昨年秋に外構工事を終え、カーポート、物置、植栽、芝生、花壇が加わりました。
春は賑わうことでしょう。
ご存知の方も多いかもしれませんが、小布施は「オープンガーデン」を町を挙げて推奨しています。
歴史的な街並みを保存してゆく「修景」という考え方があります。
ここ小布施町は故 宮本忠長先生(建築家)が先導し、新築・増改築をする場合に事前に審査が入ります。
屋根勾配や色彩はもとより、外構にまで意見し街並みを整えようとしています。
建築課・宮本忠長(須坂市出身)の代表作、長野市立博物館。
高速道・長野インター近くの川中島古戦場のとなりにあります。
長野市内で新築工事を行う際、けっこうな確率で埋蔵文化財の指定区域にあたります。
この場合、事前に教育委員会に届け出るのがルールなのですが、その書類の提出先がここなのです。
先月提出の際にあまりに空が青かったのでパシャリしておきました。
超深い軒の出の端正な屋根構え。
等間隔で並んだ円柱。
鉄筋コンクリート造ではありますが、明らかに木造軸組み工法的なデザインです。
軒先に隠し樋があるのは分かるのですが、どうやって地上に排水させているのか、さっぱり分かりませんでした。
竪樋(たてどい)の処理にも相当こだわったんでしょうね。
駐車スペースから入口までは、歩廊が200mほど続きます。
コンクリート打ちっぱなしの表情のところも一部ありましたが、おおむね「掻き落とし」という技法で表情を出してました。
この歩廊の光と影のイメージがこの建物の発想の元になっていたんだと思います。
ウィキで1981年開館とありますから、ちょうど40周年。
まあ、仕方ないことでしょうが、室内はめちゃめちゃ寒かった!
いやらしくも、居住性についてそれとなく係の人に聞けば、エアコンを回しても回してもなかなか暖まらないんだそうで。(ソリャソウダロウヨ)
原因は乾燥前に雨にぬれてしまったこと、と結論付けました。
完成前の12月に外壁仕上げを行いましたが、気温が低く、北側は特に乾燥が進みません。
軒の出は比較的大きい方ですが、横殴りの雨が降って壁が濡れてしまったことが今回の剥離につながったと考えています。
外壁がこのように漆喰などの左官仕上げの場合、 天候次第では仕上がりにリスクが伴います。
職人さんの技術によってもばらつきがあるので、量産型のハウスメーカーは手を出せません。
ここ小布施は漆喰あるいは木の外壁がお似合いだと思っています。
我々工務店がこのような伝統技術の火を消さない役割を担わないといけません。
初の点検同行! 新入社員・笠井(ひで)が初めて小屋裏の断熱材を眺めているところ。
動画撮影していましたから、おそらく近日その様子がアップされることでしょう。
約2時間半の点検作業を終え、大きな不具合は発見されず。
室内はQ1.0の性能で全域ぽかぽか22℃前後。 温水パネルヒーターの温水温度は39℃で設定されていました。 天気がいい時はこの設定を35か36℃にしているそうです。
2020.1.16 Reborn塩原
※YouTube:Rebornチャンネル動画、新作アップされました。
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