川崎に帰るのが嫌になって軽井沢に定住しました。
記者:
そもそもこちらに住まわれるようになったきっかけは何ですか?
奥様:
もともと軽井沢がすごく好きで、旧軽井沢の山の方に別荘を建てて月に2回くらい週末だけ通っていました。
10年ほどそんな生活を続けていたら、もう川崎に帰るのが嫌になってきて「ずっとこっちにいたいな」という気持ちがどんどん強くなってきたのと、主人の会社の退職も重なったのもあり、これを機に定住してしまおうという事になりました。
記者:
ほぉ~
奥様:
でも別荘は山の上でバラを育てるのに厳しい環境だったり、町にでるのもちょっと大変だったのもあって、もうちょっと暮らしやすくて植物を育てやすい環境を探しました。
軽井沢から長野の方に向かう西の方が乾燥しているので植物にとっていい環境なので…
ご主人:
旧軽井沢の山の方は、夕方になるとほとんど毎日雨が降るんです。バーベキューなんてやっててもすぐに雨が降ってくる。
朝露もすごいし結構湿気っていますね。
奥様:
暗いですし、私たちにとって旧軽井沢は住みやすい場所ではなかったです。
雰囲気は素敵で落ち着いていて別荘にはすごくいい場所だと思います。 涼しいし。
記者:
分かりました。
そういったきっかけで今ではこちらに定住されているということですね。
実際に軽井沢に暮らしてみて困ったことは無いですか?
奥様:
私たちは本当にここが好きでいいことばかりです。
周りの皆は寒さを心配するんですけど、断熱がしっかりしてるので家の中では暖かく過ごす事ができます。
ご主人:
15、6年くらい前に別荘を建てた時は断熱があまり良くなかったけど、この家を建てる時は進化していて、そういう面でも良かったと思います。
最初は寒さの心配もあったし、長野県は海から遠いから新鮮な魚が食べられないと思っていましたけどスーパーでも新鮮な魚が売っているので良かったです。
奥様:
TSURUYAというスーパーがすごく良くて。もともと魚屋さんだったらしいですね。
日本海のお魚が食べられるのがいいですよ。
ご主人:
築地に行く前の魚が売ってるとかいう話もあって、あぁなるほどなと。
日本海の魚はあまり馴染みが無かったですけど珍しい魚も色々あって良いです。
記者:
そうなんですね。
奥様:
その点では逆に良かったなと思っています。
珍しいケースかもしれないですけど、私たちはマイナスがほとんど無いです。
ご主人:
広い庭になったしね。
とても広く手入れの行き届いたお庭
奥様:
そう、前は都会で小さい庭しかなくてストレスも多かったです。
記者:
庭は奥様の趣味というか生きがいなんですか?
奥様:
そうです。
記者:
ご主人は?
ご主人:
私は穴掘ったり色々作ったり使用人みたいなもんです。
嫌いではないですけど、材料買ってきたりとか始めるまでが面倒だなと思いますね。
奥様:
こっちに住んでいると都会に住んでいるのと比較して労働量が何倍もありますね。
家の周りも綺麗にしなきゃいけない所がすごく広いから、雑草刈り、落ち葉掃き、雪かき、どんぐり拾いなんかもあって常に色んな作業をしなくちゃいけないです。
薪運びもありますね。
ご主人:
薪割りは無理ですね。やってないです。
機械でやってもらってます。
記者:
そうなんですね。
奥様:
私たちすごくよく働いてると思います。
ご主人:
強くなったよね。
奥様:
強くなった。
力もついたし。
お庭の手入れは夫婦で力を合わせて
【記者感想】
元々別荘がありながら定住の為に家を建てた福岡様。信念、覚悟、行動力に驚くばかりです。
庭づくりだけでなく、新鮮なお魚も含めて軽井沢の生活を楽しんでいる様子に何だか暖かい気持ちになりました。
労働量が増えたということも、どこか嬉しそうにお話されるお二人に理想的なセカンドライフの姿を見た思いです。
「こんないい物があったのか」と驚き追加購入したグリーンラック(薪ラック)
記者:
薪ラックと木製物置両方とも購入されてますが、先に購入されたのは?
