ここ1週間で4軒のお宅の床下に潜りました^^
はい、もちろん自撮りです(笑)
専用の着衣(タイベックスーツ)はワークマンやプロ向けのホームセンターで売っていますが、当然使い捨て。
マスク、軍手、懐中電灯、ヘッドライト、ニーパット、カメラ、頭巾、上履き・・・
床下にはその家の情報が豊富に存在しています。
体形の問題で通行止めになってしまうこともままあるわけですが、おっかしいなー、 以前はくぐれたであろうハードルもくぐれなくなっています(泣)
床下って決してきれいではありません。
虫の死骸やほこり、湿っていたりカビていたり、決して楽な点検作業ではありませんが、とても勉強になります。
ナルホド、と感心することもたまにはあるのですが、残念ながら「うわー、こりゃ寒いわけだ」と思うことしばしばです。
床下点検口がない家も多く、あるいは住人の方がその場所を知らない。
つまり数十年間誰も入ったことがない空間に今この私が入るわけで、多少なりとも緊張します。
私は生まれ持った性質で、緊張するとなぜか”モヨオシ”が襲来します。
しかも大(笑)すみません。でもこのスーツを着ている以上どうしようもありません。
きゅっと気(?)を引き締めてとにかく前進するしかないのです。
たいていの場合はケロッと襲来物は戻ってゆくのですが、お腹を地面につけた状態がつづくので、もともとお腹が弱い私は、とてつもなくモヨオス場合もあるのです。
そんな時、じっと一点を見つめていてはいけません。
とにかく匍匐前進を休まずに行うこと。それが逆襲の一手です。
と、かなりマニアックな対処法を今、伝授しました。
同業他社の方はぜひ参考にしてください(笑)
実はこんなにも頻繁に潜っているのは訳がありまして、 長野県では、おそらく全国に先駆けではないかと思うのですが、 「建築物の省エネ性能簡易診断(無料)」を行うことになりました。
”既存住宅のエネルギー需要がなかなか減らない”という現状が背景としてありまして、 主としてリフォームや中古物件売買時に行うことが推奨されているインスペクション(現況調査)を行う際に、ついでに省エネ性能についても検分して、 省エネ改修(断熱改修)につなげたいという意図があります。
床、壁、天井の断熱材にどういうものが、どのくらいの厚さで、あるのか無いのか?
窓や玄関ドア(引き戸)にはどの程度の断熱力があるものが使われているのか?
そういった情報を入力すると、簡易的ではありますが、そのお宅の省エネ性能を可視化することができ、 住まい手の状況把握に役立ててもらい、省エネ改修のきっけけにしてほしい。
調査者が現状を伝え、弱点となっている部位の改修を促し、改修方法や手順の提案、概算費用を伝える、 そんなことに挑戦しようとしています。
現段階では、診断ツールであるプログラムが出来つつあり、 省エネアドバイザーなる資格のための講習や登録受付が行われているのです。
実は3/22までは試験運用を実施していて、長野県内に数名の先発隊を送り込み、診断方法や作業手順の見直しなどの運用方法の試行を行っています。
この制度って、かなり画期的なことだと感じています。
ひょっとすると、いずれ省エネ改修(断熱改修)に対しても、耐震補強と同様に、市町村から補助金制度なんていう流れが起こるかもしれません。
それにしてもつくづく思うのは、皆さんとても寒い家に暮らしているということ。
上から目線的になってしまって申し訳ないのですが、近年は室内の温熱環境の格差がものすごいですね。
とても暖かい家に暮らしかつエネルギー需要が少ない家に暮らしている方と、寒くてエネルギーを垂れ流しに近い状態でガンガン消費している方と。
室内温熱環境は健康状態にも直結しているということが、ほぼ医学的にも立証されようとしていますので、長野県もいつか真の長寿命県(健康寿命)になるのかもしれません。
もともとRebornはこうした状況をどうにかしたいと思って立ち上げた会社です。社名にその精神が宿っています。
私も設計事務所として独立開業して8年が経ちました。そろそろ本気で世の中変えたいと考えています。
2019.3.23 Reborn塩原
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