ブログ | 株式会社Reborn(リボーン)

Q1.0リノベ@軽井沢~冬こそ軽井沢へ

DSC_7743夕方よりついに雪が降りだしました。初冬のナカカル。

ナカカルは、中軽井沢の通称です。

工事は12/22の完成を目指して終盤、8回の裏ツーアウトです(笑)

落ち葉に埋もれた現場敷地内はところどころ霜柱が立ち、本格的な冬を迎えようとしております。

どんよりと雲が立ち込めた日中、左官屋さんのシマダさんが活躍中。

 

DSC_7622御年70歳は超えています。玄関先のタイルをこれから貼らんとしているご様子。

「輸入タイルは、まーず困る」という厳しい趣旨の話を、歯があまりないため、やわらかな口調で(笑)。

シベリアンラーチ外壁がここだけ最後まで残ってしまう形になってしまいますが、ここはシマダさんのナワバリ状態となっています^^

玄関ドアはRebornオリジナルeZドア。ローズマホガニーです。

 

DSC_7647ここ数週間の室内は、シマダさんの独壇場と化していました。

リビングのアクセント壁は、浅間山の火山溶岩をイメージした黒いざらざらタイル。白抜き箇所は壁掛けテレビが取り付く予定で、

シマダさん情報によると、タイルの寸法誤差が日本製タイルよりもかなりあるらしく、

製品寸法タテ150㎜の倍数で割り付けたのですが、高さ2.4mで5~6㎜にまで誤差が拡張。

困ったんだぞう、を連呼していました。

DSC_7664だが、日本製にはないよな~、この質感。

このお宅では、黒やグレーなど全体的にモノトーン調ですべてコーディネートされ、

無垢の木の家具で木質感を際立たせようというデザイン意図があります。

巾木や枠、手摺などもすべて、うっすら木目が見える程度で、塗りつぶしに近いグレーで統一されています。

 

DSC_7640リビングに鎮座する”メイスンリヒーター”(つくりかけ)

日本にはまだほとんど知られていない、蓄熱式の薪ストーブで、

薪が燃えることによって生み出される熱の90%以上が室内に放熱するという画期的なストーブです。

すでに薪ストーブ愛好家の間では話題になっており、

伊那市のマキメンこと薪ストーブメンテナンス・小野沢さんの手によって着実に耐火煉瓦の積み上げをおこなっております。

いまは文字通りレンガ色ですが、最終的な仕上げは、他の壁同様、しっくいグレーで仕上がり、存在感がうすれてゆきます(笑)。

 

DSC_7656背面はこんな感じ。想像通りですね(笑)

私が設計設計(施工)する家でメイスンリヒーターはこれで2棟目。

いずれも軽井沢での施工となりました。

来年もしかすると松本市でも採用が検討されており、もうこうなったら標準採用してもいいんじゃないかと思っているシオハラです!

小野沢さんは、巨大地震に備えるべくレンガ積み内の補強用鉄筋のことや、床との接点の構造にも配慮してくれており、安全性を優先したその仕事ぶりには頭がさがります。

この日はいなかったので頭下げられませんでしたが(笑)

 

DSC_7633階段から2階にかけては塗装屋さんのナワバリになっていました。

Rebornでは定番のプラネット・フェザーフィール(しっくい)ローラー塗装です。

真っ白なドイツしっくいにグレーの色粉を5%配合し、ローラーで2回塗り仕上げです。さすがプロ。なかなか落としませんね。

グイグイ塗り進んでゆきます。

下地は厚手の紙クロス=KOBAU(こばう)、これまたドイツ製です。

フェザーフィールはバインダー(接着剤)にカゼインというヤギの乳を使用しています。まったくもって自然素材にこだわった徹底品。

こちらにも頭が下がります。

 

DSC_7632南面にあたらに設けられたデッキテラス。

屋根ひさしに強化ガラス8㎜を搭載。

私の設計ではたびたび登場するガラス屋根を持つデッキテラスですが、

屋根屋さん、大工さんたちにもだいぶ浸透してきたらしく、

昔は「ここはどうする?、あれはそうやって納めんだ?」といった質問がよく来ていましたがまったく質問が来なくなりました。さびしい限りです(笑)

 

DSC_7733お客様のご厚意で、しばらく先ではありますが、

来年の2月、9()・10()の厳寒期に、完成見学会を開催させていただくことになりました。

リフォームで我が家(別荘も)をキューワン住宅にしたい、

メイスンリヒーターの暖房ってどんな感じなの?

という方にとってはまたとない機会となるでしょうし、

「冬こそ軽井沢へ」

というご期待に添えるような建物になっております!乞うご期待!!

