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木造建築は職人の手と共に

2014.02.19

更新スパンがだいぶ開いてしまいました。久しぶりに富山県の平屋の住宅をピックアップします。(工事はもう終わっちゃんですけど・・・) 木造の家ってなんかいい。 でもいったい何がいいんでしょう? 特に工事中に感じる。 いったいなぜ?   その一つが、この規則性のある配置かもしれません。ほら、障子とか細い材木が規則正しく並んでいるデザイン。あれって日本人独特の感性なんじゃないでしょうか。   藤田棟梁の作業台もずいぶんおしゃれだ。 ただの合板を加工してもの。すぐに分解できる。普通の大工さんも何かしら同じようなもの車に積んでるけど、ここまで造りこんでる人は見たことがない(笑) ま、どうでもいいことなんだけど。 現場は整理整頓が基本です。 もちろん土足厳禁。子供だって容赦しない(笑)       これなんだか分ります? 引違い樹脂サッシの動く部分(障子といいます)の枠にあたるところ。もじゃもじゃ毛が生えてますね。 人間の体でも毛が生えているところは重要。そう深い意味があるのです。 サッシって一言でいっても細かい部分にありとあらゆる深い意味と工夫がある。そしてこれからも進化し続けていくんでしょうなぁ。       第2問。 これは何に使われるでしょうか? ちょっと難しいかな?建築業者でない一般の人でこれが分る人がいたら、そりゃもう相当マニアックな人だってこと。 いいお付き合いが出来そうです(笑)           これを振りかざしてこんなふうに遊んでいる人もいました(笑) 鬼に金棒ってね(笑)         サッシがつくとほぼ家ですね。             これ解体前の同じ位置からのショット。 今はもうない。 だから長持ちする家にしなくちゃならないんだ。         家の中では断熱工事が始まりました。 洗面脱衣室です。当然洗面化粧台やらパネルヒーターなどがいずれ設置されます。壁面に取り付けるネジのために、こうしてあらかじめ下地を入れておきます。     切り取り解体した部分も同時に復旧していきます。ついこのあいだまでこんな感じでした。               そして数日後にはこんな風に。 米杉とサワラのコラボレーションです。 ここでまた出てきましたね、木造の特徴である規則性のある配列美。     いきなりとんじゃって申し訳ないのですが、さらに数日後はこうなってます。 黒い所はしっくい仕上げ。         なんだか話があっちこっちになっちゃいましたが、とにかく木造は職人さんたちの手がつくるってこと。1本1本、1塗り1塗り、手に伝わる感触を確かめながら、3次元の空間の中に置いていくってこと。     お客さんは絶対目にしないようなこんな下駄箱の下とか、「そんなとこ塗んなくていいんじゃない?」ってなところまで。 職人が誇りを持って腕を振るう、規則的に木が並ぶ美しい部分(場面)がある、そんな木造の現場が好きだ。      

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