道路に面して自家用車2台・除雪機倉庫・園芸用品入れ倉庫つきがうれしい。雪の日でも車の雪下ろしがなく非常に助かります。(1m程の積雪がある地域です)
周囲をリンゴ畑に囲まれ、「外壁の素材はいったい何がいいのか?」そんなご相談から家づくりが始まりました。結果的には米杉粗仕上板にウッドロングエコを塗装。換気用の給気口は直接外気とせずに、外壁通気層より導入しています。
ガレージ部分は壁が少なくなります。耐震等級3を確保するためにガレージの天井の剛性を高めています。
エコキュート給湯、温水暖房、エアコン冷房のヒートポンプが一か所に集約されています。
ガレージに除雪機、農機具、収穫した野菜などをしまっておく物置を併設しました。
玄関ポーチはガレージから。全面をコンクリート土間床としています。
ウエスタンレッドシーダー粗仕上げ板にウッドロングエコを2回塗り。外壁を貼る前に地上で建築主よりDIY塗装をお願いした。
今後色が変色していくのもこの塗料の楽しみ方の一つ。塗装直後は深い緑褐色。
ポーチは天井を低く抑えて、屋根をできるだけ低くつくることに配慮した設計。垂れ壁に縁どられた隣地の畑、里山。
玄関ドアは今回もRebornのオリジナル(商品名ez[いいじぃ]ドア)。ウエスタンレッドシーダーの節無したて張りは一番人気。
ざらっとした木の表情は、なぜか心を和ませる。玄関ドアの内側はチーク材を凸凹ブロックにしたもの。隠れたおしゃれ!?
南側全景。太陽光発電パネルはLG製。(3.85KW)
掃き出し窓を採用せず、テラスドア+FIX窓やドレーキップ、たて滑り出し窓オンリーとした。気密性を考慮してのことだが、完成時の気密測定結果は0.69と、あまり良くなかった。原因は台風時に測定をしたためか。1年後に再度調査を実施することとしている。
玄関収納は造作品。タモ柾目の突板を貼ったつるんとした表情が好評。履物のみならず、傘や防寒着を格納することができる。
吹抜けのあるダイニングスペース。丸テーブル上のペンダントライトはオーデリック製でしっくいの内装にマッチします。
壁厚が300㎜あるので、FIX窓の枠がベンチのように座ることができます。
フローリングは北海道産のナラ(節アリ品)。国産の広葉樹フローリングはとても希少ですが、一生使えるものとしておすすめです('ω')ノ
対面式キッチンですが対面できません(笑)
キッチンと上部のみでつながるダイニングは落ち着いた雰囲気で悪くありません。
アクセントで巾の狭いカラマツ羽目板をよこばりしています。
どこの窓からも緑が望め、気持ちよい景色が広がります。
一般的には掃き出し窓をつけますが、冷気の影響をさけるためにも、このような配置が今後増えるだろうと思います。
ベンチとしても使える窓台。
アルゴンガス入りのトリプルガラス(トリプルシャノンⅡx)
キッチンはPanasonicのラクシーナ~既製品でコスパ重視です。
床は東リのPタイルで清掃性を優先しています。
キッチン脇には定番のパントリー。玄関からLDKに入る入口にキッチンがあるので、パーテーション型のパネルヒーターを配置しました。
キッチンカウンターのすぐそこに調味料入れを埋め込んでいます。
カップボードもPanasonic製ですが、H1030㎜と比較的高く引出しがたくさんあります。造作でつくるよりも安くできます。
家電の上はアクセントでブルーグレーに着色したしっくいを塗装しました。
LDKの上には、大きな吹抜け。規格プランよりも大きく取られています。
2階のホールには冷房用エアコンが1台あり、吹抜があることによりこの一台で全館冷房を可能としています。
洗面脱衣室は白基調。アクセントでブルーのタオル掛け兼用のパネルヒーターが。
床はキッチン同様、Pタイルで清掃性を優先しています。
リビング脇に設けられたボイラー室兼納戸。エコキュートの貯湯タンクは室内置きとしており、タンクから逃げる熱を最小限にしています。太陽光発電パネルとの連携も可能で、昼間お湯を沸かすこともできます。(Panasonic製Fシリーズ)
階段下の収納。温水暖房用の熱交換器が格納されているだけでなく、掃除機やバケツなどを仕舞っておく記帳な収納スペースです。
