おぼん休みが終わり、学生さんの夏休みもついに終了! よしよし、勉学に励むがよい!!
夏休み期間中、75歳になるOBのKさんがリボーンでアルバイトをしていました。
お盆休みが近かったため、「おぼん」を製作してもらいました。
全33ケ、10色ほどのバリエーション。
おぼんだけでなく、写真なんかを飾る額としてもかわゆいと思います。
リボーンは設計事務所を併設したいわば工務店なのですが、こんな感じのけっこう広い木工ルームがあります。
ここでは毎日マキ小屋キット=グリーンラックの製造・塗装・梱包を行っています。
空いたスペースで木材を加工したり、夜な夜なアルバイトで大工さんが工作をしていたりと、1日を通してだれかどうかが作業しています。
また、現場から引き揚げられた短くてもなにかしら工作に使えそうな木片もストックされています。
端材もごみにせず、袋に入れて、マキとして持って行ってくれるおじさん数名の手に渡ります。
ところで台風がくるのではないか、とやきもきしていた、長野市鬼無里のMARさま邸。
外壁がとうとう仕上がりました。
写真ではぜんぜんわかりませんが、今回初めて、グリーン色をいれてみました。
西洋しっくい=プラネット社・クイック&イージー左官仕上げ。
10L缶に対してグリーンの粉を20g、グレーの粉を10g、という微妙な配合です。
今日は曇りでしたので、色がよくわかるワンショットだったのですが、こうしてみるとあまりわかりませんね・・・。
接写です。
珪砂という砂と寒水という目の細かい砂も配合しています。
クラック防止用のグラスファイバーネットを伏せこんでいるので、目地なしでもクラックが非常に出にくい工法をとっています。
しっくいはここ日本では古来から外壁材として多用されてきました。
仕上がりが平滑で美しい、どこでも手に入る、防水性がある、燃えない不燃材である、長持ちする。
石灰が主成分ですから当然アルカリ性。防カビ性や殺菌力も見逃せません。
つるつるピカピカのしっくいも、それはそれで非常に味わいのある、美しい姿なのですが、 ザラっとした、素材感が楽しめる外壁も根強い人気があります。
日本のしっくいに対して、そうしたザラっとした仕上がりのしっくいを西洋しっくいと呼んでいる世の中です。
一般にしっくいは真っ白で仕上げますが、西洋しっくいの場合は、黄色や茶色、時にはピンクやグリーン、グレーにブラウンなど、配合次第で様々な色に仕上げが可能です。
着色はペンキのような化学的に合成されたものよりは、その色を持つ岩石を砕いた粉が最良です。
それでも紫外線に当たり、石灰の漂白作用により、だんだん色は薄れてゆく傾向になります。
そんな西洋しっくいを家の中の壁にも塗ってみよう、ということで内装仕上げが始まりました。
これまたプラネット社のフェザーフィールです。
刷毛とローラーを用いて2回塗りします。
西洋しっくいにカゼインというバインダー(接着剤)を用いているそうです。 カゼインは牛乳などに含まれるタンパク質で、 そういわれればなんとなく現場が牛乳のような甘い香りに包まれていました。
石こうボード下地に、専用の紙を貼っておき、その上に直接塗るのです。
「だれでもできる」それがフェザーフィールのアピールポイント。
チリ際や入り隅を先に刷毛で塗っておき、広い面はローラーでわぁ~っと。 あっという間に仕上がります。 約2時間ほどで乾きますが、施工要領書には24時間以上で乾く、とされています。
でもそうした仕上げ作業をする前に必ずやらねばならないマスキング&養生。
実際塗り仕上げが10%で、残りの90%は下地処理やマスキングなどの準備です。
こうした造りつけ家具の中はかわいそうなくらい。
家具後付け工法を今後考えなければなりません。
来月9/17(土)と18(日)に完成見学会を行う予定です。
西洋しっくい塗装仕上げの内壁はいったいどんな風合いなのか? ご来場心よりお待ちしております。 リボーンのおぼんは、ご来場の方全組にプレゼントするつもりです。
Reborn塩原
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