施主としてより職人としての人間関係が構築された
記者:
話しを少し戻して工事期間中のお話を聞かせて下さい。
DIYで本当に色々作業されたと聞きましたが、その前に現場の率直な感想、職人さんとのやりとりなどエピソードありましたらお願いします。
奥様:
基礎工事の時は2~3回見に来たくらいで、職人さんにはほとんど会っていませんね。
基礎工事のようす
ご主人:
基礎屋さんとは話してないね。基礎屋さんと話したのはじぃじくらい。
奥様:
お義父さんが現場監督で見てくれていて。笑
「どこまで進んだよ~」なんて報告してくれました。
建ててくれた大工さんとは、最初のうち挨拶する位の関係だったんですけど…
ご主人:
色塗り始めたくらいから仲良くなりましたね。
奥様:
私たちも現場に入りはじめてから…
記者:
現場入り…職人として。笑
奥様:
そうですね。
それくらいから毎週会ってお話するようになりました。
最後の方は、お互い現場にいるのが普通の状態になってましたよ。笑
「俺、今日ちょっと帰るからな」
「あ~そうなんすか、お疲れ様で~す」
「じゃあ」みたいな感じで。笑
気さくな棟梁で助かりましたよ。
棟梁
ご主人:
僕らも同じ職人として。笑
奥様:
施主感がなかったよね。笑
作業員の一人として見られていた感じです。
記者:
ははは
奥様:
後は左官屋さんかな?
ちょうど外塗るのと、私たちが中塗るのと同じくらいに始まって、私たちもコテとか持つのも初めてで、どうやって塗るのか分からない状態だったんですけど、ちょうど左官屋さんがいてくれて塗り方を教えてくれました。
記者:
二階の寝室が一番最初でしたね。
ご主人:
そうです。こんなんでいいのかと、おっかなびっくりで始めました。笑
奥様:
当然、向こうは何十年もやられてるプロなので、サッと「こうだよ」と見せてくれるんですけど、私たち素人には難しかったので「どうやったらいいんですか」と質問したら「手首だけじゃなくて腕全体で塗るのがコツ」と具体的なアドバイスもらえました。
記者:
なるほど
奥様:
私の勝手な職人さんのイメージで「心で塗れ」とか「魂をこめて」とか言われると思ってたから、ちゃんと技術を教えてくれたので良かったなと思って。笑
私たちも段々慣れてコツをつかんできたので、左官屋さんに手伝ってもらったのは最初だけでしたね。
私たちが塗ったのをみて「あ~塗れたじゃん」とか言ってました。笑
記者:
合格点がいただけた訳ですね。
奥様:
自分たちの家だからどう塗れててもいいやみたいな。笑
ご主人:
最後のほうで左官屋さんから「塗りましょうか?」なんて言われたけど断りましたよ。
奥様:
そこだけ奇麗に塗られても他とのバランスが悪くなるかなと思ったんですけど、後から考えたら何であの時「お願いします」って言わなかったんだろうって思って…
記者:
ははは
奥様:
私たちも追い込まれていて、工程表を見ると左官はここまでとか、設備の搬入が何月何日だからそれに合わせて塗る場所決めたりとか…
塗りの作業で3ヶ月間くらい与えられたんですけど本当に大変でした。
「養生に始まり養生に終わる」という左官の極意を聞いていたんですけど、養生テープを貼るのがすっごい大変で、甘く貼ると変な感じに仕上がってしまうから、丁寧に貼ってね…
ご主人:
木を塗ってから壁を塗るので全部ちゃんと貼っておかないといけなくて大変でした。
プロから技を教えてもらう
壁をひたすら塗る
記者:
天井塗りとかは姿勢も大変ですよね。
奥様:
そうそう、ちょっと練りがあまいとボタボタ垂れるし強いと伸びないしって感じで…。
撹拌と塗りの繰り返しで「本当に終わるかなぁ」と思いました。
ご主人:
玄関が斜めで大変だったし天井も大変だった。
ここ(リビング)が一番上手に塗れたね。
奥様:
そうだね。最後に塗ったからね。
本当に3ヶ月くらい朝から晩まで集中して塗りましたね。
天井を塗るご主人
テープを貼る奥さま
記者:
辛い時期もあったりしました?
何故俺たちがこんな目に、家を建てるってこういうことなのか?みたいな
ご主人:
そんなことは無かったですよ。
奥様:
それより早くやらなきゃっていうのと、本当に終わるのかなっていう不安はありました。
記者:
そうでしたか
奥様:
他の皆さんの話を聞くとお友達に来てもらって2~3日で集中してやりましたっていう方もいましたけど、それだと失敗したときに「ここは○○さんが失敗したところだ…」と思うのが嫌で、自分たちだったら仕方ないし思い出にもなると思ったので、最初から「二人で塗ります」と宣言しました。
塩原さんには心配されて、後から聞いたら「絶対できない」と思われてたみたいですよ。
最終的には「良くやりましたね~」と褒めてもらいましたけど「そっちがやれって言ったんじゃん」みたいな感じで。笑
記者:
夫婦喧嘩は起こりませんでしたか?