2018.12.11 Reborn塩原

古民家いんすぺ

DSC_7219築100年以上の古民家をインスペクションする機会に恵まれました。

図面も記録もないのではっきりとしたことは全くもって誰もわからないのですが、

現在の家主は8代目。染物屋→養蚕→農家→サラリーマンと続いてきているとのこと。

その暮らしを支えてきたのは、なんといってもこの家です。

数々の増改築を繰り返し、住み継がれてきた木造軸組み工法。現代のそれとかわりません。

リノベするならどの範囲まで解体すべきか、親世帯子世帯の同居を目指すならばどうすべきか、

そのような観点から調査依頼をいただきました。文字通り”恐縮”です。

 

DSC_7422煙出しの越し屋根を持つ瓦葺きの東西に長い切妻屋根。

この外観デザインは平成が終わろうとしている現在でも脈々と受け継がれてきており、おそらく躯体の90%以上は新築当時のものであり、

風雨豪雪に耐え、シロアリや腐朽菌からの食害に耐え、松代群発地震に耐え、おそらく善光寺地震にも耐えてきたのではあるまいか。

ある意味重要文化財的な価値のある建物の調査、ワクワク感がこみ上げます。

 

IMG_9438圧倒的素材感漂う土蔵の壁は、一部剥がれているのがまたいい雰囲気を醸し出しています。

土蔵の壁は土でできている。

当たり前ではありますが、失いたくない日本の風景の一つです。

これをインスペクションのガイドラインによれば「外壁の劣化」とみなして報告書に記載、補修あるいは維持管理の強化を行いましょう、という風にもってゆくのです。

ま、それはそうなんだけれど、そういうわけにもいかんぜよ、という私情が入るのもまた事実。

あらゆる部分に職人さんたちの真心、誠意、腕利きが感じ取られ嬉しくなりました。

昨今はひどい職人不足が続いていますが、こんなの壊しちゃえじゃなく、修復・保存してゆきたい、と考えるのは愚かなことでしょうか。

 

IMG_9446土台も「こりゃひどい」とは片付けられません。

よくぞ持ちこたえている、よくぞ腐らず、シロアリ被害にもあわずここまで来れるものだと驚嘆します。

「こえ~こぅえ~よ~」

と察しのよい新人ナカソネは、床下をのぞき込んではこちらにアピールしてきます(笑)

「はい、じゃあ、潜って!」

 

 

DSCF7030コンクリートというものは当時なく、支えは当然天然石。

床を構成する部材はすべて材木。

そこかしこにあったものだけで作られているんですから、これぞエコ。

人間のための家ではありますが、猫や鳥などの小動物の住処も同時に作ってあげている現実があります。

「ゆかした」は、人間界と自然界のちょうど境目であり、蜘蛛の狩場でもあるわけです。

 

DSC_7376土壁だっておそらくはこの土地の土で出来ているのではあるまいか。

植物の茎やもみ殻を混入させ、少なからず寒さに耐える断熱材としての役割を兼ねていたはずで、

崩れ落ちては塗りなおし、より防火性・美観性を高めようとしっくいを塗り、柱は交換できるよう、あるいはデザイン性として常時見える真壁造に。

どの部分も簡単に復活させることができるように作られているのです。

 

DSC_7440屋根は数十年前に瓦を載せ替えたそうで、野地板は更新された様子です。

旧来の部分はススで真っ黒。燻煙されて防虫効果ますます、強度が増しているようです。

たかだか45年しか生きていない自分。

100年以上もこの家に暮らす人々を守ってきた柱、梁。

どう考えても私の立場は新人くんです。

 

DSC_7547障子を照らす午後の弱い日差しも絵になります。

この戸を開けると広縁があり、庭には老木の松が右斜め45度の傾斜で立っています。

いったい何人の客人がこの座敷を訪れたのでしょうか。

そしてどんな会話が、どんな説教があったのでしょうか。

 

 

DSC_7405 DSC_7402

さいごに風雪に耐える木材の姿を。

縁の下だけではない、力持ち!

脱帽です。

 

2018.12.8 Reborn塩原@千曲市

 

ちっちゃな吹抜

DSC_6432最近インスペクションやOB宅点検のブログ記事ばかりでした。

しばらくアップしていなかった長野市松代・C様邸新築工事。 年内完成を目指して着々と進行中であります。

2か月半の大工工事が無事終了し、外壁は左官職人による西洋しっくいのための軽量モルタル下地作業中。

室内は紙クロスを張り終え、建築主によるしっくいローラー仕上げの真っ最中です。

とはいえ平日はお仕事があるので週末がD.I.Y.作業のメインです^^

 

DSC_6440外壁のモルタル状態。

今年の冬は暖かく、雨も少ないので助かっています。

「助かっている」という表現をしましたが、 左官工事は、”なにがなんでも予定通り”進めようとする現代住宅建築工程管理の原則から大きく外れ、 天気によって「やるやらない」が左右され、まったく不安定極まりない工種の一つです。

こういう現代にはおよそそぐわない工法を現在でも続けているのは工務店だけでしょう。

世には窯業系や金属系のサイディング外壁が90%以上でしょう。

しかし50年前の家はそのほとんどがしっくいや木板の壁でできていました。

 

DSC_6438Rebornの新築では、標準的に窓が外壁より引っ込んでいます。

アルミ製水切を付けています。高いですが!(笑)

水切りにはあらかじめ養生(ようじょう)と呼ぶビニールがついています。

左官屋さんや塗装屋さんが落とすもので汚れないように保護しているシートです。

いずれ外壁が仕上がった後、このシートを剥がすのは誰か?

