行って来ました新住協全国総会@青森!
いやぁ、思っていた以上に近いね、アオモリ。
思えば20年くらい前に他社によるログハウスの不具合調査(今でいうインスペクション)で八戸に行ったのが青森への最後だったか。その時は車で10時間くらいかかったと記憶してますが、今回新幹線で約5時間。
長野市を朝出て、お昼ごろには浅虫温泉へ会場入りしました。
早速昼食。
お腹が弱いので私は遠慮しましたが、名物(?)マグロ丼は真っ赤っか!
ご覧の人物は長野支部事務局の坂田木材・内海さん。
ぺろりと5分ほどで平らげていました。
コロナ禍でここ数年はずっとオンラインで開催していました。
リアル開催は久しぶりで、みなさんそれなりに年齢を重ねておりました。
びっくりしたのは鎌田先生が代表理事を久保田さんに譲ったことです!
このあたりは一般の方にはまったく分からないと思うんですが、新住協の会員には衝撃的でして、
久保田さんはその昔、鎌田先生の教え子でQPEXの研究開発に大きくかかわった学生さんでした。(私はそのころから面識があるのです)
一体なにが本部事務局であったのはか知る由もないのですが、これも時代の流れか。
惜しまれながら次に譲る美学をオトコはもたなきゃいかん、と先輩方から聞かされてはいるものの、
いったいこれから新住協はどうなるのか?
まあ新住協はそもそも宗教がかった団体ではなく、地方の小さな工務店の集まりで、お互いの背系や施工の実績を報告しあって情報共有し、意見交換や切磋琢磨することに参加意義がある会なので、大きく変わることはないはずです。
初日は鎌田先生による基調講演や工務店会員による施工事例紹介などの座学で、今回は「全棟Q1.0住宅LEVEL3をめざそう」というものでした。RebornではすでにLEVEL3あるいはそれにかなり近いLEVEL2の住宅がほとんどで、第一熱交換型の換気扇を導入すれば3地域でも必ずLEVEL3になっちまう感じであります。
2日目は青森支部の会員である菊池組さんによる施工物件2棟を見学。
専門雑誌などで目にしていたそれは、気象的に全国でも最もパッシブハウスが難しいとされるエリアで認証を得ているとのこと。この日は曇天で日照はありませんでしたが、見学する人間熱でオーバーヒートしていました。
まこと、すっごい断熱性能です!
もうこのレベルになるとちょこっとの暖房で20℃以上をキープ。
主暖房はマキスト―ブとのことですが、毎日薪を焚くわけではなく、昨シーズンは13回しか暖房しなかったそうです!!
RC造にもみえる無骨な外観デザインで、地元の杉板をファサードラタン調でウッドロング塗装仕上げ。
実にシンプルで明快なプランで、随所の小細工も唸るものがあちこちに散りばめられていて大変勉強になりました。
箱型で凸凹のないシンプルなスタイルは熱損失が少なく、南側の大きな窓からの日射取得で驚異的な燃費性能です。
単調になりがちなデザインを窓の配置や外壁の素材感、さらにガレージや東屋、植栽や外構資材などでボリュームを出して、敷地全体でいい感じのまとまりをみせています。
こうして新住協・全国総会をリアル開催できると、会員が施工した物件を生でみることが出来るのが本当に貴重でありがたい体験になります。
「BUNACO:ブナコ」というメーカーの照明器具がとてもRebornの建物にマッチすると思いました。
今後のお客さんたちに提案してゆこう。