奥様:
そんなことしてる余裕は無くて、現場に入ったら二人とも無言で作業に集中する感じでした。
記者:
爆笑
ご主人:
一階と二階で分かれて作業をしたので、それも良かったかもしれませんね。
奥様:
それも自然に分担した感じですね。
ケンカはなかったです。
記者:
丹羽さんはケンカしたって言ってましたね。笑
奥様:
私たちはとにかく早くやらなきゃって感じでした。
でも冬場だったから暑くて大変みたいのは無くてよかったですね。
塗ってても断熱が効いてるから暖房が無くても寒いと感じることは無かったですね。
記者:
なるほど、それは作業がはかどりますね。
奥様:
棟梁からラジオを借りて、それを聞きながら一日中黙って作業してたんですけど、今車乗っててその番組が聞こえてくると、その時の事を思い出しますね。
時報の音で焦ったりして。笑
記者:
フラッシュバックですね。笑
ご主人:
作業しているときは一日があっという間でしたね。
4時半くらいで暗くなるから朝8時位から初めて一日中ですね。
おかげで期限まで一週間くらいは余裕がありました。
記者:
施主による塗り作業はお勧めできますか?
逆にこれから建てられるお施主さんから手伝ってほしいと言われたら?
奥様:
ウチとしてはお勧めできますね。
ご主人:
手伝いは頼まれれば行くけど失敗しても責任はとれないですね。
混ぜ係としてならいいですよ。
奥様:
自分の家を自分で作ってる感覚だし、人に天井と壁を塗ったんですと言うと大抵びっくりされますね。
何言ってんのみたいな感じで。笑
家にいて、壁や天井を見るとその時頑張ったことを思い出したりしてます。
やっぱり愛着がわきますね。
ご主人:
普通は最初と引き渡しの時とか、たまに工事の様子を見に行くくらいしか棟梁と会う機会もないと思うんですけど…
奥様:
そうだね、一緒に缶コーヒー飲みながら休憩して「どうだい、終わりそうかい?」なんて聞かれて、「がんばりま~す」なんて話したりして…
施主として見られてなかったと思います。笑
記者:
確かにそれは普通の施主と職人の間柄じゃないですね。
奥様:
完成したときに近所の方が見に来られて「塗ってたのお二人?」なんて驚かれました。
完全に夫婦でやってる壁塗り業者だと思われてましたよ。笑
記者:
ははは
奥様:
初めてにしてはうまくできたなと思ってます。
照明とかが当たると影ができて色々な表情があったりしてイイ感じです。
記者:
雑な所が無くてすごいと思いますよ。
塗膜としては何ミリくらいあるんですか?
ご主人:
1㎜くらいかな
奥様:
余り薄くてもいけないですけど、下地が白いから塗りムラみたいになることはないですけど。
ご主人:
週をまたいだりすると段ができたりしますね。
奥様:
(天井を見ながら)最初、梁が見えている家がイメージできなかったんです。
普通はこの下に板がきてクロスを貼るんで「どういうこと?」って思ってたんですけど、出来てみたら天井は高く感じるし、木の表情もでるから「こういうのいいな」と気に入ってます。
記者:
個性的かつ可愛らしさもありますね。
奥様:
そうですね。
アクセントになってますよね。
梁と木の模様がうっすら見える天井
奥様:
工事期間中も中に入らせてもらって、職人さんたちが丁寧にお仕事されてるのを見ることですごく安心できました。
断熱材も完成してからじゃ本当に入ってるのかなんて分からないけど、ちゃんと自分たちの目でびっちりピンクの断熱材が詰まっているのを確認しました。笑
正直なところが自分たちの目で全部見れました。
記者:
そういった面でも作業に入って良かったと
ピンクの断熱材がビッシリ
奥様:
そうですね。
丹羽さんのお宅を見学した時、ここは自分たちで塗ったんだよ。なんて教えてもらったりして…
あぁDIYが得意な人なんだろうな…くらいに思っていたんですけど、まさか自分たちもやることになるとは思っていませんでした…。笑
記者:
嬉しそうに語ってました?笑
丹羽さんもDIY初体験とおっしゃってましたけど。笑
ご主人:
みんなそうなんですね!
奥様:
そうだよ。そういう仕事してるわけじゃないからね。
記者:
半強制的に「いついつまでにここ塗っといて!」って感じで指示されるみたいですね。
ご主人:
そうですね。びっくりしました。
記者:
施主作業で塗りの工程を担当された訳ですが、それによってコストダウンできた額はいくらくらいなんですか?
奥様:
当初の見積では30万円くらいと聞いた気がします。
ご主人:
施主作業が多すぎ
記者:
最初は塗りの工程は業者の価格が記載されていたんですか?
奥様:
最初から施主作業として記載されてました。笑
だから実際のコストダウンの額は分からないですけど、塩原さんの話では「30万円くらいは浮いたかな」と聞いた気がします。
記者:
でも、最初から「中の塗りは自分たちでやります」と宣言した訳じゃないですよね?
奥様:
何となく。
他のお施主さんも塗ってるけどどうする?みたいな話があって「楽しいですよ」とか言われたんで「じゃあ、塗ります…」みたいな感じで、そろりと始まった感じですね。
記者:
先に予算があって、それに合わせるために仕方なくという感じでは?
