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グリーンがすごい。

IMG_2637静雨の軽井沢。

昨年秋~冬にかけてリノベーションを行い、2月に見学会をも開催したY様邸へ―

 

G20開催の影響で、激しく混みあうのかと覚悟して参りましたがそれほどでもなく、

終日雨でしたが、東京からのカメラマンとディレクターさんを連れて訪問、再会。

Rebornのホームページ記事「お客様の声」コーナー用の取材をさせていただきました。

 

IMG_2634窓越しから木々のモスグリーンが、白壁に映えます。

静寂の森に霧雨。

コントラバスにオーボエのメロディー。

「軽井沢は湿っ気がイヤ。」

という別荘オーナーの声をしばしば聞きますが、

しっとりとした空気感がなければ、大人の街・軽井沢とはいえません。

 

IMG_2636秋の紅葉もステキでしょう。

深々と雪が降り積もる様子もまた格別。

 

「設計者としてどこを一番みてもらいたいですか?」

といういじわるな質問がディレクターから。

「・・・」

「ブ厚い外壁。」

彼の意に沿わずそう答えてしまいましたが、

この家のリノベで私がやったことといえば、耐震とか断熱のことばかりで、

それらはカメラに映ることも、この季節にあって感じることもできない・・・。

だから暮らし手の声に頼らざるをえないのです。

Y様ご協力ありがとうございました。

記事のアップは一か月後を目指します。

2019.6.15 Reborn塩原

「せぇ~の」は生き残れるか

IMG_2545昨日は長野市内で新築工事の建て方でした。

梅雨空の下、なんとか天気もちました^^

夜行性人間の私ですが、現場監督も兼任していますので大工さんらに混じり、

場内の整理整頓、荷受け、タイミングをみて材木資材をクレーンで上げてもらったりと、朝から現場に。

わたしは基本的には根っからの現場人間ですが、

自分で描いた図面が、自分で1本1本拾った材木や金物で、

続々とリアルな家として組み立てられてゆくのですから、ソクゾクモノです。

 

外観1モノづくりにおいてこれ以上の悦びはないのではないでしょうか。

昨今ではパソコンでかなりの3Dパースを描くことができますが、

これはあくまで結果であり、構造体、断熱材、下地材など見えなくなるところが圧倒的に多い。

設計図には書いてませんが、組立手順も大切なことですし、誰がそれをやるのか、も非常に大切なのです。

 

IMG_2492あさ8:00作業スタート。前々日までに土台は基礎に緊結しておきます。

その後足場屋さんにて、完成建物を想定して足場を組んでおきます。

これを先行足場(せんこうあしば)と言いますが、

私がこの業界に入ったばかりのころは、木造の住宅では”先行足場”はまだなく、

足場のない状況で、脚立を使って建て方を行っておりました。

今から思えば非常にアブナイことをしていたわけです。

 

15分後には1階の柱が立ち、早くも外周の梁がかけ渡され始めました。

躯体(くたい)と呼ばれる構造体は、基本的に木ばっかりです。

 

IMG_25148:40には1階の梁がすべてかかりました。

ここが2階の床になる部分です。

木の接合部分に大工さんが金物を取り付けている時間です。

この家は、長野県独自の補助金制度である、「環境配慮型住宅助成金」を活用しています。

構造躯体、下地材、仕上げ材に積極的に長野県産材を用いています。

ひのき、すぎ、あかまつ、からまつが用いられております。

 

IMG_2531時折雨が降りまして、カッパを着用したり脱いだりと、

梅雨ならではの建て方でしたが、午後2時頃には無事に上棟(じょうとう)しました。

引き続き屋根の下地である垂木(たるき)に取り掛かっています。

現代は、大手ハウスメーカーを中心に、現場での作業をなるべく減らすべく、工場でパネルを生産。

断熱材もあらかじめパネルに組み込む、サッシはあらかじめ取付けておく、電気配線も工場で、

現場では組立てるのみで大工さんは不要→組み立て工なる職種も誕生しています。

職人不足、3Kによる若者の建築現場離れ、働き方改革なんかがあったりして、

現場での作業を減らそうとする動きが我々工務店の波打ち際まできている感はあります。

でもそれは「あまりに面白くない」と、私は心の中で思っています。

 

IMG_2507従来からの木造現場では、「せぇ~のっ」とお互いに息を合わせたり、

「アレとってぇー」、「ココ持ってて」など、実に原始的な作業の連続で、

重いだ軽いだ、届くだ届かないだ、暑いだ寒いだと、なかなかムフフなのです。

一人の作業では無理なことも、たくさんの人間が集まるとこんなに早く、楽しくできる。

そんな当たり前(?)のことを感じることができるのです。

 

