グリーンラック日記 | 株式会社Reborn(リボーン)

LIXILエルスターXやいかに。

IMG_6026 あしたから7月です!もう半分終わっちゃたんですね・・・汗。

各種プロスポーツも再開しはじめ、市中でもじわじわと人々の距離も近づいているような。

「そろそろ飲みいくか!?」

そんな声も聞かれる工事現場になって参りました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

5月の終わりに上棟した東御市のQ1.0(キューワン)住宅は折り返し地点を過ぎた様子です。

断熱工事が終わり、フローリングを貼り始めました。

ナカソネ親子は基本的には1階と2階に分かれて作業しています。

とはいえ外壁(今回も板張り)はまだ施工されていません。ナカソネ大工の天気予報収集術はなかなかのものです。

 

DCP PHOTODCP PHOTO最近Rebornでは標準的になりつつある「1階はナラ、2階はあかまつ」

今回もそれでいきます。先日の見学会でも広葉樹と針葉樹のフローリングの違いについて、みなさん感じるものがあるようです。

裸足で暮らしたいという願望からは針葉樹が。

かといって床にあまり傷・へこみをつけたくない方は広葉樹を。

世の中にはざまざまな樹種のフローリングが存在しますが、いずれにせよ無垢フローリングがよいと私も思います。

床は常に触れる唯一の部位。足の裏、手のひら、時にはあご(笑)。

自然素材の質感、触り心地はなぜ人々に好まれるのか?

 

DCP PHOTO DCP PHOTO2階のあかまつ、安曇野市産です。

ね、なんかいいでしょ♪

針葉樹のフローリングは10年くらい暮らしていると、表面に凹凸が出てきます=浮造り(うづくり)

継ぎ目もあえてそろえず、ランダムに。色目のバランスをチラ見しながらお大工さまが割り付けてゆきます。

この時期は湿度が高めなので、隙間をあけず、びっちりつけてゆきます。

逆に冬のフローリング施工は、名刺一枚ほどの隙間をあえてあけて貼ります。

時期によって施工方法を変える、一枚一枚レイアウトを考えての作業は無垢フローリングならではです。

 

IMG_6029実はこの家、Rebornとしては初めてLIXILの樹脂サッシを採用しています。

エルスターX~トリプルガラスでダブルアルゴンガス入り、ダブルLOW-E、樹脂スペーサー、空気層15㎜!
夢のようなガラス構成です。

普段はエクセルシャノン社製のそれを標準としていますが、金額的に数十万円安く仕入れることができます。

トリプルガラスがいいけど、どーしても金額的負担が・・・、という方にはやむを得ないと判断しました。

シャノンのペアガラスと同等金額でトリプルガラスが採用可能です。

気密性やフレームの堅牢さはやはりシャノンに軍配があがりそうですが、操作性はわるくありません。

この片上げ下げ窓も、シャノンのそれとは比べようもないほど軽快に開閉します。

取付け作業を行った大工さんによると、特にいままでと変わらないとのこと。

むしろサッシ(ガラス)の重量が軽くてありがたい、との声も。

うむ。困った。

2020.6.30 Reborn塩原

 

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下地できまる

DCP PHOTO長野市はこのところ30℃前後が続いています。

先の週末は長野市上松でキューワン住宅の完成見学会を開催。

あいにくの雨模様となりましたが、たくさんのマニアックなお客様と、濃ぃ~い話を。

過去他社の見学会にも参加しているお客様たちも多く、いろいろな会社や人が、いろいろな工法や考え方で家をつくっているんだな~と感服。

Rebornのキューワン住宅は特別な工法や独特の手法を用いておりません。

本当です。

FCの加盟もありません。

どちらかというと基本に忠実に、

とてもシンプルで「分かりやすい家」だと作っている本人は思っています。

そして見学会の翌日、建築主であるKさんにドナドナされてゆきました・・・。

造り手として寂しくもあり、誇らしくもあり。

おかげさまでRebornのQ1.0住宅も累計20棟目となりました。

 

IMG_5746ところかわって飯綱町O邸。上棟から1週間が経ちました。

「終わる家あれば始まる家あり」

屋根工事が終わり、床や壁の下地が盛んにおこなわれております。

「したじ」

という言葉が頻繁につかわれるのだな、とこの業界に入った22歳の若造は思いました。

一般用語ではありませんからね。

大学を卒業後、ただちに放り込まれた現場で、現場監督見習いとして、

N棟梁にイソギンチャクのようについて回っていましたが、

Nさんはやたら「したじ」という言葉をやたら使う人でした(笑)

