
竣工写真を撮影してもらいました(FRAME金井さんの背中が秋っぽいです)
軽井沢は晩秋を迎えています。
ぼちぼち木枯らしが吹くころですが、小学生の頃に覚えたキョンキョンの歌をつい口ずさんでしまいます。
1980年代のお気に入り曲を、1日じゅうリピート口ずさむ行為は昭和のオッサンあるあるで、
我ら団塊ジュニアは失われた30年と言われるほどに不況な世の中を、たくましく、力強く、けっこう労働の喜びを感じながら生きてきた世代なのです。
カラオケにいけばいまだにあの時代の曲しか歌わないですし、歌えない。
忘年会の幹事=美里さんが、2次会にカラオケをチョイスするのは、悲しいほどに働き、ついそのエネルギーを歌にぶつけてしまうわれら昭和のおちゃんおばちゃんに配慮してのことであろう。
なんか余計な話題が長くなってしまいましたが、
ついに、
やっと、
軽井沢のS邸大型リノベが完成を迎えました。

現場を取り仕切ったクボタくん。
「いやぁ~これまでのリノベで一番タイヘンだったぁ~」と安堵の表情。
床面積は31.5坪とさほど大きくはありませんが、高低差のある敷地で3階建てと見間違えるほどの高さ。

外壁板はたて貼りですから、足場をのぼったり下りたりの連続作業で、さぞ大変だったことでしょう。
飫肥すぎ相じゃくり羽目板・マイトレックACQ加圧注入材です。

こちらがビフォー。
窯業系サイディングで、アスベスト含有建材でした。
デッキはあちこちで腐っていてヒジョーに危険な状態だったんですよ。

森の中に佇むS邸はもともと移住目的で中古住宅を購入したそうです。
もうそれはそれは冬寒い家でして、生活していても室内の蛇口が凍ってしまうことしばしばだったそう。
今回断熱はかなりしっかりやりまして、KYブラケットにて、外壁は高性能グラスウール16Kを180㎜付加しました。

室内側の石膏ボードははぎとらず、外張り断熱のような感じ。
外壁を剥がしたところで、柱や梁がクロアリの食害にあっており、何本かは躯体を取り替えました。
外壁を剥がして露出した柱・梁に構造用合板+防湿シートを貼っています。

おかげで窓がえらく引っ込んでついています。
壁に写り込む樹の影も美しい。木の壁、しっくいの壁は何物にも代えがたいものがありますな。

そんなこんなでついに引き渡しの時となったのです。
室内はパネルヒーターによる暖房で、運転開始から2日目ではやくも22℃に。
どこに行っても暖かい空間が迎えてくれる幸せ。
真冬でも薄着でどこも寒くないありがたさ。
トリプルガラスは窓辺に近づいても寒くなく、外の景色を朝から晩まで楽しめる。窓辺がいいですよね、やっぱり。

北向きに配置換えを行った壁付けキッチンの眼前は大きな窓で(もちろんトリプルガラス入り樹脂サッシ=シャノンNS50)、眺望が広がりルンルンキッチンに生まれ変わりました。

やっぱり冬あたたかい家は何物にも代えがたい。
Rebornにとっても金字塔となる一棟になりました(‘ω’)ノ

初めて見るRe-bornされた我が家にテンションMAXの子供たち。
新築ではこんなに走り回らないはずだ。