奥様:
無かったです。
ご主人:
最初から見積に盛り込まれてたからね。
施主作業・・・ゼロみたいな
記者:
でもそれによって、満足度もありつつ愛着のある家が出来上がったということですね。
奥様:
そうですね。
【記者感想】
出ました。Reborn名物になりつつある施主による厳しめの壁塗り、左官作業。
皆さん大変だったと言いながらも達成感を感じている様子で、楽しい思い出を語るような口調でお話されるのが共通しています。
今回、前島さんも例外では無く楽しそうに想いでを語っていました。
完成した家を見て「…だろうね」と思うくらい過程を知っている。
記者:
提示されたプランや設計段階と、実際に家が出来上がっていく過程でイメージが違うなと感じた部分はありますか?
ご主人:
ないですね。笑
奥様:
基礎を見た段階ではすごく小さく感じて大丈夫かなと思いましたけど、建っていくと意外と大きいなと感じるようになりました。
ご主人:
基礎をみると小さく感じるね。
基礎だけみると小さく感じる(あるある)
奥様:
中も自分たちで作業しながらどんどん完成に近づいていったので、完成した家を見ても「あ~こういう感じなんだ!」じゃなくて「…だろうね」という感じでした。笑
記者:
だろうね!爆笑
過程をずっと見てるから、結果だけ見て「あれ?イメージと違う」と違和感を感じることはないですね。
奥様:
そうですね。
ご主人:
段階踏んでるからね。
記者:
工事は順調に進みましたか?
ご主人:
遅れも無く順調にすすみましたよ。
記者:
ご夫婦での作業の苦労話としてはスケジュールに追われて大変だったと。
奥様:
完成検査に合わせて行かないといけないから、あまりずれないようにしました。
逆に決まっていた方が切羽詰って作業に集中できて良かったと思います。
ご主人:
人間、期限が決まってないとだめだね。
記者:
ここはもっとこうすれば良かったなと思う点を率直に
奥様:
ここ(キッチン横の棚)に写真とか飾ってあるんですけど、ここにダウンライトとかあったらお洒落な感じで夜とか奇麗だったろうなと思ってます。
そんなこと全然考えてなくて…
今は写真が飾られているフリースペース
記者:
そう言われてみると、ダウンライトが無いのが不自然なくらいのスペースですね。
奥様:
そうなんですよ。
後からホームセンターとかで買ってくればいいんですけど、それでも最初からあった方がよかったかなと思っています。
記者:
ここはどんな目的で作られたんですか?
奥様:
フリースペースというか、いろんなことに使える棚という感じですね。
ただの壁にしちゃうのがもったいないから、とりあえず板だけ渡しておくみたいな…
子どもが大きくなったら何かに使うのかなって気もします。キッチンにいながら様子が見られる勉強スペースにも使えそうだし。
記者:
そうですね。
お子さん大きくなって自分の部屋ができたら奥さんのスペースにもなりますね。
いいですねこういうスペース。
奥様:
そうですね。
ご主人:
ライトは考えてなかった。
記者:
他に何かありますか?
ご主人:
改めて聞かれると何もでてこないな。
二階も特にないなぁ
記者:
お掃除もしやすいですか?
奥様:
最初に要望を伝えたので、細々してなくてお掃除しやすいです。
記者:
日々の事なので、少しでも引っかかる事があればストレスになっていきますからね。
それが無いということは、かなり快適なわけですね。
奥様:
拭かなければいけないような棚とかはなくしてフラットな状態でお掃除しやすいです。
掃除がしやすい広々としたLDK
【記者感想】
工事は終始順調、自分たちの作業もしっかり終えて完成した家はとても住みやい。
不満な点、後悔している点は、やっと絞り出してダウンライトだけです。どれだけ優等生な案件なんでしょうか?
それだけ不満が無いってことだと思いますが、かといって話が盛り上がらない訳ではないというちょっと不思議な取材になりました。
家の中が快適すぎて外に出たくない
記者:
家を建ててから生活はどのように変化しましたか?
暮らし方だったり、家での過ごし方だったり、ご近所や友人の評判はいかがですか?
奥様:
基本家から出ない。夏も冬も…
元々インドア派だったのが更にインドアになった。笑
ご主人:
インドアの悪循環になりました。笑
奥様:
まだ子どもも小さいからどっか行きたいとか言わないからいいですけど。
こもるね~
ご主人:
こもるね。
居心地のよいマイホーム
奥様:
どこか行ってもすぐに帰りたくなっちゃうもんね。
寒いねここ。みたいな感じで…
記者:
それは家が快適ということで…笑
奥様:
そうですね~。
ご主人:
こもるのは良くないけどね。
奥様:
でも、これから子どもが大きくなって、どこか連れてってといえば「しょうがない行こうか」となると思いますけど、たぶん寒くてすぐ帰ってくると思います。笑
記者:
お披露目会とかしたんですか?
ご主人:
両方の両親を呼んでしましたね。
記者:
その時の反応は?
ご主人のご両親はいつも見てるでしょうから、奥さんのご両親は?