現場管理をする人は常にそういうことを考えています(笑)

 

 

DSC_6432この家、ちょっと工夫があります。

2階のホールに0.9m×0.9mという超小型の吹抜けがあります。

プランニング時、この吹抜を設けるか設けないかで夫婦間激論が繰り広げられたはずです(想像)。

このホールには全館冷房用の10畳用エアコンが設置されます。

「全館暖房をする家では吹抜があった方がよい」という実務者が多いわけですが、

音が伝わる、スペースがもったいないなどの理由で見送られることも多いのです。

 

DSC_64421階からの吹抜けの様子はこんな感じ。

長い材木を立てかけておくのに便利ですね(笑)

夏のエアコン冷気を落としたい考えです。

リビングには北村棟梁がこしらえた家具の類が並んでいます。

造作家具はふつう壁や天井に先に取り付けてから内装を行いますが、 少しでもクロス屋さんや塗装屋さん(施主Cさん)が楽になればとの思いやりでもあります。

 

DSC_6441対面式のキッチンも組み込まれ、あとはCさんの仕上げを待つばかりの現場。

平日は無人になりがちな現場状況ではありますが、

ナカソネによるちまちま雑工事が水面下で繰り広げられているということは意外と知られていません(笑)

「コテを持たしてもらえるまでには10年はかかる」

「やり方は教えない。親方から盗むもの」

「道具は大事にしろ」

「自然にはさからうな」

そういうザ・職人の世界がここにはまだ残っているわけで。

2018.12.6 Reborn塩原

床下インスペクション

DSC_6648ようやく社用車もタイヤ交換を行いました^^

あまりにもナマアタタカイじゃあ~りませんかっ!

おじさんはモモヒキを最近着用し出したのですが、これじゃやばいことになってしまうですよ、もう!(笑)

 

12月に入って、OB宅の〇年点検やインスペクションが活況です。

インスペクション(=既存住宅状況調査)は主として建物の劣化状況を見るわけですが、

どうしても気になる「結露」。

結露もひどくなると窓枠を濡らし、床が腐食することもあるわけで…。

あながち無関係ではないのですが、これからは劣化診断・耐震診断に加えて省エネ診断の時代に入ってきていると感じています。

 

DSCF6891これまで数々のインスペクションを行ってきましたが、どうも長野市あたりだと床に断熱材が入っていない事が多いのです。

平成に入ってもなお、床が無断熱。これはいったいどういうわけなのでしょうか?

当時の図面が残っていれば、設計上そうしているのか、はたまた手抜きか判別できるのですが、建築主が図面を持っていないこともしばしばで、

住宅の建築はまるで平安時代から何も変わっていないのではないのか、と床下で唸っちゃいます。

たしかに床下は外気温が氷点下であっても、地熱の影響で氷点下にはまずなりません。(長野市街地の場合)

室内の熱が通り抜けて床下を暖める、という見方もできますが、床下は通常地窓(じまど)と呼ばれる換気口から外気が流入していて、換気促進が奨励されます。

 

DSCF6914床下で懐中電灯を消すと真っ暗になります、当然ですが。

でも床下の換気状態がいい家だと、少なからず外の明かりが床下に差し込み、微量ながら空気の移動を感じることができます。

真っ暗になってしまう家ではたいてい地窓をふさいでいるんです。

「冬は閉じるようにしてます」

「大工さんがそうしたほうがいいって」

そんな声を聞くこともあります。

う~~~む。そう静かに唸りながら床下に潜るインスペクション人間。

 

DSC_6659こんな感じね。

ビミョーに閉じない人や、ビニールや発泡スチロールで密閉に近いふうに閉じちゃう人もいます。

故意的でないにしろ、タイヤやごみ箱が置いてあったり、草や蔦がふさいでいたり、

デッキテラスの床組みが重なっていたり、地窓の網が犬の毛で目づまりしていたり…。

 

Exif_JPEG_PICTUREそういう人々のためにオソロシイの見せときます!

湿気っぽい地面であったこともありますが、地窓をふさいでしまって、

こんな風に朽ちちゃってることもあるんですよ!!

「廊下を歩いていて床がふかふかする」

っていう場合なんかこういう状態が疑われます。

木材は乾いていないと、カビ発生→腐朽菌普及→きのこ狩り→落とし穴

になりますから、気を付けてください。

 

DSCF6931今日潜った家もやっぱり地窓ふさがれていました。

床は基本的に無断熱。

でも地面に防湿シート+ゼオライトなる調湿材が敷き詰められていました。

木材は割と乾いてます。懐中電灯を消すと真っ暗。

住人の方曰く「効果があったかどうかは分からないけれど、床はあんまり寒くないわよ」とのこと。

今日は12月にしてはとんでもなく暖かい日だったんですが、床下は15℃くらいでしょうか、

タイベックスーツに身を包んでいたとはいえ、多少の汗をかきました。

 

DSCF6941砕石状の調質材をかき分けるとビニールシートが現れます。

ビニールの地面側には水滴が。かなりの水分をこれで押さえていることがわかります。

ビニールは完璧に地面を覆っているわけではないのですが、床下木部にはカビの発生はほとんどなく、

ゼオライトの影響か、カビ臭さもありません。

床下に全面このシート&調質材を敷く工事はかなり高価だったそうですが、一定の効果があると言わざるをえません。

まあ、そうはいっても床に断熱材はあった方がいいと思いますが、

既存住宅で、どうしても床を剥がしたくない、断熱工事をするスペースがないという場合は、ありえなくもない工法だと唸りました。

特にこの家のように平屋的なつくりで、床下範囲が広大の場合、中央付近はどうしても換気不良になりますし、外気の影響が少ないと思われ、

この床下に、温水暖房なんかの熱を発生させるものがあればさらに床下の温度はあがるでしょう。

Amazonで調べたら20kgの袋が¥3,000以上もしてた。一体何袋使用したのか。

この狭い空間でビニールを敷き込み、ゼオライト袋を引きずって目的地まで運び、カッターナイフで袋上部を切りザバーっとばら撒き、

平滑に敷き均す…。あ~、想像しただけでも汗がでます。竹原ピストル聞きながらこれ書いているせいもあるんでしょうが(笑)

