完了したプロジェクトに長野市F様邸を追加
2012.03.17
このたび新たに長野県長野市F様邸をアップしました。すでに完成お引渡しから1年以上経っています。F様ご協力ありがとうございます。 このお宅は、100年以上も続いた旧家を解体して建設されました。 解体する前の写真です。茅葺にトタンを覆った屋根。北側接道です。 南側からの旧家の写真です。昔は2階が養蚕に使われていたらしく、居住性はあまり良くありません。窓が大変小さいですね。 解体前の2階の様子です。松丸太の梁を新居に一部移設し、そのなごりを引き継ぐべく、解体時気を付けて残そうということになりました。 1階の室内の様子です。凛とした、立派なつくりです。しかしながら、冬は非常に寒く、また室内は全体的に暗めです。長年ここで暮らした家ともサヨナラです。 新居のプランニングがほぼ決まりつつあるころ、F様自らが作った模型です。丁寧に、よくできています。完成写真をご覧いただくと分りますが、ほぼこの通りに家は完成しました。 屋根を外すと、間取りが再現されています。室内・外観とも、とっても完成度の高い模型ですね。 窓からレンズを接近させ、室内の様子も、模型ならよ~く分ります。 さらに色紙を貼って、全体のイメージをよりリアルに確認します。 完成した今からこの模型をみると、ほんと、ソノマンマ! おっと、これは本物の完成写真ですよ! これは模型です。 これは本物! 寒い季節に訪問させていただきましたが、室内は各部屋に設置された温水パネルヒーターにより、全室・全箇所20℃前後に保たれとても快適でした。寒さというストレスがなくなった、地震に強い家になった、室内がとても明るくなったなどなど、メリットは計り知れません。 「生まれ育った土地で生活する」、原発事故以降、そんな環境がいまだ整わない人が大勢います。「家を建てる」ということの意味も、これまでと違ったものになりつつあるのかな、と感じています。