奥様:
家の中を自分たちでやってるというのを話したら「はぁ?大丈夫なのそれ!」って言ってましたけど、完成した家をみたら「良く塗れてるじゃん」とか「味があっていいね」と言ってくれました。
ご主人:
壁を塗るってことがイメージできなかったんだろうね。
奥様:
あとパネルヒーターいいねと言ってました。
12月末に引き渡しで2月くらいのパネルヒーター大活躍の頃にお披露目会をしたので大好評でしたよ。
ご主人:
背負って帰りたいくらいって言ってました。笑
奥様:
キッチンも好評でしたよ。
使いやすいキッチンがお気に入りと奥さま
全てが余裕のあるサイズで使い勝手の良いキッチン
記者:
キッチン大きいですよね。
奥行もすごい。
奥様:
これでも最初から標準サイズでプランに入っていたもので、ショールームに見に行ってそんなに迷いなく決まりましたよ。変更点はIHからガスにしたくらいです。
色はRebornの公式カラーが緑だったのと屋根も緑なのと、ショールームにあったのも緑だったから、これでいいんじゃないかとすんなり決まりました。
記者:
本当に大きくていいですね。
奥様:
対面キッチンが憧れだったのですごい満足してます。
作業スペースもあるし、将来子どもと一緒に洗い物したり料理したりするのにちょうどいいスペースかなと思ってます。
アパートにいたときはフライパンの置き場もなくて床に置いたりした時もありましたけど…
ご主人:
狭かったからね。
奥様:
将来的にはここ(カウンター背面)に椅子を置いてカウンターとして使って、ダイニングはごろごろできるスペースにできるなと思ってます。
料理運ぶのも洗い物片付けるのも楽かな~と。
記者:
いいですね!
お気に入りですね。
でも、このキッチン結構いい値段するんじゃないですか?
奥様:
標準の仕様で含まれていたので中の中くらいだと思います。
でも大きさも十分だし困ったことはないですね。
記者:
キッチン奥のスペースもかなり広いですね。
奥様:
そうなんですよ。
広々してるので圧迫感がなくていいですよ。
勝手口も付けてもらったので、買物の後、車を勝手口の近くに停めてそこに荷物を下ろせば、重たい物を運ぶ必要がなくて導線がとても良いです。
あと、勝手口の窓ガラスは外で遊ぶ子どもを確認できるように半分すりガラス、半分透明にしてもらいました。
記者:
なるほどうまく考えられてますね。
奥様:
導線は良いし、広いですし、パントリーもあって色々収納できて気に入ってます。
記者:
やはりパントリーあると違いますか?
大きさはどれくらいですか?
奥様:
違いますね。
一畳くらいのスペースですけど色々置けて便利です。
これも最初から提案の中にありましたね。
夏場とかもお義母さんから野菜もらえるんですけど、ちょっと置いておくのにもちょうどいいです。
キッチンから近いというのも使いやすいですね。
記者:
では、奥さん家事しやすいですね!
奥様:
そうなんです。
物は揃ったんですけど…
もうちょっと頑張ります。笑
記者:
これからですよ。
ご主人:
気持ちの問題!
奥様:
頑張ります!
【記者感想】
家にこもるというとネガティブな感じがしますけど、前島さんの場合幸せな引きこもりですね。
また、奥さんのキッチンに対するお気に入り感もビシビシ伝わってきました。
今後も家事頑張ってください!!
木っとハレルヤ(Rebornオリジナル物置)導入
記者:
物置(木っとハレルヤ)はどういった経緯で導入されたんですか?
奥様:
やっぱり物置は欲しいねと言う話になりホームセンターに見に行ったんですけど、家の感じには合わないし、結構高いなと思って…
ご主人:
しかもすぐにベコベコになるじゃないですか。
記者:
見栄えが悪いですね。
奥様:
家の裏とかに置くんでしたら何でも良かったんですけど、ここだと外から丸見えなので…
あと物置自体の値段は7万とか8万なんですけど設置費用とか入れると14~5万円とかになって意外と高いなと感じて…
ご主人:
ウチのと同じくらいの大きさだと20万くらいしそうですからね。
記者:
ですね。
奥様:
同じ頃に塩原さんから「木っとハレルヤのキャンペーン中だよ」って話があって、それで決めました。
記者:
物置欲しいなというタイミングと塩原さんからの連絡が良い具合にシンクロしてという感じですね。
ご主人:
あと、裏が完全に川なのでフェンスを作って欲しいなという話になって。
奥様:
じゃあ、込み込みで一緒にやってもらおうかという話しになってお願いしました。30万円くらいでした。
フェンスは塩原さんが自分でやってました。
記者:
安く上げるための努力ですね。
奥様:
後々面倒見てもらうんだったら同じ人がイイね。っていう感じだったし、家を小っちゃくしたような感じでそこにあるのもいいかなと思いました。
記者:
カワイイですね。
ご主人:
断熱材入れたら住めるね。笑
記者:
フェンスと物置でコミコミ30万円だったら、まぁ安いですね。
奥様:
そうですね。
色々細かい事言わなくても分かっててくれるし、価格交渉とかもなくズバリの価格で提示してくれるのでそういう所がいいですね。
私たちも交渉とか駆け引きとかうまくないので、そういうの無しで付き合えるのが嬉しいです。
ご主人:
塩原さんなら電話一本で話が通じるからね。
奥様:
「何でも言って」と言ってくれるし、たとえばハウスメーカーさんだと営業とメンテナンスの担当者が別だったりすると、売る人は契約取れたら終わり、メンテナンスは子会社の誰々が担当しますみたいな感じのイメージもあるので、ちょっと寂しいのかな?と思ったり…
記者:
そうですね。
Rebornだと、とりあえず塩原さんなら全て把握してるから電話一本で要望が伝わる。そんなところが魅力ということですかね?
