床がどうも冷える→床下を自ら覗いてみた→断熱材が落下している→調査してほしい
弊社とは全く無関係の上田市在住の方よりメールをいただきました。
聞けばこの家を建てたハウスメーカーは、この家の完成直後に倒産。
アフターを担っていた施工業者である地元工務店も解散。
これまで屋根の塗装以外、点検や修繕をしてこなかったとのこと。
30分ほど雑談の後、いざ床下へ。
落ちてます落ちてます。
スタイロフォーム1種A 50㎜。
ツーバイフォー工法の床組みは、土台が90㎜角で、その上に2″×12”(ツーバイトゥエルブ)根太というつくりです。
大引を省略し、根太スパンをかなり飛ばしています。
20年前ですから発泡系断熱材50㎜厚を床断熱材としているので、立派といえば立派。
現在でもこのくらいの断熱仕様のメーカーが主流だと思います。
1枚2枚なら写真を撮った後に、私が断熱材をはめて差し上げよう、 そういうつもりで潜りました。
しかし実際には断熱材の落下はほとんどなく、これらはすべてゴミとすべき物たちなのでした・・・汗
ツーバイフォー工法は、大工さんはまず初めに床ステージを作ってしまいます。
足元がしっかりでき、その床の上であらかじめ工場で作られた壁パネルを組み立てるやりかた。
雨が降ると床ステージが塗れ、床下が水たまりになるのが怖い工法です。
とても建て急いでいたのか?
単に誰も見ないからと放置したのか?
とにかくこれら断熱材の端切れを後で潜って回収するのは容易ではありません。 20年後の床下清掃。 あぁ~( ノД`)シクシク…
床下調査だけのつもりでしたが、どうしても目に留まってしまう窓廻り。
20年間放置されたコーキング・・・
レンガ調タイルの裏に雨水回っちゃってんだろうな・・・
外壁のいたるところブカブカしています。
この感じどっかで体験したよな・・・。 う~ん、あれは軽井沢だったな。
嫌な予感。日を改めて建物の全域調査(インスペクション)を実施します。
2019.12.12 Reborn塩原
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