 

IMG_5808「家は下地ですべて決まる」とも言っていました。

あの頃は「へ~」としか思っていませんでしたが、今となっては同感です。

下地とは仕上げ材を取り付けるための相手方であり、家全体の骨格をなすものです。

建物の場合は最終的に見えてくる素材は20%程度で、あとの8割はほとんどが隠れてしまうものであり「下地」です。

この途方もない下地工事をきっちり行うことがプロとして最も大事な作業と考えています。

 

IMG_5782現場の眼前にはリンゴ園が広がっています。

ここ1週間でずいぶん実が大きく膨らんできました。

このリンゴにとっての下地は幹や葉、根っこであり、太陽光であり、雨であり土です。

また、現在複数ある実は「摘果(てきか)」という作業によって、1つだけに選抜され、他の実ははさみで切り取られてしまいます。

子孫繁栄を最大にして唯一の目的である生物のほとんどは下地で出来ているわけです。

農家も、下地作業が最も大事だといえるでしょう。

地味な作業で最終的にはその苦労が見えてこない、

それは設計作業にも言えることです。

下地が、裏の苦労が、透けてみえてくるようになると、世界が変わって見えてきます。

 

2020.6.16 Reborn塩原

 

木の物置。さらに燕と蛇。

IMG_E4678「束の間」にならないことを願います!

ふんばれ東京!!

 

信州は薔薇がよい季節を迎えています^^

北安曇郡池田町、OBであるH様邸の敷地にまた一つ仲間が加わりましたよー(喜)

残雪が残る北アルプスをのぞむいいところです。

東京に暮らす方々、いずれ落ち着いたら移住しませんか?

池田町、おすすめします。

 

IMG_4682想像以上に大きかったのではないでしょうか。

ちゃんと建築確認申請も提出したんですよー。

家庭菜園用の農機具・トラクターを仕舞っておく納屋です。

軒の出はしっかり確保。

屋根にもディプロマットを葺いていますから、相当長持ちすると思います。

 

IMG_4734内側シャッターの内部は構造用合板あらわし。

耐力壁兼用の内壁です。

小さくてもちゃんと構造計算しているんです。

DIY塗装は果たして何色で?

カスタマイズが楽しい木の物置の完成です(^^)/

設計はわたくしがやりましたが、材料や職人の手配のすべてを、オールドルーキー笠井クンが担当しました。

そつなくこなすその姿、カッコイイぞ!カサイクン!

 

IMG_4742外壁は最近人気急上昇中のすぎ板にACQ加圧注入材を。

銅の成分がはいっているんでしたね。

なんとも独特の色合いが意外にもウケています。この色に歩調を合わせたかのように、軒天パインおよび破風にタンネングリーンが採用!

柱・梁の構造体はクリア塗装という、なかなか達人的なカラーコーデっす。

 

IMG_4725それもそのはず、

Hさんにはこれまで、たくさんの建物をご依頼いただいています。

ポスト&ビームの居宅はもとより、

川にありそうな石張りアクセントが印象的な片流れのガレージ(約9年前に新築)、

Rebornのオリジナル物置=木っとハレルヤもご採用いただいております。

 

 

IMG_4702薔薇が目を引くきれいに整備された外構。

最近は家族で家庭菜園をたのしんでいるとのことで、

さまざまな野菜がぐんぐん太陽に向かって伸びていってます( ^)o(^ )

あー、絵にかいたようなログ人生だなぁ。

僕もこういう生活がしたかった・・・

「北の国から」をTVでみて、いつかログハウスに暮らすためにこの業界に就職したのだけれど、誰かのためにつくるばかりです。

 

IMG_4687まあ、それはそれでよいではないか。

と自分に言い聞かせ、北アルプスを眺めながら帰途についた先週末。

 

思い通りにゆくことと、思い通りにゆかないことがある

そんな当たり前の事実を受け入れれば、少し楽にいきてゆけるのかも。

 

IMG_4792おまけの写真。

軒下やバルコニーの下にツバメの巣がつくられて頭を悩ませる方々に朗報!