奥様:
そうですね。
本当は家を建てるのに一人で全部担当というのはまずいと…
設計と現場監督が同じ人間だと自分よがりな家になってチェックする機能が無くなってしまうと聞きました。
だから本当は別にした方がいいんだけど、人手が足りないから仕方ないみたいなこと言ってました。
記者:
悩ましい所ですね。
物置の使い勝手はいかがですか?
ご主人:
ただ荷物を入れっぱなしで…
奥様:
そうだね。
タイヤとかも入るし、自転車も入るし、子どもが大きくなっても色々入りそうで良いですね。
あれだけ大きさがあるから余裕があってどんどん入れられるからいいですね。
記者:
タイヤでも自転車でもそのままポイッと入れられて便利ですね。
奥行きが結構あるから間口の広い物置とまた違った使い方ができそうですね。
奥様:
そうなんです。
あまり使う頻度の少ない物は奥に、よく使う物は手前にっていう使い方ができますね。
記者:
なるほど!
奥行きも高さもあるから立体的な使い方ができそうですね。
ご主人:
逆にあれ以上奥行きが長かったら奥のものは完全に眠るね。
記者:
そうですね。笑
サイズの展開が色々あるので家庭ごとのニーズに応じた使い勝手のよい物置になるはずなんです。
もうちょっと沢山売れてほしいですね。
家の外観に合わせて塗装した木っとハレルヤ
間口、奥行きともに十分なスペース
【記者感想】
前回に続き「木っとハレルヤ」の活用例を見せていただきました。
奥行のある物置はどういう風に使うのが良いのか想像できなかったんですが、使い方しだいで便利に収納できそうですね。
販促につながるよう今後も活用例の取材を続けて行きたいと思います。
規格型住宅のモデルケースとして
記者:
あれ?今さらですけど、この家は自由設計ではなく規格型住宅なんですか?
ご主人:
そうです。
年に何棟か建てる計画で進めていたはずです。
奥様:
同じ仕様の家を年に何棟か建てるという目標で、資材の調達も抑えるというのがあったみたいで、うちはそれの第一号か二号のはずです。
こだわりがあると規格からはずれちゃうから、私たちみたいにあまりこだわりがない夫婦が良かったみたいで、そういう人を求めていた塩原さんとマッチしたんだと思います。
記者:
そういうことだったんですね。点と線が繋がってきました。
材料もまとめて仕入できるから安くできますからね。
その後、規格型住宅は何軒建ったか聞いてますか?
奥様:
わからないです、聞いてないです。
あまりうまくいかなくてやめちゃったのかな?
まさかウチだけとか…
記者:
きっと逆ですよ。
前島さんのお宅をモデルケースとして、坪単価50万円台で高気密高断熱+パネルヒーターのいつでもどこでも過ごしやすい高性能な家が建てられます。という流れに持って行きたいんですよ。
ぜひご協力を!
奥様:
あまりこだわりのない人のためのパックみたいな。笑
記者:
じゃ、こだわりの無いご夫婦ということで押し通しますけど良いですか?笑
奥様:
こだわりが無いというとちょっとあれだから「使い勝手」「シンプルさ」「飽きのこないデザイン」とかですかね?
「シンプルな生活が好き」「使い勝手を考えたシンプル設計」みたいなのはどうですか?
記者:
そうですね。「こだわりなし」っていうとちょっとネガティブな感じ出ちゃいますね。
奥様:
「飽きのこないシンプルさを追求した家」って感じ?笑
記者:
おぉ!ライターさん、いいですね!笑
そうか、追求したからこそこういう形になりましたと。
奥様:
そう!
