないそうです。

2022.02.26|その他
塩原真貴

娘の大学受験が終わった。

ふと、30年前の自身の大学受験のころの記憶をたどった。

高速バスで行ったのか、あずさに乗っていったのか?

まったく記憶がない。

前泊したのかしないのか?

これまた記憶がない。

千葉工業大学は英語が必須で、数学かデッサンとを選択して受検した。

第一志望ではなかったが、合格通知の葉書が届いたときは血が騒いだ。

 

千葉大学は不合格だった。

早稲田はセンター試験の足切りで受験できなかった。

浪人(予備校へ)、という選択肢もあった。

迷いはなかった。

脱・松本。

とにかく遠く実家を離れ、一人暮らしをしてみたかった。

 

あの時、

浪人せず、

なりたいものも特になく、

ただ合格した工業系私立大学に入学したのは、

果たして正しい判断だったのか?

 

卒業して就職し、仕事やプライベートで壁にぶつかったとき、

いやなことがあった時、

ずっと自分に問いかけていた。

浪人して、もっと有名な大学に入っていたら、自分の人生はどう変わっていただろうか?、と。

 

結婚し、

子供を授かり、

私の娘はどういう判断をするだろうか?

 

人生やり直しはできない。

その時その時に判断したことが、その人の生きる道。

 

あの時から30年になる。

娘がどういう判断をしても、

「わかった。そうしろ」と、

背中を押してあげる父親になれているだろうか?

 

娘も、

第一志望ではないすべり止めの私立大学に合格したと報告があった。

 

どの道を進んでも、いい人たちに巡り合ってほしい。

そう念じながら、今朝も神棚の前に立った。

(塩原)

マイベストプロ信州にコラムアップしました(‘ω’)ノ

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