IMG_2595夕方建築主Mさんにもお越しいただき上棟式。

これもまた同じ時代に生きているという出会いの機会であり、

現代ではすっかり減ってしまった「祈る」機会でもあるのです。

月並みですが、Mさん、上棟おめでとうございます。

この2、3年はこれまでの人生の中で最も苦労をし、悩み、あがいた時間だったのではないでしょうか。

ようやくこの場面が来ましたね^^すでにDIY作業が始まっていますが、毎日進んでゆく現場の様子を目に焼き付けていってほしいと思います。

2019.6.13 Reborn塩原

旦開木材

IMG_2443旦開

なんて読むか分かりますか?

「あさげ」って読むんです!

長野県の南端、阿南町・旦開木材(株)さんを訪れました^^

80年以上も続く老舗の材木店で、昭和32年に旦開村は阿南町として合併し、現在は阿南町大字新野(にいの)という地名になっています。

 

IMG_2448実は今年の秋、松本市で新築住宅を建てる建築主Kさんの実家が、この旦開木材の近所なのです。

もうどれくらい前の事なのでしょうか?

ここ新野に学校の先生として赴任してきたその後Kさんの奥さんになるY子さん。

旦開木材の社長いわく、「あのふたり、ここでデートしたたぞ」って言ってました(笑)

本当でしょうか?( ;∀;)?

 

IMG_2441お店の中を覗くと、およそ材木屋さんとは思えない、なにやら雑貨屋さんの様相。

聴けば地元大工さんの奥さんが趣味で作っている雑貨や小物、

知り合いの木工品や絵画をここで展示、即売しているのだそう。

ちなみにそういった雑貨屋さん的な看板はいっさい出ていません。

事前に場所を知るためにグーグルマップを検索しましたが、

ストリートビューを見たその時すでに、

「おかしな材木やさん」という印象は、正直ございました。

しかしここまでとは・・・汗

さりげなくヒノキの超巾広無垢フローリングなんかが張ってあったりして、

ここらへんはヒノキか杉しか基本的にないそうです。

 

IMG_2437この方が社長の猪切(いぎり)さん。

独特のワールドをお持ちでらっしゃいまして、事務所にはニューヨークタイムズ(新聞)が。(チョウカンヲコウドクシテイル)

いるんですね、やっぱりこーゆー所にはこういう人が。

 

話は戻りますが、建築主のKさんとY子さん。

ここでデートを重ね(?)、めでたくその後ご結婚。

いつか家を建てるなら旦開木材の木で、ということになっておりまして、

いよいよ図面が出来上がったということで、躯体加工の打合せで塩原がやってきた、

そういうことなのであります。

 

IMG_2429材木加工の打合せは15分程度であったでしょう。

天然乾燥により桟積みしてある材木を見、

雑貨店の中をめぐり、

社長がこよなく愛すBMWのアンティークなバイクを眺め、

最近ピッチャーデビューし、なかなかストライク入らないからと、ソフトボールのピッチング練習場でストラックアウトを行い(塩原が!)、

結局、買い物をして帰ってきました(笑)

 

IMG_2486ホオノキを切り出した木のお皿×5枚。

猪切社長の知り合いの宮島覚さんという方の作品です。

カワゆい!

唯一無二ですね( ゚Д゚)

 

IMG_2485 無塗装かな?

自然オイルで塗装してみようと思います。

朴葉味噌(ホオバミソ)ってご存知?

ホオノキってけっこういい感じですね。珍しいと思います。

それにしても安すぎないか~?

 

IMG_2489-1ついでにというかこれまた衝動買いで、椅子を一脚購入。

パラシュートで使う紐で座面が編まれて、硬すぎず柔らかすぎずで、色といい軽さといい、抜群だと思います。

(座ってみたい方、欲しい方、塩原までご一報ください)

 

 

IMG_2426 IMG_2425

今年の小学校の新入生は1名だったそうです。

うむむ・・・

 

2019.6.11 Reborn塩原

 

100棟目

IMG_2387入梅(にゅうばい)。

なんとなくネガティブな言葉の響きです。

梅雨(つゆ)入り。

これもまた残念な感じ・・・。ため息が漏れます。

現場作業のみなさん、食中毒に気を付けましょう!