無駄を極限まで削りおとして!適当に言ってますが。笑
でも本当にそうですよね。何もたさず何もひかずって感じです。
基本的な物が揃っていて生活のための作業空間はしっかり確保されていて。
それだけなんだけど高性能な住宅みたいな。
記者:
余計な物も無いけれど足りない物もないという。
質実剛健さがたまらないですね。
コストパフォーマンスの高い規格型住宅のモデルケースとして
【記者感想】
今回、前島邸を取材して感じたのは、この家のコストパフォーマンスの高さです。
それが規格型住宅によって実現しているというお話を聞いてカラクリが分かった気がしました。
売り方、露出しだいでかなりの可能性を秘めている商品と感じました。
温度差もドアも無い家
奥様:
子ども部屋をなくして家族がいつも一緒みたいな発想の家もありますけど、小さいうちはいいけど思春期とかになったら、自分もそうでしたけど一人になれる部屋がやっぱり欲しくなると思います。
うちはリビング階段なんですけど、これも最初迷っててリビングを通らずに二階に行けるようにした方が良いのかな?と思ったりしました。
でもそれも寂しいからこれでいいかなと思い今のカタチになりました。
ご主人:
玄関から上がったら、いつ帰ってきたか分からないね。
奥様:
そう、そういうのもあるし、一日一回くらい顔見ようよっていうのがあって。こういう形になりました。
ある程度プライバシーは確保したいっていうのがあって、それもあって吹き抜けはちょっと嫌だなと思いました。
記者:
そうですね。
家族もどういう関係性になるか分からないですからね。
ご主人:
リビング階段で結果よかったと思うよ。
記者:
(見回して)改めてですけど、全館暖房だからドアも無いんですね。
奥様:
そうですそうです。
ご主人:
そういわれればそうだ。普通ドアありますよね。
奥様:
一階でいえばトイレと脱衣所くらいしかドアはないですね。
ご主人:
そうだ、玄関とリビングを仕切るドアが無いんだ。
普通の家だとありますね。
記者:
素晴らしい開放感ですね。
普通の家だと玄関ホールや廊下は温度が低くてリビングと温度差があるからドアが必要なわけですよね。
でも全館暖房でどこでも同じ温度だから仕切る必要がないと。
奥様:
むしろ玄関の方が暖かいことあるよね。
家中どこでも寝られます。
記者:
笑
家族が集まるリビングにある階段
リビングの奥はそのまま玄関が
【記者感想】
お子さんの思春期の事まで考慮して間取りをかんがえられたのは母親ならではの優しさですね。
父親目線だとあまりそういう発想にならないかもしれません。
どこでも寝られるのはイイですね。真冬に酔って千鳥足で帰ってきても、家の中にさえ入ってしまえば風邪をひく心配も無い訳ですね。
換気に失敗した結果、身を持って断熱性能の高さを知ることに
記者:
事前の資料でメンテナンスコストがかからないとありますけど…
ご主人:
ウッドデッキや外に露出してる部材に腐食防止の物を使っているからだと思います。
記者:
なるほど、納得です。
奥様:
最初、ウッドデッキは茶色に塗ろうかと思ったんですよ。
でも、塩原さんに「木のそのままの色を生かしたら」って言われて、塗らなくても大丈夫だし、だんだん味がでてきてイイ感じになるよってことだったので無塗装にしました。
塗っちゃうとベタっとした感じになるとも言われましたね。
ナチュラルで良かったと思います。
記者:
正解だと思いますよ。
茶色にしたら重たい感じになると思います。
あと、濃い色で塗ったらはがれたときに塗りなおさないとみっとも無いですし。
ご主人:
めんどくさいってのもあったね。
ナチュラルな木の雰囲気のウッドデッキ
ご主人:
お風呂にある換気システムは家中繋がっていて、24時間新鮮な空気が出入りするから、ちゃんとメンテナンスしなさいという事でした。
奥様:
嫌な空気が中にたまることはないというお話でしたね。
見えないけれど風の流れを作って循環しているから締め切っててもOKということでした。
だから夏なんかほぼ締め切ってます。
集中換気システムコントロール部
記者:
って言いますね。
忘れて開けちゃいそうですけど。
奥様:
私、去年それで失敗して…
開けたくなる衝動が抑えられなくなって
記者:
そりゃそうですよ。笑
奥様:
夏なんだから窓開けようよと思って開けた結果、夜になっても寝られないくらい暑くて大変でした。
外が24℃くらいになってるのに家の中の温度が28℃くらいで全然下がらなくて暑くて耐えられずクーラーをずっとつけてましたよ。
ご主人:
そうだったね。
記者:
結局、断熱されてるってことは室内の温度が外気温に左右されず暖まったら熱が逃げないってことですもんね。
正に冬の状態。
奥様:
そうなんです。
だから朝早く冷たい空気を中に入れて暑くなる前に締め切って、冷えた空気を中から逃さない。
温度が上がったらちょっとだけクーラーで冷やしてあげて密閉状態を保つというのが重要なんだと、言葉では聞いて理解していたんですけど、「やっぱ外の風ちょっと入れようよ」みたいな感じで開けてしまったんです。
ご主人:
それを夕方の4時くらいにやっちゃったんですよ。
そしたら30℃くらいの熱気がブワーって入ってきて…
奥様:
「あぁ!まずい」と思った時にはもう遅くて…
一年目の失敗でしたね。
ご主人:
今年はそれをしないように気を付けたいと思ってます。
記者:
断熱性能の高さを身を持って体験した訳ですね。
奥様:
そうなんです。
本当に魔法瓶みたいな家なんだなと身を持って体験しましたね。
冬は締め切ってパネルヒーターつけてればいいだけなんですけど、
夏は窓の開け閉めのタイミングや冷たい空気を入れるというのがが難しいですね。
そういうのも構造や性能の細かい説明のおかげでしっかり理解できてることが良いですね。
構造が分かってるから、なぜそれをしなければならないのか、自分の家の事だから一番自分たちで性能やかかる費用がどうなるのか、自分たちで知れる、自分の家を人任せにしないというのがRebornさんで建てる良い部分だと思います。
ご主人:
ダクトも取りつけ大変なんだよこれ
奥様:
そう、だからダクトも年に一回掃除しないといけなくて「自分たちでやって下さい」ってことだったのですけど、開けるのが大変だったりします。
記者:
具体的に何をするんですか?