 

2018.12.4 Reborn塩原

耐震等級3の、あじのもと

DSC_646012月に入り風が冷たくなってきました。

みなさん、そろそろタイヤ交換をしましょう。

年末年始の予定を立てましょう。

換気扇の掃除をしましょう(笑)

本日は松本市・K様邸の上棟式へ。

 

DSC_64762階床=ネダレス合板あらわしの1階天井は、建て方前日に建築主Kさんによりあらかじめ塗装しておいてもらいました。

プラネット・ウッドコートミディアムブラウン色。24㎜の厚さがあり、「ネダレス合板」と呼ばれています。

構造体である梁はどんな色にしましょうか?

構造材を仕上げ材に用いるのはログハウスでは定番ですが、大工さんたちは取り扱いに細心の注意を払わなければならず、

また羽子板ボルトを見せないようにするため、プレカット加工も少し高度になります。

せっかくの構造美、電気配線もこうなると難しいのですが、天井直付けシーリングライトはできるだけ避けたいところではあります。

 

IMG_5906前日の塗装の様子。ローラーと刷毛(はけ)を使って50枚近くを1日で塗っていただきました。

合板は割と塗料を吸いますのでサンプルよりも若干濃い色で発色します。

塗った後はウエスでふき取り仕上げがプラネットカラーの原則です。

ふき取りによって木目が浮き出てきます。

翌日は建て方になり、この合板を貼りますので天気が心配でしたが見事「完塗り」!

寒いなか、ありがとうございました。お子さんをお預かりいただいたおばあちゃん、ありがとう^^

 

IMG_5925ここからはナカソネによる建て方実況中継にコメントを添えて。

 

2階の床梁が納まった直後。ここに塗装済みの合板(24㎜厚)を張ってゆくことになります。

ただいま梁同士が抜けないようボルトを締めている状況。

紙に包まれている梁は化粧梁(けしょうばり)などと言いますが、室内にそのまま見えてくる材木です。

現場は朝8:00に作業開始し、この時点で9:00ですから、たった一時間で3次元になってしまいます。

 

IMG_5934ネダレス合板を張り終え、2階の柱を建て、梁を架け始めました。(10:45)

厚い合板は作業床と化し、安全性を飛躍的に高めます。

資材や道具などを置いておくにも便利。最近では木造軸組み工法でかなり普及が進んでいるのではないでしょうか。

構造的には四角い箱にフタをした格好になるので、一瞬にしてとてもタフ化します。

 

IMG_594211:45

2階の天井の上ですから、屋根裏になるところです。

ここにもネダレス合板を張ってフタをします。

もうすぐ上棟です。

IMG_5945

 

お昼ちょうど。

この時点で無事「上棟(じょうとう)」となりました^^

 

 

 

DSC_6515下=2階の床、から見上げるとこんな感じに。

2階の天井も塗装済みネダレス合板で手間を省き、コストダウンにつなげています。

 

 

 

IMG_5966午後は垂木(たるき)と呼ばれる屋根を形作る骨組みを構成し、

そしてまた12㎜の厚さではありますが構造用合板を張ります。

このようにRebornの新築現場では合板を比較的多用しています。

柱と梁で構成される木造軸組み工法は、合板で面状とすることで飛躍的に強度があがり、「標準仕様=耐震等級3」の味の素となっています。

 

2018.12.1 Reborn塩原

 

 

レザックACQ加圧注入材

DSC_6455と~っても広いデッキ&パーゴラを増築しました!

ACQ加圧注入材で9畳分拡大。以前あったデッキと合わせて11.5畳デッキとなりました。

さらに柱と梁で立体空間を。

屋根のない不思議な空間です^^

天気が良い日はBBQやりたくなっちゃうこと必然。

タープやよしずで夏は日射遮蔽。どんなふうに使いこなしてくれるのか、愉しみです。

 

DSC_6454この程度でも、方杖(ほうづえ)・火打ち梁をつけると柱や梁で構成された直方体はぐらぐらすることなくガッチリします。

不思議ですね、軸組工法って。これらは完全に露天下にさらされるので、これまではある程度の寿命しか見込めませんでした。

かといって緑色のACQ加圧注入材では、いくら数か月で茶褐色になるとはいえ毒々しく興冷めです。

レザックACQという透明無色のACQ材が実はあるのです。対して緑色の薬剤は「マイトレック」ACQといいます。

防腐効果はややマイトレックに軍配が上がるそうですが、土中に埋めないようであればまあ、これでもいいだろうとの判断です。

 

IMG_5883ボルトなど金物にはすべてステンレスを用いました。

一般的には鉄+メッキ品なのですが、ACQ薬剤は鉄を腐食させる性質があるのでステンレス製を原則用いましょう、高価ですがが・・・汗(約10倍します!)