なんとフェイクのヘビが効果テキメン、らしい。

これはいいこと聞いたぞ。

数々のOBの顔が思い浮かんだ。

2020.6.2 Reborn塩原

丁張り

IMG_1194長野市の北にある飯綱町でキューワン住宅の新築工事が始まります。

北信五岳(ほくしんごがく)を一望する、標高525m、岩石台地。

水害、土砂災害の危険性などの可能性を探しましたが皆無。

歴史的にも自然災害が非常にすくないエリアです。

豪雪地で、設計積雪量は195cm。

わーっ、2mかぁー(‘ω’)ノ

最近はせいぜい降り続いても積雪1.5m程だとのこと。

特産品はリンゴ。

昨年秋には千曲川流域で水害が起き、長野県のリンゴは大変な被害に遭いましたが、昨年、信州産リンゴのブランドは飯綱町産が支えたのではあるまいか。

 

IMG_3900-1来週からの着工を控え、笠井君と丁張り(ちょうはり)を現場に出してきました。

「ちょうはり」というのは一般用語ではないでしょうね。

私もこの業界に入って知りました。(かれこれ25年も前のことですが)

建築業界歴10数年を経て今年から入社した笠井君。

本日、「初・丁張り」であります!

塩原&笠井が行動を共にすると、雨が降る確率90%なのですが、この日は快晴。

まずは建物のまわりに、1.8mおきに木杭を打ってゆきます。

見て下さい!

この、ハンマーを高々と振り上げる後ろ姿!(笑)

 

IMG_3910あら?

笑ってる?

なんで?

「ど~せブログにのせるんでしょ?」

 

はい、その通り。

「あ”-もー、キッチぃ~」を連呼しています。

 

IMG_3920-1丁張りとはいったい何なのか―

建物をつくる手順の最初に、地縄(じなわ)というのがあります。

文字通り、建物が建つであろう地面に縄(ひも)を張り、敷地と建物の位置関係を現場に表示します。

この位置でよいかを建築主に確認するのは当然として、

次に建物の高さをどうするかも表示する必要があります。

これをG.L.設定(じーえるせってい)と言います。

G=グランド

L=レベル

グランドレベルをG.L.と呼んでいます。

 

IMG_3921-2新築工事の最初は基礎(あるいは地盤補強)。

ブルドーザーで地面を掘りますよ。ブルドーザーが地縄を引きちぎるのは明白です。

すると当然地縄は無くなってしまうわけで、さらに地面をどのくらい深く掘るのかもブルドーザーを掘る人は知りたいはずです。

こうした状況を回避するために、先回りして行う作業が丁張りです。

建物のまわりに囲いをつけて、そっちの方に建物の位置を移しておくのです。

「囲いに移す? はぁ~?」

本日囲いに移す作業を笠井君に伝授しました。

どうやら謎が解けたようです。

その”囲い”を水平にまわし、その高さがG.L.から50cm上がっているなどと取り決めておくのです。

ご覧の様子は、水平にセットされた望遠鏡(「レベル機」といいます~笠井)で、敷地のいろいろな高さを計っています(メジャー棒も地面に立てて)。

このメジャー棒は、5mくらいまで伸縮するのですが、なぜか「スタッフ」という呼び名です。

「すたっふぅ~(フルッ)」

 

IMG_3932-1朝は晴れていましたが、やはり確率というのは恐ろしい。

午後には雲行きがあやしくなり、冷たい風が吹きおろし、ポツポツ雨が降ってきました。

お~い、笠井君。やばいよやばいよ。

ぎりぎり丁張り完了!

こんな感じね。

なんだかドック・ランのような・・・汗

着工します!