ご主人:
ファンを洗います。ファンについたホコリを取ったりします。
記者:
ダクト内の清掃とかは?
ご主人:
そういうのはないですけど、止めているネジが特殊なもので回すのが結構大変ですね。
奥様:
でもそれができないと引き渡しできないからってことで、引き渡しの日に30分ぐらいかけて教えてもらいました。
今後は自分でやるんだからちゃんとやってもらわないと困りますよ。なんて言われて…
記者:
エアコンは一台だけなんですね。
あそこ(階段吹き抜け)に付けてるということは、冷気を下におろすという役割で?
奥様:
そうです。
上で温まった空気を冷やして下に下ろす役目です。
記者:
そうか、循環の一役を担ってるわけですね。
ご主人:
そうです。
冷やした空気を下に送る役目のエアコン
記者:
Rebornとメンテナンス契約は?
ご主人:
定期点検の契約はしています。
奥様:
それとは別になんだかんだで塩原さんが顔を出して様子見してくれるんで助かってます。
近い存在ではありますね。
【記者感想】
施主自らメンテナンスすることの重要性をちゃんと理解し実行しているのは本当に素晴らしいと思います。
失敗談は面白くもあり、少し恐ろしさも感じました。
私たち人間は快適さに慣れたばかりに、自然の風すら害として捉える生き物になってしまった…もしくは環境が変わってしまったのか?
などと東京でクーラーなしボロアパートで10年暮らした記者は考えてしまいます。
これから家を建てる人へ ~ ブランドが家を建てる訳じゃない ~
記者:
最後にこれから家を建てる人、特にハウスメーカーじゃなくてRebornのような会社に頼もうとしている人にアドバイスがあればお願いします。
奥様:
私たちはハウスメーカーの事は全然しらないので何とも言えないですけど、一回くらいは見に行っても良かったかなと今は思っています。
記者:
でも一度行ったら、その攻勢はすごいものがありますから押し切られかねないですよ。
奥様:
そうそう、それが怖くて。しかも土地があるなんて言ったらすぐに契約してくださいって話になると聞かされていたのでやめました。
記者:
そんな話したら毎日来ますよ。
奥様:
それが怖かったんですけど、でもちょっとだけ見て見たかった。
FPの方に土地があるなんて絶対言っちゃダメだし、アンケートの住所も書いちゃダメって言われて。
家の事について少し知識がある今ならちょっと見に行きたいですね。
「あ、これ断熱は何使ってるの?」みたいな嫌な客で。笑
奥様:
そういうのもあってハウスメーカーの事は良く知らないですけど、ハウスメーカーにはない良さに価値を感じる人には良いと思います。
例えば、さっき言ったみたいに営業、施工、メンテナンスと次々に担当が変わるんじゃなくて、自分たちの家のすべてを知っている人に面倒見てもらえるとういうのもあるし、家が出来上がっていく様子を自分が家づくりに参加しながら見ていくこともできる。
やっぱり自分たちの家だから、自分たちが一番よく知っていたい。というのがあります。
記者:
なるほど
自分たちの家だから自分たちが一番知っていたい
奥様:
メンテナンスも自分たちでできるようになって下さいって言われて、最初は「何で?そんなの建ててくれた会社がやってくれるんじゃないの?」と思ったりもしたんですけど、お風呂の24時間換気のシステムにしたって「ついてます」「そうですか」で終わらせずに、中の換気とどう関係しているか構造の説明をちゃんとしてくれたので、何のためについているのか、何故メンテナンスが必要なのかを知ることができて、理にかなっているというか、だから光熱費はこれぐらいで済むんですとかいう話も理解できました。
記者:
ランニングコストについても裏付けがされていると
奥様:
そうですね。
納得できます。
記者:
自分たちの家を建てる業者を選ぶのに、安心感というのはとても大きなテーマだと思います。
テレビCMやってるような大きなハウスメーカーだと誰でも知ってて、何となく大丈夫っていう先入観があると思います。
でも、失礼ですけどRebornって何よって話な訳で、実際にRebornで家を建てたお施主さんたちが「いいよいいよ」と言ったところで、それを伝える手段としては口コミ以外ではなかなか難しいのが現実です。
ホームページで「お客様の声」という生の意見を掲載するというのは、口コミに近い形で情報を知ってもらう一つの方法と考えています。
だからこそ、良い事だけ聞いてくるなというのが至上命題として言われてますし、生の声を届けることでハウスメーカーで建てようとしている人たちに、Rebornで建てるのもアリだなと思わせる何かがあれば、それはとても重要なことです。
奥様:
これまでのお施主さんのお宅に見学にいくと、皆さん共通して、間取りがどうこうというより家の性能の話をしてくれました。
お洒落な部分とかではなく、家の性能の話をしてくれたから何かすごいな~と思いました。
自分たちも誰かに家を説明する時に、断熱しかり換気しかり、デザインとか見た目も大事ですけど、住みやすさの基本になる性能についてしっかり説明したいと思います。
ご主人:
確かに見学会に行ってもデザインの話はした記憶がないな
奥様:
まぁ私たちが聞かなかったってのもあると思うけど。
皆さん、共通して暖かさだったりとかの性能の話が多かったので、そういう方向に目を向けた家づくりというのも大事かなと思います。
暖かさだったり、風の流れだったり、住んでみないと分からない、家づくりの最初の段階で全然重視しないようなことにも、あえて触れるというのはどうでしょう?
