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台風シーズンは体によくない

2019.09.10|その他
塩原真貴

このところ日本列島に度々台風がきています。

今年はいまのところRebornのお客様で被害報告はきていませんが、 昨年の台風でフェンスが転倒・破壊がありましたので、恥を承知でアップします。

ところは東海方面のOB宅、昨年8月のお盆明けのことでした。

早朝から電話があり、「フェンスが台風でブッ倒れた!」と。

前年冬に家を取り囲むように木製フェンスを弊社で設置していましたが、その一部がご覧のように泣。

幸いけが人や物損事故には至らなかったものの、 一歩間違えば人身事故につながるでしょうし、お隣りの方にも損害を与えかねなかったと思います。

施工前の現場調査の際にも、強風による転倒の危険性は感じていました。

このように板を隙間わずかで並べた場合、フェンスは当然帆のようになり、柱の根元には相当な力が加わります。

本来それに見合うだけのボルトの太さや、柱のピッチを設計しなくてはなりません。 

また、ブロック塀の転倒防止もそうですが、控え壁と呼ばれるつっかえ棒が有効ではあるのですが、 普段はかなり邪魔モノとなり、なかなか住人の許可がもらえません。

定常時(風のない時)は自立だけしていればよいのですが、 あの台風の強風の中で踏ん張る想像力に欠け、オーナーさんを説得できなかったことが悔やまれます。

柱の根元のボルトがちぎれ、ブロック塀の上に木製フェンスを立てることの難しさを思い知らされました。

そして今年このフェンスの修理を行いましたが、 あらたにこのような控え=つっかえ棒を新設しました。

これを「やらず」と呼ぶそうですが、 やらずをやらずはダメだということです。

特にスリット間隔が狭い、高さが1mを超える、 そんな場合は要注意です。

フェンスばかりではありません。

建物も、工事中の足場も、 台風シーズンは大変ヒヤヒヤしています。

これほどインターネットで情報が出回っていても、こうした事故写真は企業のイメージにマイナスに働くのを恐れるためか、ほとんど公開されていません。

同様の事故は各地でたくさん発生していることでしょう。

少しでも参考になればと思い報告します。

ちなみに土中に杭を打っているわけですが、当然シロアリにやられることも想定されるので、マイトレックACQを加圧注入した、 普段Rebornではデッキに用いている防腐処理されたものを使用しています。

そしてブロックの上に設置することはせず、コンクリート擁壁の上に、住宅の柱浮き上がり防止で設置される「ホールダウン金物」によって柱の根元を固めています。  

2019.9.10 Reborn塩原  

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