奥様:
グリーンラックです。
販売を始められた最初のころだったと思います。
その頃は庭もまだ全然手を入れてなかったです。
記者:
周りと同じような林だったんですか?
奥様:
藪でしたね。笑
元は周りと同じ藪だったとは思えない庭
記者:
まず、薪ラックを購入しようと思ったきっかけは何ですか?
ご主人:
切ってもらった薪をベランダの下に入れてたんですけど、入りきらなくて。
それでグリーンラックを購入することになりました。
記者:
どういったきっかけでグリーンラックを知ったんですか?
奥様:
インターネットの検索で知りました。
もともと室内に置けるラックを探している中で「薪ラック」という言葉で検索したら出てきて知りました。
お値段もビックリするほど安かったですし自然に溶け込むようなデザインも気に入ってすぐにお電話しました。
最初に1台お願いして1年後くらいに2台目をお願いしたと記憶しています。
自然と調和するデザイン
記者:
記録を見ると2012年に最初にご購入されたとありますね。
リボーンになってからですか?
ご主人:
まだ「しおはら住宅デザイン設計」の頃です。
奥様:
やっぱりベランダの下に置いておくのは乾燥させるという意味では決して良いとは言えないから、ここに置くのはもうやめようという話になって…
記者:
乾燥と保管に重点を置いて薪ラックを購入しようということになったと。
ご主人:
あとは木でできているのが良かったです。
奥様:
あれ(グリーンラック)何か賞を取られたとか?
記者:
そうなんです。
ウッドデザイン賞と言うのを受賞しました。
奥様:
本当にシンプルな機能美で良いと思いますよ。
ブログとか出てる皆さんの設置例も見てますよ。
ご主人:
並べ方次第で塀になるのも良いですね。
記者:
そうですね。目隠しになりますね。
奥様:
うちも目隠しと言う点では薪ラック+物置で3台並べてますけど、お隣との境がはっきりして何となく落ち着きます。
隣家の目隠しにもなるグリーンラックと木っとハレルヤ
記者:
購入当時にインターネットで「薪ラック」を検索して他の競合製品は無かったんですか?
奥様:
他と比べた記憶もないので、「薪ラック」で検索しても他に出てこなかったかもしれないです。
薪ラックって他に売ってますか?
記者:
パイプのものはありますね。
奥様:
あぁでもあれは小さいし屋根も無いから、うちでも買ったんですけど室内用に使っています。
よそではよく大工さんに作ってもらってますけど、皆さん最低20~30万円とか言ってますね。
記者:
比べると圧倒的に安いですね。
そういった経緯で、他にはあまり競合製品がなかったというのもあってグリーンラックを購入されたと。
奥様:
こんないい物があったのかと驚きでした。
ご主人:
値段的にもね。
奥様:
そう!お値段も安くてびっくりしました。
友達にも紹介したら喜んで購入してました。
記者:
1台目購入して「これはいいぞ」ということで、翌年もう1台購入されたと。
奥様:
そうでしたね。同じサイズを購入しました。
ご主人:
最初は大きさが分からず、薪がどれくらい入るのかも想像できなくて…
記者:
実際使ってみて思ったより入りました?そうでもなかったですか?
ご主人:
思ったより入ったんですけど、思ったより使ったんですよね。笑
だからこれじゃ足りないということでもう1台追加したんです。
奥様:
私たち、引っ越してきたばかりの頃はすごく寒がりだったかもしれないです。それでかなりの量の薪を使いました。
でも最近はあまり使わなくなってきました。
ご主人:
薪ストーブの使い方もヘタだったんです、きっと。
ガンガン燃やすわりに暖かくないなと感じていて…どうしてだろうと思いストーブ屋さんで色々聞いてみたら、あまり燃やしすぎてもいけなくて、うまい具合にトロトロと燃やすのが一番放熱性があるという事が分かって…
奥様:
そういうことを勉強したらあまり薪を使わなくなりました。
記者:
では今は2台で十分足りてる状態ですか?
