これ何だか分かりますか?
窓サッシに使われている部品です。 (新年も相変わらずマニアックなネタで申し訳ありません)
複層ガラスの「スペーサー」と呼ばれる部材です。
左はアルミ製スペーサー。 右は樹脂製スペーサー。
ペアガラスのガラスを覗き込んで見てみるとありますあります。
こちらアルミスペーサー。YKKAPさんの内窓:プラマードUという窓です。
必ず点状に穴があいています。
スペーサーはガラスとガラスを合体させる役割を持っています。
スペーサーの幅で空気層の厚さが決定されます。
世の中はアルミ製スペーサーがまだ圧倒的に多いと思います。
スペーサーの中にはエゴマが入っています(笑)
あらため、乾燥材が入っています。
なんかよく分かりませんがあんパンを食べたくなりました(笑)
この断面サンプルはLIXILのエルスターXのものです。 樹脂製スペーサーですね。 トリプルガラスですね。
各社の窓の性能をカタログなどで研究してゆくと、このスペーサーが樹脂製なのか、巾は何mmなのか、実に各社バラバラで面白い。
なぜ今更こんな話をするのか?
最近立て続けにこのスペーサーのトラブルがあったからです。
こちらペアガラスの内側が曇っています。スペーサーの封が切れて、あるいは乾燥剤がどこかに飛んでしまったのか、ペアガラス内の空気層内で結露している様子。
もうこうなるとペアガラス自体を交換せざるをえません・・・。
オーナーさんは「もうシングルガラスにしてちょうだい!」と憤慨しています。
こちら築20年ですが、お風呂の窓。 ワカリマスカ?
水槽状態です(泣)幸い生物の存在は確認できませんでしたが。
下の方にボタンがあり、中に小さなリングがいっぱいあって、水中輪投げのような古典的なゲームが昔ありました。
あいつを思い出し、無性にやりたくなってしまいました!(ワカモノニハワカルマイ)
スペーサー、非常に大事だということが分かっていただけましたね。
ちなみに、樹脂製とアルミ製スペーサーの燃費の違いを、最近設計の新築物件で計算してみました。
1棟、全窓で、年間、灯油換算で、なんと14㍑の灯油消費量の差がありました(樹脂製の方が優)
ガラスの表面温度も1℃足らずですが、ちょっとだけ樹脂製の方が温かくなります。
窓のサッシを選ぶ際には、樹脂製スペーサーが断然おすすめです。
が、 アルミ製スペーサーが標準の場合は、金額UPもそれなりに覚悟です。
が、 地球のために。
2020.1.16 Reborn塩原
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