松本市で進行中の新築現場がナカラになってきました^^

(ナカラ=長野県の方言。「だいたい」、「おおむね」になった、という意)

 

外観D設計図通りに進んでおります(笑)

大工さんたちは全員室内に。

床・天井を貼り終え、内壁やドア引き戸を施工中。

上棟から約2か月が経過。野球でいうところの8回の表か。

建築主MさんによるDIY塗装も追いついています。

 

IMG_23702階の外壁はファサードラタン調のシベリアンラーチサイディング。

もちろん無垢板です。張る前に地上でMさんに塗装をしてもらいました。

キシラデコール、パリサンダ色とブルーグレイ色の調合です(1:1)

これは貼るのホント大変だったと思います。

塗装するのも大変だったことでしょう。

しかし見ごたえ十分。ウットリするのは私だけでしょうか。

 

IMG_2380無垢の板壁ですから、当然ながら1本1本斜めにカット&ビス固定しつつ、じわじわと張ってゆきます。

梅雨時期は天気と相談しながらになります。

ところでこの家のオーナーになるMさんも登山が好きだそうで、

先日近所の里山に登っているさなか、熊に出くわしたそうです。

幸い子熊連れではなく、お互い見つめあいながら、じわじわと距離をとっていったそうです。

いるんですね、やっぱり( ;∀;)

 

Exif_JPEG_PICTUREそんな話をしていたら、偶然か、必然か、

真っ黒スタイルの彼が現場に現れました。

薪ストーブメンテナンスの小野沢さん。

完全に熊風です(笑)

 

7月からいよいよメイスンリヒーターの耐火煉瓦積みを開始するそうです。

 

Exif_JPEG_PICTURE階段もかかりました。

「鉄砲階段」とも呼びますが、

ストレート状の階段です。

鉄砲とか熊とか、なにやら山々しい言葉遣いが塩原の中で流行しており、なんだかメンドーな奴になっていますがお許しください。

階段はこの家のど真ん中に配置されており、暗くなりがちな室内中央付近に2階からの光を届ける役割も担っております。

比較的緩い角度になっており、登山を愛するMさんの日頃のトレーニング場所ともなりえます。

 

 

IMG_2353 Exif_JPEG_PICTURE今月は2棟の新築住宅の建て方が予定されています。

いずれも梅雨時期で予定が組みにくく、日替わりでスケジュールを変更しながら進めてゆくことになることでしょう。

 

先日の5/31がRebornの決算でした。5期が終了し6期目に突入しました。

今月末上棟させていただく家が、Rebornにとっては記念すべき100棟目。

(新築だけではなく、リフォームや設計のみ案件を含む)

本当あっという間の5年間でした。これまでご用命いただいた方々、取引業者のみなさん、本当にありがとうございます。

 

2019.6.8 Reborn塩原(明日46歳になります)

しおらしい家

IMG_2361今年もいよいよ夏モード。

その前に梅雨ですか・・・。

仕方ありません。毎年のことです。

ついこの間まで冬だったように思います。

あっという間に時が経ってゆきます。

これまた仕方ありません。毎年のことです。

高速道路、SAのフードコートで、これ食べてる外人さんがいました。

「コレ、マジウマイネ」

って言ってました。日本語で。

来年の東京オリンピックに向けて、なんだか賑やかになって参りました(‘ω’)ノ

Exif_JPEG_PICTURE本日は千曲市で完了検査に立ち会って参りました。

施工は坂田木材さんです。

最近よく「最近シオハラさん、坂田木材の設計してないの?」って聞かれますが、

はい、最近あんまりやってません。

食いしん坊の私でも、胃袋に限界があります。

こちらのお宅は今週末見学会が開催されるそうです。

詳しくは坂田木材株式会社のHPをご確認ください。

 

Exif_JPEG_PICTUREお昼近くの時間帯でした。ひさしによる日射を遮る効果、絶大です。

出幅60cm、YKK既製品でも、窓上スグにつければ、この時期、H2mのサッシガラス面の全部を影で覆っています。

スダレやシェードを引掛ければ、さらに遮蔽効果が増します。

高断熱住宅の夏は、「とにかく直射日光を家の中に入れない」ということに注力してください。

デッキ床からの照り返しも抑えるべきなので、ひさしだけでは限界があるのです。

 

Exif_JPEG_PICTURE同じ時刻、北側はどうなってるのか?

