
おかげ様で2日間の長野市川中島町のQ1.0新築住宅・完成見学会が無事終了いたしました。
今回も多くの方にご来場いただき、しゃべりっぱなしの2日間。
シンプルで落ち着いたたたずまいで、収納があちらこちらに分散し、回遊動線によってさらに利便性アップが期待される空間はかなり好評でした。
ご協力いただきました建築主のNさん、スタッフのみんなに感謝申し上げ、引き渡しまであと一週間とせまった今週、最後の微調整をしてゆきたいと思います。
見学会を目前に気密測定を行いました。
風が強く、手動モードで3回。
0.4,0.4,0.3の結果で平均0.4という結果で安堵しました。
設計者でありながら現場管理者。そんな私が気密測定を自ら実施しているので、客観性が疑われると言えなくもないのですが、今回で20回目。だいぶ気密の弱点となるところのツボや、少しずつ日常の工事現場なんかで改善をすることができ、Rebornの家は総合的に気密がじわじわ上がってきているのを実感しています。
完成の姿はこんな感じで、派手さはないものの、落ち着いたたたずまいで周辺の家とよくなじんでいると我ながら満足。2階の窓間に張った木材はマホガニー材で、日当たりも良好なので今後変色してゆくことでしょう。
木という素材の経年変化の美を味わうスポットでもあるので、これから10年以上、メンテナンスや点検に訪れるたび、楽しみに観察してゆきたいと思っています。

今回の見学会は初めて家具屋さんとタイアップして開催しました。
Reborn事務所でも備品としてのイスや、過去の見学会でもディスプレイ用の備品購入をしてきた塩田家具さん。
これまで建築中のお客さんに、「テーブルとか椅子の家具を買うなら一度上田のショールームにいってごらん」
と案内してきましたが、こういう機会に出張できてくれるとおそらくもっと行ってくれる率が高まることでしょう。
いい家にはいい家具がふさわしいと常々考えているところではありますが、Rebornも10年を超え、ようやくいい家をつくれる、北欧家具に負けないデザインが備わってきたかなと鼻の下を擦れるようになったかな。
玄関ポーチ先の格子もけっこう好評でして、マニアックな来場者には格子材の大きさやピッチ、それに垂れさがらない工夫などをコミュニケーション。着眼点がそのあたりに向く方はおそらくReborn向けの方に違いない。
感覚的なところもありますが、やっぱりRebornのお客さんたちは総じてある意味変態が多いと感じます。

タカラスタンダード社のシステムキッチンに?
え?
なんでタカラなのにミーレがはいってるの?
とか、
本棚つけるまえにしっくい塗ってるの? マスキングしなくていいってこと?
など、水廻り機器メーカーのラインナップについての知識が変態的であったり、DIY作業を想定した施工に関する順番に対する想像力。
「家を買うんじゃなく、つくりたい」
そうした意気込みが伝わってくる方も多く、共通の趣味をもつ友達のような関係性をもてるのがRebornの特徴かもしれません。

1時間ではなかなか伝えきれない部分も多いのですが、今後もYouTube動画やブログでマニアック情報を提供してまいりたいと思いますので、今後とも断熱変態おじさんにおつきあいいただければ幸いです。
今回も1週間限定で、当日配布資料をくっつけておきます。
次回完成見学会は6/21-22@佐久市の予定です。
本日ご来場いただいたYさんにぜひ見てもらいたいです!
大屋根スタイルの平屋チックで、1階に寝室があります(‘ω’)ノ