2020.4.25 Reborn

 

飯山市インスペクション

IMG_3517築31年住宅インスペクション—、@飯山市。

北信濃の気持ちのいい、ひろ~い青空。

あたりでは農作業が始まりました。例年よりも半月ほど早いそうです。

2~3mほどの積雪がある豪雪地ですが、今年は1mもいかなかったそうで、こんなに楽だった年はないそうです。

それでもまだタイヤ交換をするには早いか。

IMG_3556この地域では、昔から片流れ屋根の家が多いのが特徴です。

敷地にゆとりがある場合、屋根勾配を5寸以上として落雪させます。

”落ちた雪を効率よく片付ける・飛ばす・溶かす”

建物の配置計画、屋根の形状、玄関位置、車を降りて家の中にどう入るかなど、

設計思考はもっぱら冬をいかに楽して過ごすかに終始します。

周囲を見渡しても片流れ屋根が多く、外壁は金属サイディングの家ばかりです。

 

片流れ屋根は気をつけないと漏水リスクが高くなる部位があります。

 

IMG_3556-1この家にもありました。

昨日少し雨が降った様子ですが、早速雨漏りしています。

破風(はふ)が壁に向かって突き刺さるようなパターン。

軒裏=ケイカル板が濡れています。

寒い時期であれば凍ってしまうはず。

はしごを用いて近くで検分しましたが、過去に幾度となくコーキングで補修をした痕跡がありました。

でも全然解決できてないですよ!

IMG_3617ガルバリウム鋼板屋根、30年ノーメンテナンスの様子。

錆びがある列と無い列があるのはいったい何故なのでしょうか?

不思議です・・・。(誰か教えてください)

ひょっとしてここだけステンレス?

ここまで錆びが深いと、葺き替えも考えなくてはなりません・・・汗

 

DSCF8492床下へ—。

断熱材があ~あ状態・・・。

30年前の建築業界は、まだまだこんな感じでした。

 

 

 

DSCF8474

なぜか2種類の断熱材を用いてらっしゃいました。

理由は定かではありません。

こちらもやはり”あ~あ”状態。

雪国特有ではありますが、基礎がめちゃくちゃ高い!

これだと断熱材やり替えるの楽だなー(*^。^*)

 

 

DSCF8495さらに小屋裏へ—。

何故なのかまったく分かりませんが、ここに入ったらとたんにカレーが食べたくなりました(笑)

そして善行寺回向柱を思わせる柱が横たわっています。

これほどまでに大きな御幣は初めてです!

むかしむかし、大工の棟梁になるためには、まず書道を習ったそうです。

2020.4.11 Reborn塩原

 

one earth

いずれ歴史の本には「コロナショック」と称されるのでしょうか。

たしかにこれまで小説や映画でウィルスの脅威についての表現はありましたが、英雄たちによって食い止められ、ハッピーエンドで終わっていたような記憶があります。

だからなのか?

 

きっとすぐに誰かが特効薬をつくるはず

海外のニュースを見ているような感じで実感がない

たぶんすぐ収束するだろう

 

みなそう考えていたのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。

成り行きを傍観し、何もしない、できない。

 

肉眼では見えない、臭いもしない、すぐに発症しないウィルス。

打ち勝つ、克服する、乗り越える・・・

そんなことが我々人類にできるんでしょうか?

 

増え続ける感染者数、死者数。

見えない恐怖。

誰もいない公園。

閑散とした市中。

いつも通りの生活を続ける自分。

 

責任や補償を国に求め、なんとかしろと迫る人々。

自分だけは、と買い占めをする、買いためる人々。

またとないチャンスと悪徳商売をする人、デマを流す人。

 

もはや私たちにできることは、感染しない・させない、という対策しかないのか?

 

それぞれに置かれたポジションで、

真剣に、

考えて、

思いやって、

行動するしかない。

 

地球はひとつ。

 

2020.4.2 Reborn塩原

 

武家屋敷10年

Exif_JPEG_PICTURE10年前の新築当時、コンセプトは「武家屋敷」。

家主は剣道の達人です!

松本市・景観賞をいただきました。

たしか外部の木部塗料はシッケンズ・ノバテック・ウォールナット2回塗りでしたが、陽当たり良好で、風も強い土地なのですが、あまりにも色のトビがなくビックリしました。

 

IMG_2592やはり深い軒の出の影響なのでしょうか?

当時は「アンティーク調ログハウス」と呼んでいたんですが、

家の形によっては古民家調となり、ある種、足跡を残した感があります。

軒裏はすぎ板でしょうか。

クリア塗装ですがほとんど変色していません。

軒裏は直射日光が当たらないためか、劣化の進行は非常に遅い部位です。

 

IMG_2552-1北アルプスを望むことができるので、さっそく屋根にのぼりました。

松本地方の古民家あるある部材、「すずめ踊り」(の背面)です。

切妻屋根の両端に備え付けられ、威風堂々の趣を醸し出します。

台風の時など落下しては危ないので、固定の程度を確かめに。

 

IMG_2563細かい技が練り込まれています。

日本は大工もそうですが、板金の技術が他国に比べて秀逸です。

細かい造作が随所にちりばめられていて、すごいものだと屋根のピークで目を細めています(笑)

 

 

IMG_2583-1なんとこの武家屋敷、お庭に池があります!

