東京オリンピック・パラリンピックの観戦チケットの申し込みに成功しました。 けっこう高いですね・・・汗
全部当たったら100万ちかくになってしまいます( ゚Д゚)
「当たって! でも当たらないで!!」 という複雑な心境で結果を待つことにします。 特に待ち時間はありませんでした。 期限は5/28。来週の火曜日です。
ところで安曇野。
素晴らしい景色です。いつか常念岳に登ってみたい(^^♪
それはさておき、ポスト&ビーム工法(ログハウスの一種で、柱と梁に丸太を用いる)の緊急オペです。
実際にはOBの方の住宅ではないのですが、すでにこの家を建てたメーカーはこの世からなくなっており、 お困りだとのことで最初に訪問したのは三年以上も前のこと。
高校の先輩だったこともあり、以降ちょくちょくメンテナンスをさせていただいておりました。
今回は、「はしごで届く範囲を塗装していたら、表面からは分からないんだけど、なんだか気になるところがある」 とうことで1階の梁の腐れが疑われていました。
柱が梁の上に乗っかっているところがやっぱり腐っているようです。
梁は大丈夫でしょうか?
緑色の水切りが梁の上に載っていますが、出幅が少なく、丸太梁の側面に、水切りから落ちた雨水が落ちているハズ。
このような水切りの設置方法は、”ありがち”ではありますが、水切りの役割を果たしているとはいえません。
オーナーであるMさんより、「将来的に安心できるよう、シオハラさんおすすめの”出幅の大きい水切り”をつけてください」というリクエストがありました。
この画像は、水切りを通して設置するために柱の下部を切り欠いた場面です。
「ん?」
とこの瞬間で感じなければなりません。
実はこの梁、ずいぶんと腐れが進んでいました。
患部(腐っているところ)を削り取るのがまず最初に取るべき措置です。
表面から10cm近くまで腐っていました。
腐っている木部には「腐朽菌(ふきゅうきん)」と呼ばれる細菌が生息しているので、 まずはその腐朽菌とサヨナラすることが肝要です。
結果的にこの梁の断面が、かなり小さくなってしまうので、鉄プレートで念のため補強を提案。
壁の中央(通り芯)まで腐っていたらどうしようかと考えていました。
この辺りまでだったらまず問題ないでしょうが、 「こんなにえぐって大丈夫か?」という心理が働くのは当然。
柱がのっているところは、ホゾ穴に雨水が浸入していたのでしょう、より深くまで腐っておりました。
手順は簡単。
①腐っているところを切除
②腐朽菌がまだ存在している可能性もあるので、ホウ酸塩ロッドにて予防注射
③梁の上に水勾配のついた木製下地をつける(ビス固定)
④出幅に合わせ、板金屋さんにて水切り板金を加工してもらう
⑤水切りを設置
⑥水切り板金の壁との接点をコーキング
以上が丸太梁保護のための水切り設置要領です。
ポスト&ビーム工法の家に暮らしている方、出幅の小さい水切りが付いているようであれば、ぜひ見習って梁の上の屋根を設置してください。
2019.5.23 Reborn塩原
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