室内ドアは飯田市ナガイ社の「イノア」というベイツガ木製ドアです。デザインが様々用意されており、金額も比較的お手頃。無塗装品で発注して、お施主さんの手によって塗装してもらっています。今回はリボス社のアルドボスという半艶の内装用クリアーをふき取り仕上げで。
2階階段を上がり切った位置より吹抜方向を見る。天井はネダレス合板あらわしとして、構造材の梁をみせている定番形。
吹抜はエアコン1台で全館冷房できるメリットがあります。手すりもタテ格子にすることが多いのですが、今回はあえて腰壁手すりH1.0mとして、リビングから洗濯物が見えにくくしています。写真右奥に洗濯物干しスペースがあります。
2階ホールより階段方向を見る。
トイレ入り口ドア上に冷房用壁掛けルームエアコンを設置。
2階ホールより、南西に位置する洗濯物干しスパースをみる。総二階建てなので、2階はゆったりとした間取り。
寝室Aは6帖+ウォークインクローゼット3帖。2階のフローリングは安曇野産のアカマツ材。
もちろん内壁はしっくい塗装。
隣接するウォークインクローゼットには窓を配置。最小限の大きさとしたが、南北の通風を確保した。
寝室B、北面に面する大きな窓からは、黒姫山や斑尾山が臨むことができる。窓辺にデスクを配し、読書や作業をしながら人目を気にすることなくカーテン(ここにはハニカムサーモスクリーンがつく)を全開にして外の風景をたのしむ、という贅沢な部屋。
寝室Bの全貌。この家で唯一、西面の窓がある。この窓からは飯綱山や長野市北部をのぞむことができる。
日射対策として、奥行き60cmのひさしとすだれフックを用意した。
寝室Bにはオープン型のクローゼットが。最近は折戸や引き戸などの建具をつけないことが多い。
2階洗濯物干しスペースより吹抜方向をみる。前出の腰壁手すりの端部が壁と離れいるのもちょっとした工夫のひとつ。
外のベランダではなく通年室内干しとするため、4帖のスペースを確保している。
リビングダイニング
調光・調色リモコンをつかうリビング照明だが、リモコンが納期未定です。半導体不足の影響だと聞いていますが、2022年はあらゆる機器の納期未定問題に悩まされ続けています。
木の家は夕暮れ時が最も美しいとされています。
寒い信州でも、暖房が効いた暖かい家があればもう大丈夫!
車が屋根付きなら生活が楽になります。
周囲に家がないので昼でも夜でもカーテンを閉めなくてもよいほどのロケーション。
あらゆる騒音が渦巻く住宅密集地を脱出し、こういった静かで開放的な環境で暮らすという決断に感銘を受けました。
利便性を最優先に考える住まいの思想が、今後は多様化してゆくことだろうと思います。
今まで暮らしていた長野市内のご自宅はRebornにて買い取り、別の方に引き継いでゆきたいと思います。
建て方。1階の梁をかけています。
建て方。1階の柱を建てています。
建て方。2階の柱を建てています。
建て方。1階の梁が掛け終わったところです。
建て方。2階の梁を掛けています。
建て方。2階の天井兼水平構面のネダレス合板を貼っています。
垂木(たるき)施工。
垂木施工。
建て方終了し、屋根の下地ができました。
荒地だった場所にこうして家が建つことの不思議さを感じます。
サッシを取り付けた直後。
壁の断熱工事が終わったところ。裸のグラスウールに防湿シートを貼っています。
LDK工事中。1階の広い場所で様々な部材が加工され、各所に配置されてゆきます。
ユニットバスの床下は基礎断熱です。
ユニットバスの床下を点検するための蓋の様子。
窓廻り
内壁の石膏ボードを貼っています。
さあ、もうちょっとです。
石膏ボードに紙クロスを貼るための準備が始まりました。パテ処理。
紙クロスが貼られると、室内は明るくなります。
しっくいDIY塗装作業が始まりました。夏の暑い盛りでしたので、スポットエアコンを準備。
吹抜には足場が設置されます。
天井の塗装はけっこう大変です汗
外部の最終確認をして、足場を撤去しましょう(*´ω`*)
外壁を貼っています。
ご安全に!
軒裏には長野県産材のすぎ(節有)が使われています。キシラデコール・やすらぎ塗装
屋根がある外部空間があると、作業する人にとってはありがたい。
2階屋根の南面にはセオリー通りの太陽光発電パネル