このお宅は、北に眺望があり、大きな窓を設けています。

水路があります。隣家がありません。

そして、こっち側の窓にはひさしはありません。

夕方、太陽があの遠くにある家の後ろあたりに回り込んでくるはずなので、

直射日光がこの窓から入る時間帯があるはずです。

しかしこの横からの日射はなかなか遮ることが難しいんです。

理想は窓の外側でブラインドかシェードですが、

時間が短く、入射角度も直ではないので、しのげる程度か。

 

Exif_JPEG_PICTURE北側の眺望を2階から。あの山影から電車がやって来ます。

この家で最もいい眺めだと思って、けっこう大きな窓を配置しました。

風が非常につよい場所だそうで、工事中、何度も足場シートを括り付ける紐が切れたそうです。

先日断熱材メーカーのOさんに、「セルローズファイバーとグラスウールの防音効果について」尋ねました。

私は密度がそれぞれで異なるのでセルのほうが防音効果が高いもんだとばっかり思っていましたが、実は50歩100歩なんだそうです。

音を防ぐ要素は、基本的には”重いもの”が重大で、セル・グラ共に吸音する効果はあるものの、両者にほとんど差はないそうです。

それよりも外壁材だとか耐力面材、石膏ボードなど、面として壁に貼られている材料が大切だそうです。

 

Exif_JPEG_PICTUREがらんどうの室内は反響音でけっこうキンキンしています。

この空間のなかに、さまざまな生活用具がこれから入ってきますが、

それらすべてが吸音材として機能し、室内は静寂な居心地のいい空間になります。

私はオーディオにはあまり興味がありませんが、過去にはけっこうこだわりの強い方も顧客にいました。

部屋の長辺と短辺の比率だとか、天井高さだとか、内装の素材など、ありとあらゆることが音に関係しているんだそうで、

最終的には電力の種類まで関わっているんだそう。

耳のいい方はすごいんですね。

 

Exif_JPEG_PICTURE検査は無事合格しました。

内装は様々な種類の木であふれています。

随所にお施主さんであるKさんのこだわりや作戦が散りばめられた、材木店を営む工務店らしい良家だと思います。

関係業者のみなさん、大変お疲れ様でした。

Kさん、おめでとうございます^^

子供達がこの家のなかを裸足でぐるぐる走りまわる姿、叱られて泣く姿、みんなで食卓を囲む姿、薪ストーブの前でじっと炎を見つめる姿、

ピアノを弾く姿、テーブルで受験勉強をする姿、、、etc.。

きっとたくさんの家族の風景がここでみられると思います。

人生において、これほど喜ばしく、豊かなことはそう多くはありません。

2019.6.6 Reborn塩原

山頂アタック

IMG_2286-16月4日、今日は仕事から離れ、Rebornの事務所からも見える飯綱山の山頂を目指しました。

思い起こせば自身、産まれて初めての登頂アタックです!(アイカワラズオオゲサダナオマエ)

32年前(中学2年)の時、そのチャンスがあったといえばありました。

学校行事、燕岳登山。山小屋にて宿泊し、翌日早朝のアタックは雨天中止でした。

実のところ、それ以来の登山です。

現在設計打合せ中のNさんから提案があり実現したこの企画。

果たして塩原の体はもつのでしょうか?

基本的にパソコンとにらめっこの毎日。たまに現場に資材を届けたり軽作業を行ってはおりますが、

ここ数年で体力は極端に低下しており、①運動能力の向上、②仕事から離れリフレッシュする、③大人の趣味として登山はカッコいいのではないか、

そんな日頃の想いが重なっているわけであります。

 

IMG_2293-1飯縄山・戸隠中社登山口。出発は夜型人間の私に合わせてくれて8時ちょっと前。

はじめは前掲の写真の如くいわゆるハイキングコースの様相で、

「お~い、そんなに急いだらだめだよぅ」とNさんの適確かつ先見の眼によるアドバイス。

なるほど、次第に道はこう配がキツくなり、岩というか礫というか、とにかく足首ボロン要注意道に。

廻りの景色を見るゆとりがあるフリをしながら先頭をゆきます。

実は非常にお腹が弱い塩原は、このあととった休憩でキンキンに冷えたお茶を飲み、やばいことになりました。

「Nさん、う〇ちかましたい!」と伝えると、「ごゆっくり^^ちょっと先でまってるから」

とこれまたさりげなくもダンディーなご対応をいただきました(笑)

 

IMG_2301-1それにしても数m単位で山の植生は次々に変わってゆきます。

登山口はいわゆる林でした。森といえばそうでもあります。

針葉樹はほとんどなくなり、シラカバだけに。

シラカバも低くなり笹だらけに。

おぉーーー、あれがサンチョ―か!

と思いましが、もう一つ向こうにサンチョ君はあるとのことでした。

 

IMG_2327自慢げなシヲハラ。

牛歩作戦で約3時間かかりましたが、人生初登頂であります!