奥様:
いえ、足りてないです。
あっちにも積んであります。笑
グリーンラックに収まらない薪は軒の下に
【記者感想】
最初にグリーンラックを購入されたのがRebornの前身「しおはら住宅デザイン設計」の頃ということで、当時の事を懐かしく思い出しました。
当時、まだ試作段階だったグリーンラック(最初はゴーリキラックという仮名でした)を「こんなのをこんな値段で売ろうと思う」と塩原設計士から聞き、競合が無い事、DIYで作っても材料代だけで結構費用がかかることが分かったので「塩原さん、これはたぶん売れますよ」と言ったのをよく覚えています。思った以上に売れてびっくりしましたが…
販売開始当初に購入され、自然と調和しながらも5年間朽ちることなくしっかり薪ラックとしての仕事をし続けてきたグリーンラックに会えて少し熱いものを感じました。
不満無し!使い勝手抜群の木っとハレルヤ(木製物置)
記者:
では、またグリーンラック追加注文お願いします。笑
次に木っとハレルヤ(木製物置)購入の経緯について教えてください。
奥様:
経緯は、○○○○の物置を一つ購入したんですが、すぐにいっぱいになってしまってガレージに物を置くようになってしまいました。見た目が汚くて嫌だったので、やっぱりもう一つ必要だねという話になった頃にRebornさんで新商品として発表されたのでお願いしました。
ご主人:
Rebornのホームページでモニター価格キャンペーンと言うのを偶然見つけて「あっ!これ」と…笑
奥様:
本当に何か申し訳ない感じですけどキャンペーン価格で買わせていただきました。笑
記者:
実際の使い勝手は○○○○の物と比較していかがですか?
奥様:
まず大きさが全然違うということ、奥行も使いやすいサイズだし、一つ一つの扉が広いから物の出し入れがすごく楽です。
かなり収納力があるので家がすごくスッキリしましたよ。
収納力抜群の幅3.6m木製物置「木っとハレルヤ」
ご主人:
○○○○の物置は地面からの高さが低くて泥がいっぱい入ってくるんですけど、木っとハレルヤだと高さの調整もできるから高めに設置してそうこともないです。ちょっと高さがあると使いやすいですね。
あと、スチール製のドアは開閉が難しかったり壊れてしまったりしますね。その点木っとハレルヤのアルミのドアはスッと開閉できるし軽いしよく開くし…
奥様:
ものすごく使いやすいですよ。
記者:
どこかイマイチな部分は無いですか?
ご主人:
本当にあまり無いですよ。
ああいう物を作るとき難しいのは外側だと思うんです。自分で作るとどうしても甘くなってしまうんですけど、その点、木っとハレルヤはキットなので外側を持ってきてポンと置いてもらえて中を使いやすいようにいじれるのですごく助かるんですよ。
棚の追加などご主人自らカスタマイズ
記者:
木だけに後からご自身でカスタマイズができるということですね。
同じような物を大工さんに来てもらってオリジナルで作ってもらったら高そうですね。
※Reborn注釈=50万円くらいかかってしまいます
奥様:
あと、オリジナルで作ってもらうと不安なのが、出来てみないとどんなものになるか分からないということですね。
出来てみたらなんかちょっとカッコ悪いってこともあるでしょうし、そういう意味では先に外観のイメージが分かっているのは安心できると思います。
記者:
それはありますよね。
奥様:
やっぱり、おしゃれな物を作りたいですから。笑
記者:
なるほど、購入される側からしたらもっともなご意見だと思います。
ご主人:
結構見た目がいいよね。
奥様:
いいと思います。立派です。
アルミの扉を取りつけた状態
記者:
他に課題はないですか?
たとえば棚は色々用意してオプションでチョイスできるようにした方が良いですか?
ご主人:
そうですね。あまり自分でやらない人には良いかもしれないです。
奥様:
棚は可動式になっていたらいいんじゃないですか?
出来上がったものに入れたいものが入らなかったらどうしようという心配もあるので、真ん中の仕切りとかはいいとして棚の高さは入れる物に応じてある程度自由に変えられたらもっと使いやすいでしょうね。
現状、棚は可動式ではなく固定式
ご主人:
やっぱり可動式となると金属のパーツを使ってということになるんですかね?