最近は「耐久性」「メンテナンス性」を優先させたい、という施主の声をよく聞くんですが、

屋根しかり、

外壁しかり、

そりゃあ長持ちするほうがいいに決まってます。しかし現実はコストとのタタカイとなります。

 

IMG_5898床の骨組み=根太(ねだ)と呼ばれる材料のほうが取替えが難しいので、土台もそうですが、

ぜひこの部分はACQ加圧注入材でデッキをつくりましょう。

ここはけっちってはなりませぬ。デッキをつくりかえた経験がある方は総じてそう感じているはずです。

どうしてもコストが合わない場合は、デッキの面積を縮小するか、10年毎に床板仕上げ材の張り替えを前提として、

床仕上げ材をACQ加圧注入材とせず、という選択肢もアリだと思います。その場合であっても必ずステンレス製のビスを用います。

露天のデッキやパーゴラは、いくら塗装を頻繁に行っても、加圧注入材でなければ、長持ちしても15年。

レザックACQ加圧注入材は30年以上が約束されています。

2018.11.29 Reborn塩原

栃木県10年点検

DSC_6360栃木県鹿沼市、OB宅の10年点検で訪問しました。

あやぁ~、それにしても暖かい!(11/25)

北関東道がつながってアクセス性向上。最寄りは都賀I.C.。約三時間でこんなに気候が違うんですから、

人口減少・空き家増大時代、複数の家を持つ、あるいは数人の仲間でシェアするというのもあり得るかもしれません。

カネ勾配のPOST&BEAM 丸太は茶褐色に変色し、威風堂々の構え。

お庭も整備されており、オーナーさんが家を大事にしている様子に感動さえ覚えます。

 

DSC_0038こちらが10年前の完成直後の写真。

「経年変化」って一言では片付けられない変貌ぶり。

だからと言って腐ってるとか、カビてるわけじゃありません。

ここまで構造を表しにしてしまう造り方は、周囲を見回しても皆無です。

構造躯体がそのままデザインになる、

私はそのことをログハウスで学んだように思います。

 

DSC_6343DSCF6840屋根は10年前の当時からディプロマットを標準採用していました。

天窓から頭を出しその様子を観察しましたが、ほとんどそのままと言ってよいと思います。

やっぱりこれはかなりお買い得商品なのではないだろうか。

カネ勾配(45°の角度)の屋根は、こうやって覗いてみてもモゾっとします。

話はそれますが、人間はなぜ高いところに立つとお〇りの穴のあたりがモゾっとするのでしょうか?

塩原の勝手な説:脳内の危険センサーが反応し、おしり(ア、イッチャッタ)が痒くなることで触りたくなる、手が回る、そしてしゃがむ。そうして体の重心が低くなるように反射神経的に体を制御しているのではあるまいか?

答えはないのかもしれないが、研究している人はきっといるはず。もし知っている人がいればぜひ教えてほしい。

 

DSC_6355話もとい。

ログハウスはちょっとした「あそび」があるのもいいですね。

方杖(ほうづえ)と言いますが、構造的な意味があるものの、かなり有効なデザインアイテムになっています。

ちょこっと切り欠きしたり、アーチつけたり。

ま、この辺りはセンスといえばセンスなのですが、「これをつくる人に任せる」という信頼関係がないとできません。

カシッと図面に書かれて「これつくって!」ってやるとなんとも味気ないものになるものです。

 

DSCF6842ユニットバスの上の24時間換気扇の掃除をしようと、点検口から身をのり入れるオーナーSさん。

相当マメな方なのですが、年一ペースでお願いしている換気扇ファンの掃除は2年ぶり。

どうもやはり日々の生活に追われ、休みの日は行事やら子供の部活やらで忙しく、換気扇の掃除なんて忘れて当然。

私のお客様で第1種換気扇を使われている方は数人しかいませんが、皆さんちゃんとフィルター掃除してくれてるんだろうか?

先週、東京ビッグサイトで、換気扇ダクト内のお掃除ロボットの展示ブースがありましたので、興味津々、開発担当の方に話を聞いてきました。

ダクト配管の中はいまのところ実質掃除ができません。ロボット技術大国(?アヤシイ)の日本なのでいずれそうした狭小ダクトや配管のお掃除システムが開発されるだろうとは思っていましたが、正直がっかり。動き方、スピード、操作性、どれもまだ実用レベルにありません。大丈夫か!?福島原発の処理は!?

工業用ロボット開発で先進的だと言われている私の母校=千葉工業大学よ。もっと頑張り給え!

