それでは、直前の様子をすこし覗いてみましょう^^
本日午後4時頃の外観です。 Rebornらしく、深い軒の出、西洋しっくい左官仕上げ、外壁グラスウール100㎜付加断熱による窓引込み納め、白いサッシ(シャノン)、軒裏パイン、屋根ディプロマットです( ^)o(^ )
「和風ですね」と言う人あり、 「ヨーロッパ調だな」という人あり、 「シャレオツだ」という人あり( ;∀;)
室内はいつにも増して無垢の木がふんだんに用いられています。
内壁はすべての部屋で脱ビニールクロスとし、西洋しっくいの左官仕上げ(プラネット・マーブルフィール)またはローラー塗装仕上げ(プラネット・フェザーフィール)。
木部の塗装もプラネット社のウッドコートという自然塗料を用いています。
ちなみに外壁も西洋しっくい=プラネット社、クイック&イージー、という材料です。
無垢床フローリングは1階はサクラ、2階はパインです。
見学会会場では自然オイルクリア―塗装をしていない場所もあります。 (見学会の後に、DIY塗装していただきます)
会場室内では、靴下の着用をお願いいたします。(Rebornでも用意しております)
外壁はプロの左官職人さんによってですが、木部内外のすべての塗装と、室内の西洋しっくい左官or塗装は建築主であるSさんご夫婦のみによるD.I.Y.にて行いました。
リビングのテレビ背面の壁は縞々模様になっています。
上部に間接照明を配して、左官塗り壁の味わい度アップに貢献しています。
大工さんによる造作TV台カウンターL=3.5mは、壁のみで支えられており、宙に浮いた形です。
ちょっとドイツのテイストっていうんでしょうか、 スリットに飾り棚をどこにでも差し込めて、小物雑貨などで飾り付ける愉しみがあります。
テレビは壁掛けを予定しております。
1階リビングに面して6畳洋間が隣接しており、 建具と言うよりは可動式の間仕切りと言ってよいと思うのですが、 三層パネルを4枚に分割した引戸で仕切ることができます。
三層パネルは、2.5m×2.0mの巨大な原版が売っておりまして(今回の購入先は、新潟の上野住建さん)、 厚さは35mmと19mmがあり、この巨大原版からドアや引き戸、テーブルや下駄箱の扉などを今回あつらえています。
家全体をこの三層パネルによって建具・家具を統一しております。
木の種類は北欧産のスプルース。樹種は実はいろいろあるのですが、テイストフィット且つ一番廉価でしたので、塩原の提案を快くご採用いただきました。
閉じるとこんな感じです。
四枚引き戸、というのはなかなかこの世の中に既製品がありません。
特注で何社かは製造できるのかもしれませんが、たいていは建具屋さんに作ってもらうことになります。
通常はこのセットで20万円くらいするでしょう。
が、三層パネルを使うと、、、。!?
知りたい方は会場で(笑)
洗面脱衣室もさくら色のパネルヒーターが、なんとも言えずかわいらしい^^
内壁・天井はSさんによるDIY西洋しっくいで攻めてます(笑)
洗面台はパナソニックのCライン既製品。
やっぱり造作でつくるより安くできますね。
シンプルですがちょっとしたグリーンが似合う、清潔感のある空間に仕上がりました。
2階に上がるとそこにはホールと呼ぶには抵抗がある、 集まれる空間があります。
セカンドリビングと言ってよいと思います。
4畳半の畳コーナーという位置づけです。
バルコニーに面していて、窓下には横長のパネルヒーターも備わっています。
見学会当日までに畳は入りますが、さて何色の畳でしょう?
私はずっと前からこの窓をよく設計に盛り込みます。
1.2m角のでっかい よこすべり出し窓。
ここから見える景色がよいと、素敵な窓辺になること必至。
今回は寝室の東面に採用しています。
この時期朝は午前中鋭い直射日光が室内に入り込んでくるので日除け措置が必要にもなりますので、ひさしはマスト。
できればすだれやスクリーンをつけたいところですが、景色の見え方によっては、あるいは外観デザインによっては興ざめしますので、注意しないといけません。
こんな風景が見えます。
混みあった住宅街にあって、この眺めは奇跡的。
某結婚式場の超とんがった屋根が見えたり、遠くに山が見えます。
こういうのを「視界が抜けている」と呼ぶわけですが、建築士は最初に敷地を下見に行くと、こういうところを探す習性があるのでしたね。
目の前には電線もありますが、鳥がとまっていたりもしますので、苦になりません。
設計者目線では、この窓がナンバーワンウインドーなのでありまする。
2階階段付近。
2.8Kの壁掛けエアコンで全館冷房しようというものです。
2階は少し冷えすぎになりますが、1階は直接冷房冷気を感じないので、エアコン使ってる感がない冷房として好評です。
工事中は室温も30℃を超えておりました。
高断熱の家はいったん温まると今度は冷めにくい性質も併せ持っています。
石膏ボードなど重い素材は特に蓄熱性が高いので、なかなか温度を下げられません。
見学会までの数日は、設定25℃程度で連続冷房運転をさせておきます。
あと2週間後はお盆。8月上旬は一年で最も暑い時期なので、この機会にぜひ「夏の高高(高断熱・。高気密住宅のこと)」を体験してください。
この状態が無理!、という方は、あまり悩まずに1階にもエアコン2.8kWを付けちゃってください。
長野は恵まれていて、夕方6時を過ぎれば、必ずと言ってよいほど気温がぐんと下がります。日によっては22~23℃まで下がる夜も。
だから原則夜間は通風によって室内温度を下げましょう。
夜間でも開けておける窓を計画に盛り込みましょう。
2階は比較的開けておいても抵抗がありません。
問題は1階の窓です。
防犯上心配であれば、1階のキッチンのレンジフードを回しておくのも家の中に外から冷気を取り込むことができる手法です。
この家のシンボルともいえるステンドガラスです。
会場の、どこかに飾ってあります。
けっこう気づきにくいところにありますので、もし発見できたらこのステンドガラスにまつわるストーリーをスタッフにぜひお尋ねください(笑)
このステンドガラスも、実はD.I.Y。 Sさん、こんなところにつけましたが、OKでしょうか? (ッテ、コンナトコロデウチアワセシテヨイモノカ?)
ご夫婦仲睦まじく、この先ずっと。この家を住みこなしていただきたいと思っています。
お二人がDIY作業を通じて残したものは、バクダイです。 きっとカンオケまでもってゆける、貴重な体験だったのではないでしょうか。
Sさん、 知ってました? お二人が作業をしている横で、僕が中島みゆきさん作詞作曲の「糸」を口ずさんでいたのを。 D.I.Y.はもはや恥ずかしいことでも、仕方のないことではありません。 むしろ、D.I.Yは最高の贅沢。まさに「糸」の具現化ではあるまいか。
2017.8.3 Rebonr塩原(ウルウル度100)
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