構造を支えるカナモノたち
2015.09.03
本日は家が建ってしまうと絶対に見ることの出来ない、構造用金物について。 現在、上田市M様邸では建て方が終わり木下地などの工程に入っております。ブルーシートに囲まれて四角いスライムみたいな見た目になっておりますが。笑 内部では、大工さんが金物をビスで留めていました。 これはホールダウン金物(引き寄せ金物とも言う)と言って、基礎の段階でボルトを埋め込み土台に穴を開けて貫通させます。そのボルトと柱を固定して、地震や強風の際に柱が土台から抜けるのを防ぐための金物です。 こちらは、仕口金物。仕口とはこのように二本以上の木材をある角度でしっかりと組み合わせるための合わせ目のことを言います。多くは直角ですが、その補強金物になります。 これは筋交い金物。筋交いは地震などの水平力に抵抗する補強材です。ですが地震などでこの筋交いがとれてしまっては未も蓋もありませんので、金物で柱と筋交いの接合部分を補強しています。 と、言う風に家を支える構造もこういった金物たちに支えられ構造としての力を十二分に発揮しているということですね。建て方が終わり壁が貼られると、一生陽に当たることはない(当たってはいけない)金物です。構造見学会ではこの金物にも注目してみてあげてください☆ おおくぼ