今日は日中長野市内は30℃近くまで気温が上昇しましたが、

山頂は15℃くらいか。曇ったり晴れたり、雲が忙しく動いていましたが、

異常なくらい汗をかきました。

すっかりご満悦です^^

 

IMG_2341-1このあと、眺めのよい飯縄神社境内前で昼食を。

シェフによる豚バラキャベツスープ煮込みをごちそうになりました。

学生時代から登山部だったというNさんの正体はまだ明かせませんが、お借りしたステンレスのお皿の裏側に「ぼうず」とネーミングされていました(笑)

「たしかに!」と激しく同意。

学生の頃につけたあだ名というものは大切にせねばなりません!

 

IMG_2344ぼうずサンはその後、”おじや”へとレシピを連動させ、

私に、「やはり登山にはコンロと鍋が必要だ」と決心させてくれたのでした。

「登山用具の品質は金額に正比例している」

とのこと。なるほど、ロングテールホビーとして位置付ける覚悟があるならば奮発してもよいのではないか。

まずは登山靴とコンロだな。加えて携帯トイレか(笑)。

ご馳走様でした!

 

IMG_2297しかし、この後の帰り道、塩原の太ももはまるでおかしなことになってゆき、

遂には前を向いて歩けないほどになってゆき、10分ごとに休憩を(ピクピク)

そしてついに萱の宮の鳥居の前においてゴロリ。ド昼寝をかますほどの事態になったのです。

なぜか昼寝をすると足は回復し、その後はすっかり山ボーイになったので不思議です(*_*)

中社登山口すぐ近くで♨に浸かり、なんとか初登頂を無事に終えることができました。

同行してくれたBOUZUさん、ありがとうございました!

次回アタックは、これまた北信五岳の一つである斑尾山へと決まりました。

 

日程はまだ定めておりませんが、いっしょに行きたい方は塩原までご連絡ください。斑尾も初心者向けのコースだそうです。

(八方、駒ケ岳などの候補が挙がりましたが・・・この脚ではまだ無理そう)

2019.6.4 Reborn塩原

 

登る。

IMG_2211長野市某所、S様邸新築現場を久しぶりに訪れました。

設計は私が担当しましたが、施工は坂田木材さんです。

この姿、2棟に見えますがL字型につながっています。

それ自体はそれほど珍しくはないと思うのですが、

長期優良住宅とするためにけっこう大変でした。

長期優良住宅の取得には、たくさんの段階(ステップ)があります。

 

IMG_2215ちょうど現場では階段(ステップ)が出来たところでしたので(笑)、解説したいと思います。

1段目は基本的な図面(配置図、平面図、立面図)を書き終えること

2段目は、矩計図(かなばかりず)、伏図(ふせず)など、精度の高い工事を行う上で重要な構造図を書き終えること

3段目は、給排水や換気、電気といった設備に関する図面を書き終えること

ここまでは通常の設計ということができると思います。

4段目、構造計算書を審査する側が突っ込みどころがない位の精度で仕上げます

5段目、断熱など、温熱環境に関する計算書を、これまた審査する側が突っ込みどころがないように仕上げます

6段目、ここでようやく申請書を作成します。

7段目、ついに各書類や図面を一気に印刷します。役所提出の書類は令和になってもすべて紙ベースです。1棟の申請で、800ページ程になります。印刷はコピー機をぶっ続けで約4時間程かかります。紙が厚いばかりか熱いです!!

 

IMG_22188段目、図面すべてに塩原の印鑑を押します。

9段目、A3でプリントアウトした図面は3つ折りにしてA4サイズに折りたたみます。

10段目は印刷した紙に穴あけパンチをしてファイルに綴ります。800頁を両面印刷して400枚。

400枚を正本、副本、市用、控え用と同じファイルを4部作製します。

11段目は、技術的審査を行ってくれる指定審査機関に提出に行きます。受け取ってもらえると、審査手数料を支払うべく、振込用紙が届きます。

12段目はお金を払います。審査機関によってまちまちですが、3~6万円かかります。

13段目は技術的審査による補正事項や追加資料を求められます。

 

IMG_2227多少あたふたとしながら、修正した図面や資料を一通りそろえます。

致命的なエラーがあると、印刷したすべての紙がパーとなります。時間も印刷費もパーになります泣

14段目はついに技術的審査の適合証が発行となり、その証を添付して、市役所にもってゆきます。

これがいわゆる長期優良住宅の認定申請です。この書類を市役所が受け付けてくれた瞬間で、工事がようやく着工できるようになります。

15段目、市役所から認定通知書という書類が発行できたと連絡を受け、引き取りにいきます。

ここまでで3週間~4週間かかります。

ようやくこれで2階に到達しました。

IMG_2212L字型の建物は、非常に長期優良住宅が取得しにくいと感じました。

耐震性の評価がとても難解なのです。

 

来週はいよいよ人生初の登山に挑戦します。

「もういやだ」になるのか、病みつきになるのか、

自分自身を試す意味もあるのです。

”病みつき”になるのであれば、正式にReborn山岳部を結成します(*´з`)

 

2019.6.1 Reborn塩原

 

屋根断熱はタイヘンです

IMG_2097令和が始まった5月も明日で終わり。

季節は春から梅雨に向かっています。

それにしても今年は雨が少ない!