ハウスメーカーさんの展示場ってどんな感じなんでしょう?
イメージだとお城みたいなモデルハウスで、入った瞬間に圧倒される感じですけど…
記者:
お城みたいなモデルハウスって、逆に現実味が無くなっちゃうと思うんですけどね。
奥様:
なんかいろんなところに、フルーツのフェイクのやつとかが置かれてたりして、キレイすぎだろみたいな。
ご主人:
どのハウスメーカーのモデルハウスも大きいし、こんなとこ住めるわけないだろみたいな…
奥様:
そこで性能の話ってどれくらいするの?って思っちゃいます。
記者:
聞けば「ウチは最高の性能ですよ」って言うと思いますけど…
奥様:
ちゃんと計算したものとか見せてくれたりするんですかね?「どうせ言っても分からないでしょ」と思われたりしないですかね?
ご主人:
確かにハウスメーカーはそうかもしれないね。
奥様:
私たちは、塩原さんに「ちゃんと家の事勉強してください!」って言われましたけど、きっとそういうスタンスでは接してこないと思います。
記者:
ハウスメーカーじゃそんなことなかなか言わないでしょうね。全てお任せくださいって感じでしょう。
でも、考えてみると自分たちの住む家なんだから、それがあるべき姿なんですよね。
奥様:
業者任せにしないしないというところ。
一見冷たいように聞こえるけど、長い目で見ると塩原さんだって明日から違うことやるかもしれないし…
ご主人:
急にラーメン屋始めるとか言うかもしれないし。
記者:
色んなこと考えてますよ。あの人。
奥様:
だけどある程度のことを知ってれば、自分たちで調べたりして何とか出来るんじゃないかと思ったりするので、ラーメン屋始めたとしても素直に「がんばってください」と言えると思います。笑
何かやっぱり、うわべだけじゃなく良い事も悪い事もちゃんと伝えてくれるということも、ハウスメーカーと比べると有名でもなく小さい会社が信頼される一つじゃないかと思います。
ご主人:
ハウスメーカーは広告費に莫大なお金をかけてるけど、元は施主が払っているお金ですからね。
奥様:
そういうハウスメーカーも比較するのはイイと思いますけど、結局何にお金をかけたいかで言えば、私たちはブランドや広告よりも自分の住む家にお金をかけたいと思います。
巡り巡って会社の広告費とかにお金を払わされてると考えると、それはちょっと嫌だなと感じます。
バンバン流れてるCMを見てるとそういうことを考えます。
ご主人:
CM流してるハウスメーカーでも5年も住むとガタがでてくるって聞くね。
奥様:
私たちも、最初にFPの方に出会っていなければきっとハウスメーカーのイベントとかに行ってたと思いますけど、結果的にはこちらの選択が正しかったと思っています。
記者:
間違いなく言える事は、ハウスメーカーで建てられていたとしたら、これまでの経験や今の満足度は得られていないですね。
奥様:
そう思います。
ブランド力に頼るお家づくりはどうなのかなって思います。
「どこで家建てたの?」ってよく聞かれるんですけど「いやちょっと知り合いの施工業者さんだよ」って答えるしか無くて…
記者:
そうすると「大丈夫なの?」みたいな感じになりません?
奥様:
そうそう。
でも「工務店さんの方がいいよね」って言う人も多いです。
記者:
ブランドが家を建ててくれる訳ではないですからね。
奥様:
そういうのも大事なのかもしれないですけど…
ご主人:
Reborn?どこそれみたいな感じで言われたりしましたけど。
記者:
ご両親の最初の反応はいかがでした?
こういう会社に家を建ててもらうと話した時に。
奥様:
ウチはハウスメーカーじゃないんだよって話したら「え?」って感じだったけど坂田木材さんの関連会社ってことを話したら長野市で一番大きな木材屋さんなんでちょっと印象かわったみたいでした。
ブランドに頼っちゃいけないなんて言って、坂田木材さんの名前をだすあたりがちょっと矛盾してますかね?
ご主人:
そこは切り離せないからね。
家づくりについてお話される奥さま
【記者感想】
ブランド力=安心感というのはある意味仕方ない人間の心理かもしれません。
通販サイトで良いレビューが付いている商品ばかり売れるのと一緒です。
ただ、人の意見に左右されず、自分自身の観点でモノの本質や本当に価値あるモノを見極める力も人間には必要であると考えています。
本質を見極める力を持ったお施主さんにとって、価値を見いだせる家を作り続けていくことこそがRebornが見据える未来への最短の道だと信じています。
前島さんとのお話の中で、そんなことを再確認しました。
前島さんご夫妻、ありがとうございました。