朝晩はめっきり寒くなって参りました。
そろそろ暖房シーズンに突入です。
今週、私が設計を担当し施工は坂田木材さんが行った、2棟の住宅の完了検査が行われます。
両方ともに俗にいうところのQ1.0(キューワン)住宅です。
こちらは長野市篠ノ井のA邸。
藍色に天然木素材がアクセントの総二階建て延床面積32.7坪。
カジュアルテイストと呼んだらいいでしょうか。ちょっと斬新な色使いですね^^
ファーストプランニングは今年1月でした。
真空層を含む三層ガラス入り樹脂サッシのおかげもあって、Ua=0.27(Q=0.94)の外皮断熱性能で、キューワン住宅レベル2を誇ります。
現代の住宅は、南面にもっと大きな窓を配することが多いように感じますが、窓の数は20窓。
外壁面積に対して開口部比率は13.7%で、私が目安としている15%をわずかに下回っている感じです。
立地条件的にはパッシブにもってゆくこともできますが、共働き夫婦であるため、なかなか窓のカーテンは開けられません。
日射取得はあまり重視しておらず日射取得熱は284Wとなっています。
バルコニーはウッドです。屋根にすっぽり覆われているので、天気が怪しい日でも外干しができそうですね。
このあたりは材木屋さんらしく、節のないきれいな素材が用いられています。
ひのき、ひば、すぎ、あかまつetc.
いろんな種類の木の表情が楽しめていいですね♪
やがてこのオレンジ色に塗装した木部も、10年ほどすると塗装がとび、グレー色がかって、 20年後(?)同じ色で再塗装をしても焦げ茶色になり果てる運命にあります。
その経年変化こそが無垢の木の家の特徴であり、愉しみでもあるわけです^^
室内は階段がこの家の印象を決定づけています。
これぞリビング階段、といわんばかりに外壁に沿って登ってゆく動線で、黙って2階になんか行かせません!階段下に大型テレビもいずれ備わります。
室内は無垢の木であふれており、天井のほとんどが無垢板。
階段材やカウンター材にも集成材ではなく無垢一枚板が用いられています。
ちなみに室内ドア・引き戸もウッドワンの無垢材にて。
さらにキッチンもウッドワンです!
どうですかこの壁厚。柱120㎜角+外付加断熱100㎜、 高性能グラスウール16K 220㎜断熱です。
外壁U=0.18。対して床は140㎜なのでU=0.276。
今後このあたり、床付加断熱を検討していくべきでしょうか。
階段の踊り場に壁掛けルームエアコン。この一台で冷房を賄います。
暖房は温水パネルヒーター。いつもの如くです。
坂田木材さんはいまのところ全棟キューワン住宅仕様ではありませんが、じわじわとその比率を高めてきており、 最近は半数程度がキューワン仕様になってきています。
先日行われた新住協総会@大阪の場で、キューワン住宅の提唱者である鎌田先生は、 「私が生きている間にぜひ1万棟のキューワン住宅を世に残したい」と言っておりました。
はっきり数は把握できていないようですが、今のところ全国でまだ3000棟前後ではないかとのこと。
あさって木曜のブログでは、千曲市のキューワン住宅@坂田木材を紹介します。
2018.10.16 Reborn塩原
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