現場では外部作業がとてもはかどっています。

抜けるような青空に白壁が映える。

そんな住宅になってゆくことでしょう。

松本市M様邸。

 

Exif_JPEG_PICTUREユニットバスが入りました^^

お風呂・洗面・キッチン・トイレ、

数ある水廻りの中でユニットバスは建て方直後くらいに発注します。

現在各メーカーの標準納期は3週間~1か月ほど。

パナソニックは水廻り全般について秋ごろ一斉に値上げする傾向にあるらしく、お便りが届いています。

そういえばトヨタ自動車とパナソニックホームズが合弁会社をつくるという報道がありました。

今後車も電化が進むと、家電としての位置づけになるのかもしれません。

Rebornでは浴室に窓をつけない場合もままありますが、今回はあり。横長の横すべり出し窓です。

カベ厚が大きいので出窓風に仕上がりました。

 

IMG_2095ユニットバスの下は、設置前こんな風になっていました。

スタイロエースはもちろん断熱材。

ピンクの管はお湯、青の管は水。

ネズミ色の管は排水です。

細い銀色の管は、浴槽追い炊きのペアチューブ。

20年後までさようなら。

Exif_JPEG_PICTUREユニットバス設置後に、脱衣室より片腕カメラを突っ込んで撮影。

こんなに細い脚で支えられているんですよー。

裏側は点検できるようにしておきましょう。漏水が起こることもありますからね。

これがいわゆる基礎断熱というヤツで、

浴槽のお湯が冷めにくい、洗い場の床が冷たくない、

そういう状況をつくるためには必要なしくみなのです。

 

DSCF1606寒いユニットバスはどうなっているのか?

こんな感じになっています。

基礎断熱材がありません。

替わりに洗い場の床の裏側に発砲スチロールがついています。

おそらく厚さは1~2cm程。

基礎の外側で断熱材を張る方法もありますが、このお宅はありません。

この2つの写真のお宅で、冬場どれくらいこの床下空間の温度が異なるか?

 

Exif_JPEG_PICTURE断熱がらみでもう一つ紹介します。

屋根断熱について。

平天井に対して斜め天井。最近はその変化のある空間が面白いということで人気があります。

しかしながら断熱施工は非常に大変になり工事費も高くなります。

スタートはこんな感じ。垂木(たるき)と呼ばれる屋根のナリを形成する45cm間隔で並んだ骨の上に野地(のじ)合板が張られています。

屋根の最頂部は野地合板で閉じないようにします。3cm程黒く見えています。

棟換気(ムネカンキ)と呼ばれるしくみです。

 

IMG_2090今回は、垂木の間にルーフスペーサーと呼ばれる空気の通り道を確保する部材を使っています。

不織布で作られており、形状は卵パックのような。

でも実はこのルーフスペーサー、非常に高価なものです。

屋根の裏側で通気を取る仕組みを確保するための部材は、各断熱材メーカーから、さまざまな商材が用意されています。

マグ社・通気くん

日本アクア・アクエアー

段ボール系の物が多いようですが、屋根の裏側は外気が通る道があります。

湿気に弱い素材は、基本NGだと私は考えています。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE日本住環境社・ルーフスペーサー

時にはタイベックシートを張り通気層を確保することもあります。

この場合求められる機能は、

1、湿気を速やかに通過させること

2、断熱材でつぶれず、永く通気を確保できること

3.上向きでの作業になるので軽くて加工が容易であること

4.寒暖の差が非常に大きなところに設置されるので、熱で変形・劣化しないこと

 

Exif_JPEG_PICTURE建った後ではもう絶対にみえないところですから、それなりに信頼のある商品を使うべきでしょう。

通気層を確保し、必要断熱厚を確保すべく野縁(のぶち)と呼ばれる下地を組み、

今回は吹込みグラスウールとするので、網ネットを張ります。

これでようやく断熱材を吹き込む準備が整いました。

屋根には最低でも20cm。できれば30cm程の断熱厚が必要です。

鉄板である屋根材は、夏は靴の裏のゴムが溶けてしまう程の温度に。

当然そこからふく射熱が発せられるわけで、屋根の裏面でも70℃近くになることもしばしばです。

そこに空気層がしっかりあって、その下に断熱材があれば、輻射熱はかなり抑えることができます。

「小屋裏空間がない分、輻射熱が直に来やすい」

間違いありません。

屋根の上に設置される太陽光発電パネルは、屋根断熱構造の家にとっては非常に有効な遮熱板になっています。

 

2019.5.30 Reborn塩原

築年数不明!インスペクション

IMG_2161長野市は昨日35℃近くまで気温が上がりました(*_*;

今年も猛暑ということになるのでしょうか?

