長野市の北に位置する飯綱町(旧三水村)に、またしてもQ1.0(キューワン)住宅の誕生です。
長野県内では豪雪地方だと言っていいエリアだと思いますが、今冬は最高でも50cmほどしか積もらなかったそうです。
地球温暖化により、冬の過ごしやすさという点で大きな恩恵を受けているわけですが、設計上の積雪荷重は195cm!
耐震等級3へのハードルが困難な地域ではありますが、今回もちゃんと「3」を取得することができました。=T3
基礎工事は長野市のマルワ信濃土建さん。
服装は兄弟のようですが(笑)、もちろん赤の他人だそうです。
おつきあいはかれこれ10年以上になるのでしょうか。
木造住宅の仕組みを理解してくれているようで、設計意図を汲んでくれます。
もちろん図面通りに正確な仕事をしてくれるので安心して任せられます。
基礎工事が終わりを迎えるころ、Rebornの作業場では、建築主Oさんご夫婦によるプレ塗装が始まりました。
破風板を塗っています。
長野県北信産のすぎ材です。
キシラデコール・パリサンダ、刷毛で2回塗り。
この時期は塗装の乾きが早いこと!
数日後、この板は大工さんにより加工され、建て方当日所定の場所に設置されます。
天井兼用となるネダレス合板はクリア塗装。
塗料はドイツ・リボス社のアルドボス。
臭いが少なく(若干、蜜蠟の香り)塗りやすい。
艶がない、いわゆるオイルフィニッシュの表情です。
コテバケを貸し出し、作業効率は良好。
最初に印字されているスタンプを消すのが面倒ですが、コスパが最もよいとされる床下地と天井を兼用作戦。
9時には1層目(2階の床梁)が完了。
仕口とよばれる木材の交点に羽子板ボルトを取り付けています。
今回も化粧梁とよばれる構造材を天井にあらわしにするつくりで、ピンク色っぽく見えている梁が最終的に見えてくる化粧梁です。
あそこに見えるのはもしかして黒姫山?
北信五岳の山並みが一望できる最高の場所です。
お昼前には2層目(2階の天井)ができました。
木造の建て方は、あれよあれよと組みあがってゆきます。
今日一日を通してご覧いただいたお施主さんの眼には、まるでドラマを見ているかのようだったのではないでしょうか。 1
0分も目を離すと全く違う姿になってゆくのです。
待ち望んだ今日という日を、しっかり目に焼き付けることができましたか?
午後には小屋組みとよばれる屋根を構成してゆく作業にはいりました。
Rebornとしては、1年ぶりに片流れの小屋組みです。
積雪荷重の影響で、珍しく母屋を3尺おきに配置しています。
1.5寸勾配という、比較的緩い勾配としているため、この上に2mの積雪があることを意識しています。
1㎡あたり200~300kgにもなる雪の重量を侮ってはいけません。
その状態で震度6とかの地震が来たら・・・汗
設計は、そんな最悪の状況を想定しての構造計算となるのです。ゴクリ。ブルッ
夕方、17:00 屋根が出来上がりました。
明日からさっそく屋根工事です!(ガルバリウム鋼板立平葺き)
Oさん、御上棟おめでとうございます。
引き続きDIY塗装が早速現場で始まってゆきますが、どうぞご安全に!
家を建てることを、一生の思い出にしようじゃありませんか!!
2020.6.11 Reborn塩原
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