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2011年,年末を迎えて思うこと

2011.12.30

おかげさまで無事今年の業務を終えることができました。今、こうして今年1年間に自分の身の回りに起こったこと、自分がしてきたこと、地震のこと、両親のこと、出会った人の顔・言葉、そして家族のこと、ゆっくりと、そして噛みしめながら思い起こしています。 私にとっての2011年は、月並みですが、人生で最も激動の1年でした。長年勤めてきた会社の倒産・解雇。社会の中での立ち位置が完全に崩壊し、信用、親友、信じる力、貯金などこれまで積み上げてきたもので大切なものをことごとく失ってしまう結果となってしまいました。また倒産した会社に関わっていた、社員の仲間、職人さん達、取引先、顧客、着工前のお客様、工事中の建築主にも多大なる損失や迷惑を与えることになり、これまで自分は一体何をしようとしていたのか?何がしたかったのか?不甲斐なさと情けなさと、後悔、懺悔・・・。何もかも信じることができず、生きていく力が枯れてしまったようでした。 そんな胸中でいる中、3.11の大地震が発生し、多くの尊い命が一瞬にして奪われていく惨状をテレビで目の当たりにし、涙が止まらずにあふれ、空っぽだった心に再び生命の水を注がれていきました。犠牲になられた方、被害に遭われた方、そして今もなお避難生活を強いられている方々、本当につらい日々を今も送っていることでしょう。そんな方々の心中を思うと、こうしてはいられない、自分にできることは何か、何かできないか、そう思えるようになったのです。不謹慎な言い方ではありますが、あの大震災ななかったら、私はあのまま生きていく力が枯れたままではなかったか、そう思えてなりません。 挫折に勝てない、ごまかしだらけの自分のままだったでしょう。 あれから9か月、本当にあっという間の時間でした。たくさんの方に励まされ、叱咤され、勇気づけられ、助けてもらい、今こうして居られます。ありがたいことです。私は立ち直りました。自分ができること、特に世の中に役に立てそうな得意なことをこれからやっていきたいと思います。そして近い将来、あの震災で被害に遭われた方々に対して絶対に何かしてあげたいですし、今できることもしていきます。やりたいこと、できそうなこと、いろいろと思いつきます。 どうやら生きる力が再び芽を出したようです。 来年の年末は、家族や仲間や仕事で関わった人たちすべてが笑顔でいられるよう、仕事に遊びに、もっともっと真剣に取り組んで参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。よいお年を。 2011年12月30日   塩原 真貴

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