標高800m近い長野県内のとある場所で、わたしはインスペクションを実施しておりました。

流石にここは涼しいだろうと踏んでいたのですが、30℃は超えていたハズ。

築年数不明の古民家。

中古物件としてこの家を購入をすべきかどうかの判断材料として、購入検討者からのインスペクション依頼です。

 

IMG_2154赤いモルタルに黒い石をランダムに散りばめた前オーナーの粋(いき)な玄関。

この時期は何も感じませんが、外の土間コンクリートと一続きでは冬の寒さが心配です。

インスペクション作業では一般に断熱性能のことは評価しませんのでスルーすべきですが、

断熱職人の商標を戴いている身からすると見過ごすわけにはいかないのです。

かといってこの時代に基礎断熱という言葉すらも存在せず、家の外と中をつなぐ玄関に、

「熱を絶つ」という発想は皆無でした。玄関は風除こそすれど、暖かい空間であるはずもなかったのです。

 

「こんにちはー!既存住宅状況調査技術者(インスペクションを行う人の正式な名称)のシオハラです!」

(トイッタカドウカハワカリマセンガ)

image1屋根から調査を開始!

雨漏りがあったという屋根は数年前に葺き替えたそうで、瓦自体は良い状態ではありますが、屋根面全体が波打っており、

この屋根を葺き替えた職人が苦労する姿を想像できます。

いや、板金屋根だったらもっと大変だったかもしれません。

瓦は一枚一枚の部材としては小さいので、下地の状態が悪かったり、納まりが厳しい箇所も、

瓦を部分的に加工したりしてなんとか納まってゆくものかもしれません。

屋根の上はアカシアの花粉でしょうか。チョークのような黄色の粉が足元を滑りやすくしていました。

ちなみに私は、アカシア花粉では発症しません。

 

Exif_JPEG_PICTURE推定築年数はまあせいぜい70年くらいか。

仲介役の不動産屋さん曰く、

この建物、元は公民館だったそうで、この土地に移築したらしい。

図面もなければ登記簿もない。履歴が全く不明なのです。

やはり今後中古住宅を世の中に回してゆくうえで、設計図の保管は重要だと思います。

図面が残っていないと耐震診断もあいまいなものとなり、我々耐震診断士も結局はキビシイ側で判断せざるをえないのです。

 

Exif_JPEG_PICTUREこれまで(移築されてから)外壁や躯体は一度も手を加えていないように見えますが、しっくいの壁は非常によろしい。

軒の出が深いこともあるでしょうが、土壁下地は割れや欠けもあるものの、

まだまだイケる感じです。

柱や梁も真壁となっており、経年で焦げ茶に変色していますが、ピンピンしています。

惜しい!!

瓦屋根を葺き替えた際にルーフィング(防水シート)と野地板は替えてほしかった!

 

Exif_JPEG_PICTUREここでもやはり破風板は朽ちていませんでした。

杉板でしょうか。

長年風雨にさらされては来ていますが、再塗装などは一度も行われてこなかったはずです。

表面は風化し、いわゆる浮造りになっていますが、腐っているわけではありません。

留めつけている3寸釘も真っ赤に錆びてはいますが、まだまだ固定能力は十分です。

 

Exif_JPEG_PICTUREトタンの屋根は過去に塗装が行われた形跡があるものの、

だいぶサビが発生してよろしくありません。

この中古物件を購入したら最初に行うべきリフォームポイントです。

屋根に穴が開き、雨漏れが起こると、そこに暮らす人は非常にブルーな気分になるものです。

ですからインスペクションでは、現状の劣化状況を観察するとともに、

雨漏れのリスクに対する評価をとても重要視しています。

 
Exif_JPEG_PICTURE観察の眼を地上に戻します。

土台、基礎、柱、外壁。

土台は栗材でしょうか。ここも材木は当然変色していますが、腐っているわけではございません。

モルタルは一部剥がれ、土壁が露出していますが、大したことはありません。

最重要なのは土台。

移築した際に用意された基礎は無筋(鉄筋検査機を使って基礎コンクリートの中に鉄筋があるかないか調査できる)ですが、大きなクラックはありませんので、地盤は良好だと判断。あわせてこの地域の地盤の特性や、周辺ボーリング試験結果を地盤コンサルティング会社より情報提供を受け、ハザードマップなんかも併せて観て判断材料としてゆきます。

