Staff Blog

新住協全国総会@香川

2024.10.12|その他
塩原真貴

10/3~4新住協全国総会@香川県へ行ってきました!

今回は訳あって、わたくし塩原は車(ハイエース)で明石海峡を渡り淡路島を通り越し、鳴門から高松道で香川入り。

昨年は青森・浅虫温泉、今年は香川・ことひら温泉、そしてついに来年は長野県での開催が決定的となりました。

断熱のモサたちが集う新住協ですので、有名人がごろごろいます、しゃべります、飲みます。

6時間にも及ぶ定例総会、鎌田先生による基調講演、会員による事例発表など文字通り缶詰で、断熱気密換気空調メーカーによる出展ブースもあり刺激的かつ変態的な場なのです。

数年前から全会員宛に「新築全棟Q1.0住宅LEVEL3の建設を」という目標が掲げられ、そのためにどうコストダウンするのか、施主にどうPRするのかというような話が基調講演の主旨。

これには私も大いに賛同しているわけですが、LEVEL3はほどほどにハードルが高く、平屋はなかなか到達できません。基本的には総2階建てで、その味気ない外観デザインをどう工夫するか、プランニングで1階:2階=1:1に近づけるかなどの話です。

熱交換型の1種換気はマストとされ、3種換気を採用し続けているわが社のような「サンシュ派」は心の中がざわついています。

出展ブースの一つ、ガデリウスの小田中さんです。基本的にはガデリウスの玄関ドアの発注品はこの方の前を通り過ぎることになります。だから絶対にこの人を怒らせてはなりません(笑)。ガデリウスさんは正式には「ガデリウス・インダストリー」といい、本社がスゥエーデンで、建設機械のメーカーでたしか医療関係の機械をつくっているメーカーなのです。日本では建築材料、とくに高断熱玄関ドアの先駆け&老舗となっているわけですが、外ブラインドや換気システムなども取り扱っています。

このたびキーレスの電気錠(電池式)のハンドルタイプが発売されたとかで、そのデザインにすかさずいちゃもんをつけてきました。残念ですがカッコよくない・・・汗。とても施主にはすすめられる感じではないなぁ。

それにしてもたまげたのは、くじ引き着席型の懇親会で偶然にも金子建築工業の堀さん&坂田木材の内海君と隣り合わせになったこと。

堀さんは数日前の日本エコハウス大賞でグランプリを取った方で、リモートによる最終審査会で画面越しにご対面をしていたのです。

コワイコワイ・・・。

default

default

総会の2日目には「佐藤の窓=スマートウィン」で発売している高性能国産木製サッシメーカーである大丸産業さんを訪問。サッシ工場をリアルに見学してきました。

国内の木製サッシ屋さんといえば山崎屋木工(千曲市)やアルス(山形県)、日本の窓(青森)などが存在していて、どこももはや手の届く価格帯ではないんですが、そうこう言っていてはなにも始まりません。前回のブログでもYKKAPの木製窓の新発売品を見てきましたが、これからは国産木製サッシのコストダウンが課題になることでしょう。もちろん性能や耐久性を維持したうえで。

わたしは18年前に自宅を新築しましたが、どの国産メーカーもまだなくって、ガデリウスのエリートフェンスターという木製窓を数か月かかって輸入しました。金額は円高もあって今よりは輸入しやすかったわけですが、それでも清水の舞台から飛び降りる感覚で買いましたよ。

それにしても・・・、この娘がいまや大学生・・・汗。

トリプルガラス入りのQ1.0住宅で育った子が大学生となり、いま東京(正確には神奈川)のほぼ断熱なんてないであろうシェアハウスでどう過ごしてゆけるのか・・・。いよいよ生まれて初めての”自宅以外での冬”を迎えることに。

 

佐藤の窓はやはりYKKAPの商品(APW651)と比較すると、もう話にならんほどいい感じの仕上がりでした。

ドイツに行った経験もあってか国内の木製サッシはとてもちゃちく感じていたのですが、これはなかなかのシロモノです。

ただフレームの断熱補強で木製断熱材(ボード)を貼っていたのはどうなのか?

枠や障子の外側にはアルミクラッドと呼ばれるアルミ製のカバーでおおわれていて、コーキングされているんですが、これが切れた場合はその木製断熱材が濡れてしまうのでは?

 

ということで、2日目の午後は瀬戸大橋を渡って島根県・松江市へ。

なんで車で行ったのか?

勘のいい本ブログ読者の方はお気づきか。

そう、山陰地方へ前職工務店で建てたOB宅へ点検・メンテナンスへ。

明日は島根県大田市へ、そのために今日は宍道湖と松江城近くで前泊です。

全力で香川から松江へ飛ばしました。3時間ほどで到着したので念願の松江城へ。

この城は信州・松本城とゆかりが深いのであります。それゆえけっこう似てませんかね。

それにしても外国人がここも多かった。ホテルに行っても外国人だらけ。

いったい日本人はどこに観光に行っているのか?

国際色豊かなのは悪いことではないのだが、ホテルの壁越しに聞こえる外国語のガヤ音を聞いているとなんとも気持ち落ち着かず、缶ビール3本飲んでカァーって寝落ちしましたわ。

次回はその山陰地方の2邸、築年数20年越えのポストアンドビーム工法のログハウスの点検レポートを綴ります。

乞うご期待!

一覧へ戻る お問い合わせ・資料請求
     

月別アーカイブ

     

関連記事

一覧へ戻る