
道中から見る磐梯山(磐越道・磐梯山SA) 近年塩原は車窓から山ばかり見ている。
先月の青森に続き、新住協_山形支部との合同研究会で山形県・山形市/米沢市へ(5/20,21)。
実は前職工務店で山形県にも数棟ログハウスを建てておりまして、「遠くてナー」という遠距離感は私自身全くありません。行きは北陸道から磐越道→東北道→山形道と高速道経由で行きましたが、新潟・村上市から下道を南下したほうがいいようですね(時間は読みづらくなりますが)。

最初に向かったのは山形県で初の鉄筋コンクリート造の学校建築として建てられた”旧第一小学校校舎”をリノベーションしたQ1(キューイチ)。
廃校利用ではなく、小学校と小型店舗・市の展示室・レンタルオフィスなど様々なスペースが合体した「これまでなかった組み合わせ」を具現化していました。

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山形市と長野市はけっこう似ていると感じていましたが、こういった建物は長野市にはないなぁ。
使い方が限定されていない、そんな建物。

荒々しいRC造打ちっ放しの壁・天井で、まあ賃貸でしょうから「コストを抑えてどうカッコよくみせるか」という視点にどうしてもなってしまう。
いわゆる男前系のインダストリアルなデザインになってゆくわけですが、断熱とか空調設備に費用は回っておらず、廊下などの共用部は無断熱・無空調。
この時期だったので何とか居られましたが(各ブースは基本エアコンでの空調)、冬や夏はいったいどうなってしまうのか?

見た目も大事だけど、温熱環境(居心地)や省エネ性も兼ね備えないといずれは廃れちゃうんじゃないかな(辛口コメ)。こういう場合は基本的には外断熱。公共性を考えれば不燃のグラスウールかロックウールが◎
サッシもアルミのシングルガラスでしたのでウムムムムです(T_T)

セミナールームで各支部からの事例発表(長野支部からは坂田木材・内海さん←Reborn経理:内海の旦那様)。
令和元年の台風19号による長野市の水害からの復旧をテーマにしたものでした。関心感心。


合同で行った懇親会(飲み会)は郷土料理:芋煮を軸に、大変おいしくいただきました。
山形はやっぱり日本酒がうまいっすねぇ。相当いただきましたが翌日はすっきりでした。

山形といえば米沢牛。
私は丑年生まれで、「干支と同じ肉を食べると運気が下がる」という迷信は全く信じておらず、米沢牛カレー&焼肉。
赤身は鋭いウマさで、またしても成長させていただきました。

新入社員のヒトミ様も牛バーガーをご堪能。道の駅でランチマダム化していました(笑)


木製サッシ製造販売:米沢市アルス工場見学
2日目は新住協メンバーご愛用の木製サッシメーカー:アルス株式会社へ──
丁寧に、詳しく製造工程をなぞりながら工場を見学させていただきました。
Rebornで木製といえばアンダーセン、ガデリウス、ユニルクスなど外国製がメインで採用されていますが、国内産だとこちらアルス、佐藤の窓、NORD、日本の窓、山崎屋木工、YKKAPなど。
いずれも高価ですが、こうも円安になると国産も視野に入ってくると思います。
アルス社の木製窓は「夢まど」というブランドで知られており、国内産で唯一(?不確か)防火認定をとっているそうです。市街地どまんなかの準防火地域でもシャッターなしで使えます。
私も10年ほど前に、規格プランの1階LDKの勝負どころ大開口サッシでアルスさんの夢まどの採用を検討し見積りをとったことがありました。
残念ながら、1窓のみだと配送費の負担が大きく、夢の窓と化した経緯がありますが、あの時代と比べるとだいぶ進化して気密性も上がっている様子。

これまでは米ヒバ材を使ってきたそうですが最近は栃木県産の杉材にシフトしつつあり、将来的には国内産100%を目指す方針だそうで、50年先を見込んで植林を続けているそうです。
断面構成は無垢材ではなく、集成材を無垢材でサンドイッチ。無節で素性のいい材のみを厳選しているそうで、マグロでいうところの大トロ、牛でいうところのシャトーブリアン、シャケ弁当でいうところの鮭の焦げ皮のみを使用。
塗料も最近ではイギリス産の水性のものに切り替えたそうで、より環境負荷の少ないもの、製作するスタッフの体に負担のないものにしているんだとか(当然費用は上がりますが)。1窓1窓、丁寧に手作りしているそうで年間1000窓程を生産しているそうです。