聞けば昨年大きなサギが現れ、すべての鯉を食されたそうです(泣)

ことしは氷が2、3回しか張らなかったそうで、松本地方で盛んなスポーツの一つである「スケート」はいったい現在どうなっているのか?

昔の家にはよく池がありましたが最近建てる家では皆無ですね。

中古住宅のインスペクションなんかでたまに見かけますが、

「池付き!」という広告もこれからはよいのかもしれません(‘ω’)ノ

池にはサギが来るのですから!

 

IMG_2610家の中には竹が随所にあしらわれています。

「たて格子に竹をどうやって固定するか」

現場監督としてたいへんに悩んだ記憶が蘇ります。

今だから暴露できますが、この家の工事中、初めてぎっくり腰になり、長野から迎えに来てもらったことを急に思い出しました(*^。^*)

 

2020.3.19 Reborn塩原

 

 

 

木の家10年後

IMG_1803八ヶ岳のふもと、富士見町OB宅、10年点検—。

木の家の魅力がぎゅっと詰まった外観に、胸キュンする塩原。

「美しく朽ちる」

「正しく老いる」

建築物のアンチエイジングの研究、探求も”アリ”ですが、木の家の魅力はこのような姿にあるのではないかと、最近わたしは思います。

この様を「汚い」とか「ぼろっちぃ」と感じるようなら、お互い価値観が違うとしか言いようがありません。

木の家の本当の価値は、”時間を感じる”ことなのではないでしょうか。

 

DSC_0044DSC_009810年前の完成当時の写真が残っていました。

塗料はシッケンズ社・ノバテック、ナチュラル色。

”最初から木部を塗装をしない”

というのは果たしてどうなのか?

 

ほとんどの人は抵抗するだろうが、古来、日本家屋はそのほとんどが塗装なんかしているはずもなく。

もちろんベンガラとか漆とか、柿渋とか米ぬかとか。

ここ数十年のあいだにいとも簡単に家づくりは変わってしまったものだと―。

それでも50年、いや数百年現存している建物だってある。

IMG_1872どういうわけだか、いつも間にか今の建物は有機材塗料の膜で覆われている。

屋根板金にコーティングされた塗膜。

外壁サイディングにコーティングされた塗料。

木部には自然保護塗料。

気づけばすっかり油まみれになっている。

「ちょっとおかしな事態になっている」

そう気づいたのはここ数年。

だからしっくいや無垢板そのものをできるだけ多用するようにしている。

 

IMG_1822ただ、

家族が暮らす大事な住処だから、簡単に腐ったりしてもらっては困る。

 

建物を保護するのは、実は屋根です。

今の私が思うに、家の耐久性で重要なのは、こまめな再塗装ではない。屋根です。

当然ながら屋根は風雨にさらされるわけですから保護するものはありません。

だから屋根は張り替えができるのが前提になります。

瓦は土で出来ています。釉(うわぐすり)は鉱物=ガラスです。

自然界に存在している物体です。

それゆえ日本の木造家屋は屋根(軒)が深く、できるだけ壁や土台が風雨にさらされないように作られてきました。

部分的な張替えもできる、瓦です。その前は木の板や樹皮でしたが。

 

IMG_1820木の表面は塗装が剥がれ、浮造りと呼ばれるような、風化が起きています。

この状態を腐っている、とは言いません。

朽ちている、とも言いません。

何と呼べばいいのか?

樹皮化している?

酸化被膜が形成された?

落ち着いた状態に入った?

(だれか教えてください)

IMG_1827よく聞かれるので掲載しておきます。

キッチンのフローリング10年経過の姿。

フローリング材はカラマツです。

多少ほかの部位よりは艶がないのですが、それほど気にするほどでもないのでは?

