新築
両親が暮らしていた家、つまり実家を建て替えました。
約3年前にリノベーションを前提にインスペクション(既存建物状況調査)が行われ、「耐震性・断熱性、共に問題あり」の結果が出ていました。
新築当時は平屋だった実家は数年後に2階を増築。その結果、耐震性が大きく低下していました。
耐震補強は当然やるとして、断熱改修や水水廻り機器も更新、間取りの変更リフォームを実施すると大変な金額になります。
全面的なリノベーションに多大な費用がかかることがわかったご両親は、建て替えかリノベか、あるいは何もしないか悩んだ末、「お庭」に、コンパクトながら断熱・耐震性能に優れた住宅を新築しました。(「敷地内移住」と呼ぶことにしました)
両親が敷地内移住の計画中、世界的にコロナウイルスの感染が拡大。それもあってのことでしょう、
東京から軽井沢にUターン・転職を果たしたMさんは、ご両親と共にRebornの完成見学会にも足を運び自分たちも家を建てることをイメージしたそうです。
両親が敷地内移住を果たしたころ、空き家となった実家を建て替えるというプロジェクトがはじまりました。
耐震等級3・断熱性能はG2以上は標準として、リビングには大きな吹き抜けを、屋根付きガレージを一体で、ソーラーパネル&蓄電池などのご要望が挙がりました。
敷地方位が48°振れている敷地は難しい設計。両親棟と違和感がない外観デザインで、大開口窓と吹抜けを設けたパッシブデザインです。
一般的には2期工事としてカーポートやサイクルポート・外物置などが外構工事として計画されること多いのですが、建築工事として一体的につくり、部分的にすぎ板張りとすることで魅力的な外観となりました。
オール電化住宅で太陽光発電パネル4.98kw+ハイブリッド※型蓄電池 7kwhを搭載。
イニシャルコストよりもランニングコストに意識を向ければ、やはり蓄電池は魅力アイテム。高騰する電気料金に対しての、いまのところの最適解ではないだろうか。
※ハイブリッド:発電余剰電力の蓄電だけでなく、深夜電気も蓄められる
場所 | 小諸市大字滋野甲 |
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延床面積 | 147.80m²(44.63坪) ~ガレージ含む |
竣工 | 2023年 |
補助金 | 令和5年度信州健康ゼロエネ住宅助成金・ゼロエネ型・推奨基準 |
断熱 | Ua値:0.25 Q値:0.81 C値:0.3 自然温度差:8.52℃ 暖房負荷:29.6kwh/㎡ 省エネ基準地域:3 屋根:吹込みグラスウール32K 300㎜ サンブロードライ 外壁:HGW16K 210㎜(壁充填105㎜+付加105㎜)太陽SUN 床:HGW16K 245㎜ 太陽SUN サッシ:トリプルシャノンⅡx(一部シャノンNS50) 玄関ドア:ガデリウス スウェーデンドア+オリジナル面材貼り U=0.9 |
家のスペック | 暖房:PS製温水パネルヒーター暖房システム8台 熱源~エコヌクールピコ40(電気ヒートポンプ式) 冷房:壁掛けルームエアコン1台 (2階ホール・4.0KW) 換気:第三種セントラルダクト方式 日本住環境社 ルフロ400 自然エネルギー活用:太陽光発電パネル4.98KW+蓄電池約7kwh 耐震等級3 長期優良住宅 |
Q1.0レベル | 2(省エネ基準比:34.20%) |
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