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建築主によるダイヤトーマス左官塗り

2014.08.22

高速道路のSAや観光施設など県外ナンバーが多く集まる場所では子供たちがワイワイやっています。 が、長野県はおおむね小中学校が始まりました。うちの娘も学校へめんどくさそうな顔をして出ていきました。 そんなビミョーな日本列島、まだまだ暑い! でもここ奥志賀高原は22℃のまさに別天地。あ~ずっと居たかったなぁ。 DSC_0021 ご夫婦そろっての登板です。 先月内装の模様替えをして、低かった天井を思い切ってぶち壊し、吹抜け天井としたのであります。 下地はもちろん石膏ボード。 こういう場合は足場が問題になります。 今回はスライドして伸び縮みするはしごを用いて塗ってみます。     DSC_0013 よぉく見て下さい、この腰袋。 なかなか良いですね。 現在マスキングとボード目地にファイバーテープを貼り貼りちう。 さながら「フィッシングスタイルダイヤトーマスウォールアーティスト」 はさみやマスキングテープなどをこのPPバンド籠に入れて、上下運動を最低限にするよう工夫しております。     DSC_0022ダイヤトーマスの場合、塗り厚は1.5mm。 2㎜見込んでマスキングテープを貼ります。 実は塗り壁はマスキングが命。 ここをいい加減にやると仕上がりが汚く見えます。 巾木にはこのようにビニール付きの「マスカー」と呼ばれるもので床の養生を兼ねたものでマスキングします。     DSC_0023石膏ボードの継ぎ目には、こんなメッシュ状のファイバーテープを貼ります。 ノリ付きで簡単です。 石膏ボードは普通ビスで止めますが、今回はパテ処理の負担を軽減するためにマタ釘と呼ばれる細い釘で大工さんが止めてくれたようです。 「早く塗りたい」 そんな気持ちを抑えてまずは下ごしらえ。 左官塗りは料理といっしょで準備や仕込みが80%なのです。   DSC_0024当然こういった枠や天井の見切部材(廻縁~マワリブチ)にもマスキングテープを、見込み塗り厚2mm逃げて貼ります。 根気のいる作業で、私は10分で飽きました(笑) 枠の上には埃などが積もって残っていますので、小さな手ほうきやブラシがあると良いでしょう。 それらをPPバンド腰袋に入れてね(笑)       DSC_0027 養生ビニールを垂らしてカウンターなどを守りましょう。 やはり実際にはけっこうぼとぼと落としちゃいますからね。           DSC_0028 そんでもってこちらがかの有名な「ダイヤトーマス」ちゃんね。 しっくいやケイソウ土より塗りやすいよ~。 色液を入れてぐりぐり混ぜるわけです。 こうした工具やコテなどすべて貸出ししてますよ(^_^)/~   さてさてそろそろ行ってみますか!   DSC_0029 最初、私がおしゃべりしながらデモで塗ってみます。 途中でバトンタッチ。 もう当人たちはウズウズしてるだろうからね。 とにかくやってみるのです! 最初はボトボトっと落としてましたがすぐにご主人はコツをつかんだようです。     DSC_0031 ご主人ぶつぶつつぶやきながらも手つきは鮮やか。 「お~!とーちゃん!左手のパレットから落ちる落ちる~!」 なんて笑顔です(^_^)v 基本的には枠やコーナーなど見切部からコテをスタートさせます。 とにかく出来るだけ早く壁にネタをくっつけます。 30分もするともう乾いて触れなくなります。   DSC_0032はい、ここで大御所登板! 「生まれ変わったら左官屋さんになりたい」奥様によるパフォーマンス開始です。 この日のためにどんなにかイメトレしてくれたことでしょう!   緊張の第一コテ!(笑)     DSC_0033うわ~~~! すげ~うまいっす! とても初めてとは思えません! まず姿勢がよい(笑) コテを水平方向にす~っと移動させる技をすでに身に着けていらっしゃる! お、お主何者!?って感じです(笑)   DSC_0037 バックハンドもすでに駆使しております。 当然顔はにやけてらっしゃいます(笑)   なんですかね、やっぱり女性の方が呑み込みが早いというかコツをすぐにつかんじゃう気がしますね。 男は黙って狩りに出て、獲物をとるまで戻らない。 竪穴式の住居の内側にペタペタと泥を塗って我が住居を少しでも過ごしやすくし、男を待つ女。 そんな太古の営みがこうして発現したのか? ソンナワケナイカ DSC_0039   ご夫婦そろって頑張ってます。 二人ともA級ライセンス進呈です。 こんど手伝いに来てください(笑)      

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