というのがわたしの見方です。

水や油、しょうゆやソース、

いろんなものが飛んだりこぼれたりしてきたはずです(笑)

鋭い棘が足の裏を刺したこともあったかもしれませんが、木というものはそういう素材です。

 

IMG_1836内壁は珪藻土。

照明スイッチの周りやドアレバーハンドルの周りは当然こんな感じに。

「もう、子供達が汚れた手で触るので・・・。こういうのってどうやってキレイにするんですか?」

って聞かれましたけど、「これがいい!」って答えてしまいました。

意図しない汚れ、傷、全部受け止めてくれるのがこういう家のいいところなのだと。

願わくばスイッチプレートも味わいが増す素材のものがいいけれど・・・。高価すぎます、アレは。

頻繁に使う所だけでも取り入れてゆきたいですね。

 

IMG_1829IMG_1834リビングの窓からは、ザ・信州の風景が。

こういう風景が目に染みる歳になりました。

人にもそれぞれ歳のとり方がありますが、家には家の歳のとり方があると思うのです。

IMG_1863

 

 

2020.3.10 Rebron塩原

 

 

長野市三輪・Q1.0住宅が上棟!



https://youtu.be/eqeqYNXHeh4

https://youtu.be/zRxau9-BLYE

この家のコンセプトは、「市街地の山小屋」です。(カレー屋さんではありません)

2020.2.7 Reborn塩原

静岡県・15年点検

IMG_9572静岡県、前職の工務店で建てたOB宅へ15年点検へ。

ポスト&ビーム工法2階建て。カントリー調のかわゆいおうちです^^

この15年の間に子供達は社会人、大学生となりこの家を巣立ってゆきました。

現在は50歳代のオーナーが夫婦二人で生活しています。

メンテナンスや点検をタイムスケジュールごときちんと計画的に行って来ており、

建物は非常によい状態を保っています。

 

IMG_9615 IMG_9616東面に出窓(シャノン製)が2窓あり、通る人の眼を引きつけています。

ここ数年出窓の採用は皆無ですが、外観デザインのインパクトはやはりありますね・・・。

シャノン製なので当然プラスチックで出来ているわけですが、

少し気になる出窓受けの部分。表面の塗装?、コーティングでしょうか。

緑青(銅のさび)のように見えますが、粉状に劣化が見て取れます。

このまま放置して大丈夫なものなのでしょうか。

教えて!シャノンさん!!

 

IMG_9613南面に切妻を向けるのがログハウスの流儀。

2m以上の軒の出で、屋根を支える丸太の柱がこの家の特徴といってよいでしょう。

深い軒の出に守られたデッキテラス&デッキバルコニーは15年経ったいまでも劣化はありませんでした。

××の手すりの下に着目してください。

2本の丸太柱を支える丸太の梁が写っていますが、その梁の上にひさしのようなものがついていて、丸太梁に直接雨が当たらないようになっていますね。

露出している丸太材が劣化しないためには、かなり有効なやり口です。

 

IMG_9593IMG_9610一昨年だったでしょうか、デッキテラスに外付けブラインド(バレーマというドイツ製)をつけました。

隣家からの視線を遮りつつ通風は確保。

風雨に強く、壊れにくいだろうとの判断で、高額でしたが思い切った采配。

1階の洗濯物干し場としてこれは画期的な手法だと思います。

夏場の遮熱効果もかなり期待できると思います。

外付けブラインドは、価格が下がればこれからもっと可能性が広がると思います。

こういった類のものは普及が進めばすすむほど金額は安くなるのが道理ですから、

このブログを読んでいただいているみなさんには、

「ここはすだれよしずでいいじゃん」などと言わずに、外ブラの普及拡大に貢献してほしいと思います。

 

IMG_961215年経過のスウェドア。

これこれ。この味わい。

木の家パワーさく裂しています(笑)

この15年の間におそらく5回は塗ってもらっていると思います。

私ら第三者には想像するしかないわけですが、

まだ小学生だった子供が、父ちゃんの塗装してる背中を眺め、

「ちょっとやってみー」と、手伝ったりなんかして。

中学生になってからは、再塗装一式を任されたりして。

「行って来ます」、「ただいま」、がこのドアを開けるたびに聞かれたのでしょうね。

いつかこの家に戻って来いよ、

おせっかいなおじさんはそんな心持ちで目を細めて点検しているのです(笑)

2020.1.21 Reborn塩原