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タイマフロンGL

2021.06.29|住まいの点検・メンテナンス
塩原真貴

森の中に佇むOB宅を訪問。

このところ毎日夕方雨がふっていますので、日中はさわやか信州といえども蒸し暑い。

が、

ここは別天地。

こういうところにいつの日か住みたい。犬と共に・・・。

築後15年を経たポスト&ビームは、

劣化しているのではなく確かに熟成していた。

 

梅雨前線の影響で、空には力強そうな雲が時折雨を落としている。

はらはらと舞い落ちる小粒の雨が、あたりを覆う雑木林の木の葉に触れ、

涼しげな雰囲気をいっそう引き立てる。

 

おお、なんという小説的な語り口ではないか。

このまま筆を進めてゆきたいところではある、

がしかし、そういった類の場ではない。

 

今回伝えたいのは、フッ素加工された屋根=タイマフロンGLという屋根材についての考察を。

「あれ?これもう塗装済み?」

と思わせるような塗装の状態でした。

先ほども触れましたが、確かに築後15年経っています。

画像ではまったく伝わらないと思いますが、まるで新築当時のよう。

当時は確かに高かった。

ふつうの人は差額見積り提示の段階で80%脱落(落胆)するだろう。

が、このオーナーは違った。

この、今のこの時がはっきりわかっていたかのようである。

 

最近、ガルバリウム鋼板は、SGL(エスジーエル)という新商品も登場した。

これはGL(ガルバリウム鋼板の表記上の俗称)にマグネシウムを添加したことにより耐候性を高めている。

Rebornではまだ採用がない。

29~30年といわれる日本住宅の寿命は今後、飛躍的に高まると予想している。

長持ちする住宅を目指す場合、屋根材の選定はいの一番に行うべきポイントだ。

GL(ガルバリウム鋼板)は、こんなところにも使われている。

真壁造における化粧梁を保護するための水切り板金がそれ。

 

しかし木の外壁も負けず劣らず。

ウエスタンレッドシーダー+シッケンズ・セトールノバテック塗装

豪雪地にあって、冬は雪に接している時間も長きにわたると思われるが、まったく問題ありません。

さて、

再塗装の見積りのご依頼をいただきましたが、どうしましょう?

このままでもよいと思うのですが、そりゃぁ塗装してもらったほうがよいとも思うけど、

あのテカリがな~泣

木の家は20年後がイイ

は俗説ではなく本当だと思う。

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