
Q1.0住宅・完成見学会@軽井沢の初日が無事終了いたしました(‘ω’)ノ
まだ冬とはいえず、かといって秋ともいえず。
しいて言えば「晩秋」か。
軽井沢は景観的観点から見学会用の”のぼり旗”を現地に掲げられないので、見学会の雰囲気が出せず、来場者のみならずスタッフも道に迷う始末。予約枠の時間通りにいかずバタバタの2オペ開催でしたのでハアハアでした。
2階建てとはいえ最高高さを6.5mと低く抑え、森の中に佇む板壁の外観、12帖の屋根付きデッキテラスに好感を持っていただけたいのではないかと思います。

室内は塩田家具さんに備品をセットしていただき、なかなかに軽井沢族の雰囲気。
薪ストーブがまだ使えないので、現場用のスポットエアコンで気温18~20℃に。
先日行った気密測定結果はC=0.5で、片引き戸・引き違い窓が7窓ありながら、かつ薪ストーブもありながらの0.5なので秀逸なのではないかと思っております。

実はこの家の基本設計はお施主の知り合いの志藤氏によるもので、私より20歳も若い!
幾度となく打ち合わせを行い、私にはない感覚、フォトリアルなプレゼンテーションなど大変勉強になりました。
実施設計図と構造計画、温熱計算はReborn塩原にて行いましたが、コラボレーションとしてはうまくいった方なのではないかと思います。


今回見学会のキャッチコピーは「工事中に、カッコウが卵を産んだ家」と、ヒネりましたが、
本当にカッコウの卵なのかどうかは孵化するところまで見届けられなかったので正直分かりません。
カッコウは自分で巣を作らず、他の鳥(宿主)の巣に卵を産み付け、その鳥に子育てを任せます。卵は宿主の卵と似たまだら模様を持つことが多く、卵を産みつけられた宿主は気づきません。
とAIに教えてもらいました。いったいいつ産んだのか、連日作業を続けていた北村棟梁大工でさえ気づかなかったといいますから、鳥たちの行動は見上げたものです。しかもカッコウは他の鳥の卵に似せて産んで去るというからどんだけIQ高いんでしょうか。
BOX引き(ぼっくすびき)と我々は呼んでいますが、羽子板ボルトを梁の上に仕込む工法での凹部です。

いつもより窓面積が大きい影響でUa=0.27、南面の大きな窓には出幅3.6mの軒があるので日射取得は見込めず、
それでもQ1.0住宅Level-2までもってゆくことができました。
「暖房エネルギー源である薪の使用量はどのようにシミュレーションするのか?」
という鋭いご質問をいただきました。
乾燥したナラ・ブナなど広葉樹の薪で換算する際は、
「いったんQPEX計算書にて「灯油」で算出し、灯油消費量÷3=ナラ薪の束数ですよ」とお伝えしました。

この家の場合、灯油732㍑ですから、732÷3=244束ということになります。
軽井沢の暖房期間は6~7か月ありますから、平均的には1日1束が目安となります。
先日ホームセンターで1束(直径22.5cmの針金輪で束ねられている)¥800の表示をチラ見しました。
灯油は1㍑あたり¥120程度ですから、✖3で1日3㍑=¥360ということになります。
こうみると薪ストーブは、薪を購入する場合は¥400/束くらいでないと金銭的には同等になりません。
灯油が安すぎるといえばそれまでなのですが(ペットボトルの水よりも安い!)、そのお金がアラブの国々に
行ってしまうよりは、すぐ近所のマキ割りおじさんに渡る方が有意義です。
ちなみに私の下の名前は真貴(マサキ)で、幼少期のあだ名は「マッキー」でした。
産まれながらに薪ストーブ関連人物だったと言えるでしょう。
マッキーはこれからも薪による暖房の優位性を訴え続け、いつの日か、薪ストーブの目の前で愛犬と共に、ロッキングチェアでウトウト(うだうだ?)するのが夢なのであります!
