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雪止め脱落(新潟県柿崎市)

2012.07.18

も~っ、連日暑いですね!移動中の車内、できるだけエアコンを控えてはいますが、ここのところそれも難しくなっています。Tシャツが汗でぴたぴたで運転に集中できないばかりか、思いにふける貴重な時間も奪われがちです。我慢は体にヨクナイ、と勝手に自分に言い聞かせACボタンをポチッ。 今日は新潟方面へ。道中、信濃町~中郷あたりまでは涼しかったので、窓を全開にして、やや速度を落としながら束の間のクールダウンが出来ました。 7年ほど前に新築された新潟県柏崎市のKI様宅へ。知る人ぞ知る激ウマ蕎麦屋さんだったのですが、店主腰痛により、現在は営業していません。秘かに期待しつつお伺いしたのですが・・・。 米どころ新潟の水田地帯に建つポスト&ビームです。もちろん高断熱高気密、パネルヒーター全館暖房です。7年を経て、味わいが増しています。         今回訪問したのは、新築時屋根に取り付けた雪止めが、23年豪雪でい~っぱい取れてしまった、というご連絡をいただいたためです。 ガルバリウム鋼板の長尺横葺きのハゼにボルトでかみ合わせる「ゆきぐに」なる後付け雪止めがいっぱいついていました。   潮を含んだ雨の為か、ゆきぐに君がだいぶ錆びています。鉄製に塗装がしてある代物ですが、塗装も相当退色が進んでいます。100個近くが脱落した模様。危ない!         通常は、このスリットに屋根材を挟み込み、ボルト締めで固定しています。 教訓として、後付の雪止めはゆるむので定期的に締め込まなくてはならないこと、海に近い場所は部品が錆びるので、ゆきぐには適さない。     反対の面もけっこう落下しています。 屋根に残った雪の重さは、軒先に近い雪止めほど荷重が大です。やはり棟に近い上の方はあまり脱落していません。       ついでに外部のいろいろをチェックしました。 露天のデッキの塗装は剥げています。木材自体に腐れはありません。           西面の腰壁です。いつもの米杉ざらざら板は塗料が良く染み込んでいて、劣化は発見できず。塗装の状態もよいようです。ただ、その腰壁の見切材は完全に塗装が剥げて白くなっています。 西日の影響と風向きにより雨がよくかかっているそうです。     南東角の通し柱です。変色はしていますが腐っているわけではありません。白く粉が吹いたように見えるのは、松ヤニが固まったもの。自然な姿です。             北面は塗装の劣化も見られず、非常にいい状態です。 丸太を軸組に用いたポストアンドビームは、田園風景にマッチしています。       家の裏手には池がありました。森を抜け、池の上を通過した風が心地いい。 今日も酷暑でしたが、このお宅もエアコンレスでした。      

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