DSC_6354-1五年前に増築した木のカーポートもいい感じになってました。

少しかすれたスカイブルーにディプロマットカフェ色。

ステンシルや英字の小看板なども施されていました。

ところで5年という時間は、

乳児を少女に、

ボクを青年に、

お兄さんをおじさんに変えるすごい力があるようです。

今回もまだ45cm角の床下点検口より、床下に潜ることができました。まだ大丈夫!(笑)

2018.11.27 Reborn塩原

 

別荘の凍結防止対策

スライド110年前に建てた家のオーナーチェンジがありました。

この家における冬の凍結防止対策について説明をして参りました。

このおうちはこれまで定住型の住宅として使われてきましたが、新しいオーナーさんは別荘ユース。

ことさら難解に感じている方が多い凍結防止策。

口頭で説明をさせていただきましたが、ダメ押し資料を作成しました。

基本的にはどの別荘物件にも当てはまりそうな内容なので、同様の悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょうから、その中身を紹介いたします。

 

スライド2これまでに50棟くらいの別荘を建ててきたでしょうか。

1年に2、3人の方から「凍結しちゃって水がでない」という旨の連絡をいただきます。

ことさら多いのが今の晩秋に別荘へ行き、水抜きをし忘れてしまい、年末年始休みに再び訪れた際に水が出ないというもの。

「水が出ない・お湯が出ない」といだけならまだしも、脱衣室の床がスケートリンクのように凍っちゃてる、水道の蛇口の周りが鍾乳洞のようになっている、なんていうこともあったっけ。

「友達に別荘を貸して、「水抜きししろよ」が忘却しやがって・・・泣」ってこともあってよな~。

 

スライド3別荘地は寒い場所に建っているものです。

外気温が氷点下になるこの時期、いやもう2週間程前から水抜き作業は徹底して行ってください。

断熱がたくさん入っているから大丈夫、というのは全く無関係。

暖房しないと室内の気温は次第に外気温に近づいてゆきますから。

断熱性能のいい家は、その下がり方が少しゆっくりになる、という程度で考えてください。

この家も10年前ながらQ値=1.6を切っている優秀な断熱性能の持ち主ですが、1週間も無人ならば室内は氷点下になることでしょう。

スライド4建物の北側にあることが多い止水栓(しすいせん)。

豪雪地など、雪で止水栓が掘り出せなくなる可能性がある地域では、床下やボイラー室などに止水栓をつける場合もあります。

いずれにせよ年間を通じて操作が出来る場所がよいですね。

この家の場合は、建物の北側、妻壁側の軒下に、水と湯のそれぞれに水を止めるバルブ(ハンドル)が2か所あります。

それぞれの家によって数は異なります。たくさんあればトイレ、キッチンなどと場所ごとに用意されているかもしれません。

いずれにせよこれを閉める(通常は時計回りに回す)と、室内の蛇口のどこからも水が出なくなります。

万全を期すならば、水道メーター付近にあるバルブも止めると大元から止めることになるので、

さらに良いこととは思いますが、積雪により掘り出せない、場所が分からなくなってしまうなどの理由でおすすめしません。

 

スライド5外にある水道も当然ながら水抜きをします。

最近では普段使う蛇口とは別に止水栓が一体になった「不凍止水栓」なるものがほぼ100%寒冷地では普及していますから簡単です。

よくあるのが、1月や2月に、ちょっと外の水道を使って、わずか3~5分程で凍ってしまうというもの。

「そんなにすぐに凍るもんでしょうか?」と聞かれますが、あの温泉地で振り回すタオルのようなもの。あっという間に凍ります!

すぐにお湯をかけるなどして解凍し、水抜きを行ってください。

でないと晴れた日に凍っていたところが溶け、噴水のように噴き出すことになります。

 

スライド6外で水を止めたら室内に入ります。

いわゆる水道の蛇口を開けます。通常は水なりお湯なりが出てきますが、水抜き作業中は蛇口の先から空気が逆流してゆきます。

蛇口やそこまでの配管の中に残っていた水が地中深くに排水されている状態です。

耳を澄ませると水が地面奥底に落ちてゆく音が聞こえます。

最近はシングルレバーハンドルと言いますが、左右にレバーを振り分けて水とお湯を混合させる水栓金具が主流ですから、レバーハンドルを開けたままの状態で、ゆっくり左右(湯、水)側に5~10回ほど振り回してください。

また、寒冷地用の水栓金具には、「水抜き栓」なる小さなポッチがついている場合が少なくありません。これも緩める方向に回して、水栓金具内に残っている水を完全に吐き出させます。

スライド7台所、洗面台の水栓金具はシングルレバーハンドルに最近はなっていますね。

シャワーホース式のものがけっこう厄介です。ステンレスの蛇腹式のホースが、キャビネットの中に隠れていることでしょう。

ここも氷点下になれば当然凍りますから、この蛇腹ホースの中に水が残らないようにしてください。

場合によってはシャワーヘッドを外して、蛇腹ホースを床までダランとさせ、あらかじめ用意しておいた洗面器に排水しないといけません泣。

達人と呼ばれる人は、コンプレッサーで強制的に空気を蛇口の先から送り込んだり、吹矢のように、蛇口の先に口をつけて”フゥッ~~~~”って吹きこむ方も(笑)

いやこれマジ話です。

 

スライド8洗濯機の水栓金具はけっこう忘れがちです。

しかも最近の洗濯機用水栓金具は、ホースが外れた際に水が止まるという白い弁が蛇口の先っちょについていますから、

この弁を押し込まないと空気を送り込めません。

かといって、煩わしいこの弁を外してしまって、再び別荘を訪れた際、この蛇口を閉め忘れて開栓。

洗面脱衣室の床がびしょびしょになってしまった例は枚挙のいとまがありません。

 