 

Exif_JPEG_PICTUREそうはいっても箇所によってはこんな風になってしまっているところもあり、

評価としては、「土台の腐朽あり」となってしまいます。

この場所は北西の角にあたり、土台まわりが風雨にさらされる状況が多いらしく、また日照も良くないので乾きにくく、腐朽が進んでしまったと考えられます。

上を見ると雨といがかかっているのですが、おそらく詰まったのでしょう。

軒樋からあふれた雨水がジャバジャバとここを濡らしていたと考えられます。

雨樋、けっこう重要ですね。家にとってトイは水の通り道ですからね。

 

IMG_2195塩原流インスペクションの代名詞ともいえる”床下調査”は、

残念ながら進入口がなくて断念しましたが、小屋裏です。

曲がり松丸太が効果的にこの家の屋根を支えています。

屋根の荷重(重量)を外壁に伝達する役割を担うと共に、

家全体が歪まぬよう、骨としての意味もあります。

と呼んでいます。

四角くまっすぐな製材しか見かけない現代において、

くねくね曲がった松丸太は、古民家の象徴としての印象が一般の人にあろうかと思いますが、

曲がった材料は建築資材としては劣等で、このような小屋裏など、普段目にすることがない箇所にしか使えないものであったのです。

IMG_2182最近、非常に便利なものを購入しました。

デジタル水平器です。

けっこうな金額するんですが、デジタル表記で傾きが表示されます。

垂直や水平が出ていると、ピッピッと音も鳴ります。

家の中の柱や床に対してどんどん当ててゆき、この家の全体的な歪みの状況や傾きの傾向を知ることができます。

傾きの程度も○○°とか、△/1000㎜などとモードが切り替えられ、これまでは下げ振りを使ってけっこう時間を使っていましたが、

誰でも簡単に取り扱うことができ、かつ数字として正確に評価できるので重宝しています。

 

 

IMG_2163-1中古住宅購入前の、購入検討用のインスペクションは、

その物件を販売しようとしている売り主さん・媒介に入っている不動産屋さんと、買主(購入希望者・検討人)とのハザマで、

立ち位置としてはある意味難しいわけですが、

まっしろな第三者的立場でその建物を評価し、

現状を知ってもらうということさえ遵守してゆくのが大原則。

顔色をうかがうような調査はしたくありません。

最近では、この家に暮らすとどのくらいの冷暖房費がかかるのだとか、暖房を消して就寝した場合、室温が最低何℃くらいになりそうだとか、

そういった省エネ性能に関する質問をされることも多くなってきています。

空き家が急速に増える今後、インスペクションの内容はさらなる進化を遂げてゆくことになるでしょう。

いや、診断内容も精度もどんどん進化してゆくべきだと思います。

あんしん空き家流通促進事業あんしん空き家流通促進事業補助金リーフレット-2長野県では中古住宅に対するインスペクションについて、最大で10万円の助成をおこなっています。

ただし助成金が出るのは、「売買契約が成立した場合に限る」とされています。

ここ、とても重要な点ですが、パンフレットに明瞭な記載がありません。ご注意ください。

願わくば、売買契約が成立しなかった場合は2万円などとすれば、インスペクションは今後活性化し、中古住宅を検討する方も選択肢が増え、インスペクターの技量も進化を遂げると思うのですが・・・。

中古住宅検討用のインスペクションを終え、

結局、買うか買わないかはその物件の金額次第、ということになろうかと思います。

ここは修繕すべき&いくらくらいかかりそうだ、というような提示も併せてできないと購入判断ができないだろう、

というのもまた事実であるわけです。

 

2019.5.28 Reborn塩原

松川村で。

IMG_2118-1安曇野市と大町市の間の松川村へ。

あまりにも良い天気で、

それはそれは素晴らしい眺望に、ウットリマッタリ^^

長野県内でも屈指のロケーションなのではないでしょうか。

雪は少ないが寒さは厳しいところ。当然キューワン住宅でしょう。

水はかなりおいしい。水はけのいい砂地で、田んぼの水がかなく循環しているそうで、

それはそれは美味しいお米がとれるのだそうです!

 

IMG_2133-1ご縁がいただけるかどうかまだ未定なのですが、

まずはファーストプレゼンテーションが終了。

当然この景観に恥じない、風景を壊さない外観デザインを目指しています。

 

ああ有明山よ。

待っていておくれ!

 

 

2019.5.25 Reborn塩原