記者:
そうなるとコストは上がってしまうでしょうね。
※Reborn注釈=コスト上昇は避けられず、オプション化するにしてもパターンが多すぎて対応が難しい
奥様:
実は私、物置を購入するにあたって、最初にどういう物置にするかメールでやり取りをした段階で面倒くさくなってしまって、しばらく投げてしまっていて。ごめんなさい!笑
サイズを計算するとか棚の配置を考えるとか苦手で面倒くさかったんです。笑
記者:
分かります。そうすると可動式の棚はかなりニーズがありそうですね。
ご主人:
ドライバーの使える人だったら長さを合わせた木をいくつか入れてL字の金具で好きな所に止めてくださいみたいな感じでいいんじゃないですかね?
記者:
それなら簡単でいいですね。
【記者感想】
物置として非常に使い勝手が良いとのことで安心しました。
棚板について確認したところ、現在、木っとハレルヤの送料は運送会社に無理を聞いてもらいギリギリの所で設定されているため、今以上のサイズと重さになった場合運賃が跳ね上がるそうです。
ネット販売においても「棚板○枚の場合は送料0000円」などややこしくなってきてしまいます。
とはいえ、棚が無ければ非常に使いづらいただの箱なので、貴重なご意見は今後の課題として製品にフィードバックされると信じています。
おしゃれなガーデンシェッドをお安く作っていただけたらすごく良いと思います
奥様:
これからもっと進化して、おしゃれなガーデンシェッドをお安く作っていただけたらすごく良いと思いますよ。
記者:
すみません。ガーデンシェッドって何ですか?
奥様:
庭の中に置くおしゃれな小屋です。
外側にバラとか這わせるとすごく良い感じになるんですよ。
窓とかつけてツル植物を這わせたりして…
記者:
どこに置きましょうか?笑
早く開発するよう急かします。
ご主人:
そういうのが欲しいって言われてるんですけど僕には作れないです。笑
奥様:
そういうのは、お庭の方に進出していくとかなり需要があると思いますよ。
記者:
そうなんですね。
今後はどういった感じに手を入れていく予定なんですか?
奥様:
いやいや、もうこれ以上はそれほど…笑
ほぼほぼ完成状態ですけど、もうちょっと整えたいと思ってます。
記者:
この大きさのお庭をお二人で管理されるのはかなり大変ですよね。
奥様:
好きな人はみんなやってますよ。
今年あのライオン作ったので完成形に近づきましたね。
庭の奥に鎮座するライオン
バラの最盛期のころのお庭
記者:
お庭見ながらここで何時間でもボーっとしてられますね。
奥様:
そうですね。でも見てると「アレ切らなきゃ」とか「あそこ手入れしないと」とかどんどん気になってしまって。笑
エンドレスですよ。お庭って。
記者:
土も入れ替えたんですか?
奥様:
入れ替えましたし、最初にユンボで全部かき回してもらって、そうすると溶岩の石がゴロンゴロンと出てきたりして…そういう意味では開墾ですよね。
記者:
フロンティアスピリッツですね。
奥様:
そう、そういう感じです。本当に最初は林でしたから。
2~3日サボると雑草がウヮーって出てきます。
記者:
こういう生活があるという事を知れてよかったです。
憧れの生活も覚悟を持って向き合っている事がホームページを見ている皆さんに伝わるようにしたいです。
素敵な庭に憧れても実際にはこういう大変さがありますよっというのが伝わるといいですね。
「庭はエンドレス」と奥様
【記者感想】
出ましたねガーデンシェッドのご要望。
福岡様の次に取材に伺わせていただいた高田様のお庭には、まさにお洒落でかわいいガーデンシェッドが置かれていて、なるほどこういう物が福岡様のお庭にあったらマッチするだろうなと思いました。
また、記者宅には猫の額ほどの庭がありますが、手入れが行き届かず荒れ放題です。広大なお庭で日々雑草と戦い草木の手入れを欠かさない福岡様を見習いたいと思いました。