スライド9次にトイレ。

通常別荘ではウオッシュレットは採用しないように努めていますが、

どうしても、という方は暖房便座の温度を利用して、便器そのものが凍らないようにしてもらっています。

このやり方はあまりお勧めしません。電気代もかかりますし、便座は家電製品ですから、壊れることもあるでしょうし、便座とウォッシュレットが離れていると、熱が伝わらずに凍ってしまうことも考えられるからです。

取説を見ると、ウォッシュレット用タンク内の水抜き方法も記載がありますが、尋常でない面倒くささです。

 

 

スライド10 スライド11次はお風呂です。

お風呂は一般的に北側の陽当たりの悪い場所に設けられることが多いので、最も凍結しやすい場所です。

シングルレバーハンドルと似ていますが、シャワー側、カラン側(直下の洗面器を置く側)がありますので、それぞれ5~10回振り切って水を抜きます。出湯温度を決めるサーモダイヤルも念のため最低側、最高側に振ってください。水が抜ける場合があります。

追い焚き式のボイラーを採用している場合は、浴槽に残り湯を張ったままにしておきます。

循環アダプターというお湯が浴槽内に出てくる口の上端より上まで水位がないとダメです。

その他、電気ブレーカーは切らない、ボイラーの電源コンセントはもちろん、その周辺の凍結防止帯のコンセントも必ずしっかり差し込まっているか確認してください。

スライド12これで給水と給湯の水抜きが完了。

2階にも水廻りがある場合は同様の手順です。

最後に、排水はどうするか?

各排水口には、下水や浄化槽からの臭気が上がってこないようにトラップと呼ぶ水たまりが排水口に備わっています。

このトラップ内の排水、つまり水道を使い終わった水が溜まっており、この水も当然ながら凍ります。

ここには、不凍液を一定量注入して凍らせないようにします。不凍液はホームセンターなどでも売っていますが、車のウインドーウォッシャー液でも代用できます。

「どのくらいの量入れるのか?」と聞かれることしばしばですが、ボトルに「〇〇〇ccに対して△△cc入れると-5℃まで」というような表記がありますので参考にしつつも、安全を見てけっこう多めに注ぎ入れておきましょう。それぞれのトラップによって残っている水の量が異なるからです。目安はコップ1杯程度。トイレの便座は少し多めに2杯分。

 

スライド13どうでしょうか?

文章にするととても大変そうに感じますが、慣れれば5分程度で作業はできるはずです。

来週は東京にお住まいの方が、「当面は別荘ユースでいずれ定住」という建物の設計プレゼンを控えています。

床下にエアコンや蓄熱暖房機を備えてスマートフォンで遠隔操作し、凍結予防を行うというようなことも考えられて普及しつつあるようですが、

落雷や大雪で停電してしまうと全滅することになります。

やはり基本は水抜き作業を行い、どうしても水抜き困難な場所(ボイラー廻りなど)は凍結防止帯に頼る。しかしそこは当然電気式。停電になるとやられます。

凍結防止帯も壊れてしまうことはよくあります。追い焚きなしのボイラーにして、ボイラーやその周辺も水抜きする、というやり方もないわけではありませんが…。

定住している方も、外の水道はもはや凍る時期です。不凍立水栓中の頭が”水抜側”になっているか、蛇口が全開になっているかどうか、今一度ご確認をお願いいたします。

 

2018.11.24 Reborn塩原

 

秋の風物詩

IMG_9276毎年行っています、ジャパンホームショー@東京ビッグサイト。

今年も行って参りました^^

初出展というLATENTO、IVT社のブースに立ち寄りました。

こういう場所にあるとなんか小さく感じるから不思議です(^^)/

なんでも今年に限って言えば、Rebornが最も国内で採用数が多かったんだとか。

そうであれば、賞状が欲しかったなあ~。

 

IMG_9274日本住環境のブースです。

どでかい熱血社長の看板が目印。

旧称は宇部気密ハウジングでしたね。

企業体質が男っぽい。

全国には、熱い人たちがたくさんいることを実感します。

単に情報を得るというだけでなく刺激を受けるという意味においても是非毎年欠かさず行きたいと思います。

 

IMG_9252来週は松本市で新築の建て方があります。

北アルプスを望む造成地。なかなか良い基礎ができました。

明日は長野市・えびす講花火大会。

これが終わると信州は一気に冬になってしまいます。

軒先にぶら下がっていたオレンジ色の干し柿も、黒っぽくなってきています。

 

2018.11.22 Reborn塩原

 

中津川市15年点検

DSC_593815年点検で岐阜県中津川市のOB=Fさんの家を訪問。

私は当時30歳でした(*´з`)

これぞホンモノの「ヴィンテージ」。

私自身目指している「美しい経年変化」を見事遂げつつあり、素晴らしい風格が備わっています。

分かるかな~、この価値観。15年前どんぐりコロリだった新芽は5mにまで成長し、この家の象徴木となっていました。

 

DSCF67642階ベランダより見る。

ログハウスらしく広い敷地に、オーナーFさんはコツコツと彩を与えてきました。

サラリーマンでありながら本物の日曜大工Fさんのお父さんは大工さんだったそうです。

その血を、あるいは家庭環境を引き継ぐ格好で、15年前セミセルフビルドという手法でこの家をつくりました。

基礎、足場、建て方、屋根、天井仕上げ、外壁仕上げ、水道関係や電気関係までを私共専門業者が行い、

内部の大工工事や珪藻土左官内壁仕上げをDIYで行うというやり方。デッキもたしかDIYだった気がします。

この時、少なからず手伝った友人大工(本職)が恵那市の遠山建築さんでした。

 

DSC_5976遠山さんとはこのF邸工事の数年後に、新住協という工務店団体の場で出会うことになるのですが、

Fさんの青年期の失敗談やその他モロモロで話が盛り上がり、仕事を通じてその後もお付き合いが継続し、

今年は飯田市でキューワン住宅新築現場を担当してもらいました。

話は戻って、Fさん自身の手でつくったというピザ窯&小屋について。

ピザ窯は塩原も当然あこがれ&意欲があるわけですが、小屋まで作る方はそういないのでは?

