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ナチュラルガーデン

2012.06.18

3か月にも渡る外構工事が終了しようとしています。数々の植物も無事に根付くことを祈るばかりです。I様外構工事のテーマは「自然な感じ」です。高低差のある敷地ですが、できるだけコンクリートの擁壁など無機質的要素を排し、天然石や枕木、法面の芝などでその段差を処理しています。 道路からの様子です。ブロック塀、フェンス、生垣、などといった仕切りはなく、低い植栽で境界を形作っています。         池周囲にもいろいろと植物を配します。メダカも泳いでいました。サワガニもいました。 この土地の斜面から自然に湧き出る水と、屋根からの雨水がその源です。向こう側のデッキの下に、貯水タンク(便槽を流用)が眠っています。         池周辺を上から見下ろしています。 リビングに続くデッキがあり、池やその周囲の植物を見ながらゆっくりできるスペースとなっています。       玄関へのアプローチです。 踏み石は鉄平石です。職人の技が光ります。 階段へは斜めに近づくレイアウトで、雰囲気を出しています。アールの小道は高くつきますが、それに見合うだけの価値はありそうです。         この場所は、松本市の定める風致地区(ふうちちく)に指定されており、景観に配慮された色彩や植物との共存が積極的になされるべき地域とされています。アメリカンでも、イングリッシュでもない、新しいスタイルのガーデンだと感じませんか?       レンガ調のインターロッキングの駐車スペースです。ピンコロボーダーや車下の芝は定番ですね。道路付けから400mm程度上がっていますが、滑らかなアールを描きながら敷き詰められています。できてしまえばそれまでですが、職人の技と根気がいる仕事です。     法面(のりめん)を芝生で処理した様子です。ここは建物の東に面しており、夏は午後から日陰になってゆきます。夕涼みする様子が見えるようです。 高低差は枕木階段で処理しています。       東道路より見る。 向こうに見える片流れの家と色のトーンが似ているためか、はたまたガーデンスタイルが似ているためか、違和感を感じることがありません。街並みを意識して、周囲の近隣と調子を合わせることも必要ですね。     これまでにあまりないスタイルだと思いますが、職人の手作り感がよく出ている好例だと思います。 家も外構もやはり手間暇かけてするのがいいようです。      

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