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中野市耐震断熱水廻り改修、ついに完!

2016.12.27|リノベーション
塩原真貴

9月から耐震断熱同時改修(リボーン工事ともよばれる)が、ついにクリスマスに完了いたしました^^

設計監理はRebornで、施工は坂田木材

では、できるだけカメラの立ち位置が同じになるよう、ビフォーアフターで比較してみましょう。

外壁沿いの流し台を対面式にしました。

そうすることでキッチンとダイニングテーブルまでの動線距離は多くなるわけですが、 家電や食器、その他もろもろの収納量は多くなり、すっきりと納まります。

ダイニングが少し狭かったので、畳1.5枚分増築しました。

寒かった台所は、パネルヒーターによる全館暖房でぬくぬくです。

ファンヒーターは稼働していません。

暖房が入るその日まで、全く信用されていない様子が伺えます(笑) 

居間=リビング なにもかもが変わってしまいました・・・。

唯一変わらずにいるのが神棚です。

床、天井共にひのき板なのであります。

最初にこの家を訪問したのは昨年の12月。

やっぱりちょうど1年がかりの大事業となりました。

念のためもう一度言いますが同アングルの写真です。

洗面脱衣室

昔は勝手口がありました。

このドアをなくすかどうかでだいぶ設計は行ったり来たりしましたが、 すっきりと洗面化粧台や洗濯機を納めるよう、思い切って出入り口は断念。

タオル掛け式のパネルヒーターを当然つけました。

トイレは押入れと合体させ1坪の広さに。

大便器と小便器を併設しています。

60歳になったお施主のBさん、今後を考えると広いトイレは安心ですね。

トイレットペーパー置き場や手すりなど、今後少しずつカスタマイズしていってください。

タオルがかかっているところ、それもやっぱりパネルヒーター。

便座の暖房は節電の為に切っておいてもらっても大丈夫ですよ。

床はクッションフロアでお掃除お手入れ優先。

信じてもらえそうにありませんが、同じ部屋です。

北東の角部屋で、寒く、暗く、納戸のようにしか使えていなかった部屋。

押入れは撤去して広くなり、 今後は寝室として使われます。

東からの朝日が入ってくる、いい部屋なのですが、 寒いとやっぱり使えません。

「どこにいっても暖かい、ってこんなに楽なものなんですね」 パネルヒーター暖房が運転する前のつい先日まで半信半疑だったそうですが、 「ふしぎだわぁ~♡」 を連発されていました(^_-)-☆

それこそがリボーン工事の真骨頂。

IHクッキングヒーターにはまだ慣れていないご様子でしたが、 少しずつ使うにつれわかってくるはずです。 

縁側との雪見障子は撤去しました。

ずいぶんと広くなりました。

縁側とか広縁(ひろえん)と呼ばれるこのスペースがあるのは日本家屋の特徴です。

真田丸でもそうでしたが、時代劇を観ていると、必ず縁側がありますね。

そこは庭を眺める場所であり、日向ぼっこをする場所であり、廊下でもあるわけです。

その名残が現代まで脈々と形を残してきているわけですが、 洗濯物干し場やマッサージチェア置き場として活躍はしているものの、 窓が大きいため冬は寒く、何となく納戸のような、後ろ向きな中間的領域でした。

これからますます寒くなります。

外気温とのギャップに驚くことになるでしょう。

1人でも多くの方に、こうした工事ができるのだ、ということを知っていただきたいと思っています。  

スクラップ&ビルドの社会は一次的に経済効果があるのかもしれませんが、 豊かな社会とは決して言えないと思います。

豊かな暮らしの前提として、”冬、あたたかい家”でなければならないと思います。  

2016.12.25 

中野市B様、完成おめでとうございます。今後とも末永く、よろしくお願いできれば幸いです。 塩原(毒度0)    

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