「いい旦那さんといっしょになりましたね」

って奥さんにボソッと話しかけたらにんまり笑っていました。笑顔がとっても素敵なかわゆい奥さんです^^(トシウエデスガ笑)

 

DSC_5986ピザ窯をつくるときの道具の一つが建物の北側に転がっていました。

何だかわかります?

私はてっきり丸太の半割りで、ベンチか何かをつくるつもりの材木かと思いました。

「こーゆう所にシロアリが寄ってくるのですよ」と伝えようと思ったのですが・・・汗笑

正解はピザ窯のアール状耐火レンガを積むための型紙です。

 

DSC_5987ひっくり返すとこんな風になってます(‘ω’)ノ

これはこれで何かに使えそうですね。

レンガを積んだ後で抜けなくなったら燃やしちゃうつもりだったそうですが、きれいに抜け出せたのですね。

「レンガはアールになりたがっている」

そう言い残したのは偉大な建築家ルイス・カーンの言葉だったか?

なるほど。こうやってやるのね(^_-)-☆

 

DSC_5999窯のサイドテーブルにも関心しました。

きっとお父さんが使っていたものでしょう。で~っかい丸ノコの刃です。

錆びついているのがまた良い。ちょっとしたものではありますが、これをテープルとしてさりげなく東屋に置いておくのもセンスを感じます。

「おいチミ。こういう生活をしたくってログハウスをつくる会社に入社したはずではなかったか?」

そんな天からの声が聞こえたような聞こえないような(笑)

 

DSCF6775露天下のデッキテラスはかなり傷んでいました。

しかしこれはこれでなかなかいい感じではあります(笑)

足を踏みぬいて怪我でもしたらかないませんので、なる早でつくりかえましょう。ACQ&DIYで。

15年前にはACQの加圧注入材はまだなかったはず。表面に塗布してあるものは出まわっておりましたが、加圧注入はなかったはずです。

デッキの耐久性向上、という意味で防腐材やオイルステインの塗装はあまり意味がないと感じています。

露天下のデッキ塗装は、”色付け”、という程度で考えましょう。腐るのは割れ目や小口、ビス穴です。

解体後も薪として使えるよう、塗装はしないほうがいいですもんね。

私が手掛ける住宅にはデッキテラスが95%以上つきものです。世の中的にはオプションらしいのですが、

日本人のDNAには縁側生活というものが刷り込まれていて、南側の陽当たりのいい場所にはやはりこうした空間がマストなのではないでしょうか。

DSC_5990 DSC_5989外流しや窓の面格子も当然Fさんのお手製。

奥さんや子供たちが「○○つくって!」ってお父ちゃんに言うと、

何でもつくっちゃうんだろうなあ~、きっと。

数日間じっくり策を練り、手順をシミュレーションし、いつも間にか、夜勤明けの休日にパパっとつくっちゃう。

そして「どうだ!つくったったぞ」とは言わず、それを見た妻子の表情をチラ見しながらほくそ笑む。

わかるかな~そういう男心。

この外壁もいいよね。ウエスタンレッドシーダーざらざら仕上げ。

「私はそろそろ塗装して欲しいって言ってるんだけど・・・」

と遠慮がちに言ってくれた奥さんにきっぱり。

「え~っ?これがいいんじゃないっすか~!?」ってタメ口叩く塩原。

そんときFさんは、そやろ、って感じで笑ってました。

DSC_5946この何とも言えずカっチょヨい板の外壁。

しかも15年前からシャノン樹脂サッシホワイト。

飽きの来ない外壁材のひとつだと思います。

先日も、来年新築する方に、市街地ながら外壁全面をこの板で張ってみたいとプレゼンしました。

メンテナンスのこと、色合いのこと、いろいろ心配されていましたが、15年経ってもこれですからご安心ください^^

防火上の制約もありますが、これからはスキあらばどんどん板の外壁を推奨してゆきたいと企んでいます(笑)

 

DSCF6761 DSCF6759リビングの上は大きな吹抜がありますが、FF式のファンヒーター1台で全然寒くないそうです。

これまでほとんど不具合もないそうですが、間取りや使っている材料、工法などなにもかもが今とあまり変わっていないのではないか。

つまり塩原はまったく進化していないのではないか?

そう反省しつつも自信も湧く感じもあるわけで…。

もし「あれから何か変わったの?」って問われたならば、

「外壁の断熱を厚くしました」という程度で、

確かに体重は20キロ近く増えましたが、何か?

 

2018.11.20 Reborn塩原