ブログ | 株式会社Reborn(リボーン)

【告知】4/26に事務所を移転します。

3月の中旬から密かに行われていた、リボーンの新事務所の改装工事がほぼ終了いたしました。

ご協力いただいた関係者、職人のみなさん、誠にありがとうございました^^

長野市稲里町田牧にございます株式会社RebornならびにReborn-Studio一級建築士事務所は、

これまで建物の3階でしたが、2階に引っ越します!

住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなど、なにもかも変わりません。

 

つ、つ、ついにこの日がやって参りました^^

2014年6月に開業し、苦節4年もの間、シングルガラスのアルミサッシ、鉄骨造で冬はとても寒い、夏はとても暑い・・・、

温熱環境的にはどこにでもある事務所ではありましたが、ひろ~いデッキテラスや、アットホームな間取りで、お客さんには

「これはこれで・・・」というご評価をいただいておりました。

しかし、わたしを含めスタッフ全員、やはり3階まで毎日何度も上り下りを行うというのは大変なものでした。

特に露天下の鉄骨階段は雪や雨が降ると恐怖の階段となりまして、深夜におよぶ設計作業の後、

息を殺して階段を降り、「あ、忘れ物!」といって再び昇っていく時などは、ひじょーに切ない気持ちにさせられました。

 

IMG_73794月2日に入社した新人ナカソネも、早速カーペット張り作業に駆り出され、

現場作業を通じて会社、社会に溶け込みつつあります。

以前3/22のブログで断熱改修の様子をレポートしました。

外部足場をかけることなく、室内側からの作業のみで改修する方針を取りましたが、

やはり最大の断熱効果が期待できる部位として、

はたまた作業的には最大の難関が、実は「窓まわり」でした。

 

IMG_7375幅約3.3mの横長、4枚引き違い戸(既存)

アルミサッシでガラスは3階同様シングルガラス。

ここからかなりの熱が出入りしていることは明白です。

しかもこれが3か所に存在。

延べ床面積24坪のオフィスには大型エアコンが3台も設置されていました( ノД`)

「この窓をどうするか?」

ここはやっぱり1枚全面トリプルガラスのFIX窓を採用したいところ。

しかしいかんせん重いはず。

IMG_7397さらに室内側に搬入経路がない…汗

そういった経緯があって、結局2枚に分けることにしました。

アルミサッシの既存枠はそのままで、可動障子を外して撤去。

問題は雨漏りをしないよう、防水をどうとるのか?

風が強い立地条件なので、3枚ガラスとはいえ、ガラスは風があたれば少なからず変形し、雨漏りのリスクはけっこう高め。

 

IMG_7389ヨーロッパ製の木製窓に似せて、

窓の内側に木の枠をまわしました。

この枠にまず30㎜×30㎜の角材(外押縁)を四方に設置。

接点にはうす~くコーキングしてあります。密着性が大事です。

この押縁の内側に防水材であるEPDMパッキンを張ります。

このEPDMはスポンジ状で粘着テープがついており、耐候性にすぐれ、耐薬品性もよし、止水機能ももちろん良し、

価格も良し!(笑)

 

IMG_7381次に既存サッシの下枠をカバーするよう、外側にドイツ製のアルミ水切りを取り付けます。

アルミ水切りは新築時に採用しているもので、いつもより出幅が小さいもの。

既存住宅の利用では初登場です^^

水切りの立上り部分にはこれまたゴム製のパッキンが付属しており、

枠との密着性に役立っています。

 

IMG_7394 1次にL型アルミバーで押縁と水切りの立上り部分をカバーします。

2枚ガラス同士のあわせ目には方立(ほうだて)と呼ばれる部材を立てました。

耐候性を考慮しここはアルミ製で。

雨がほとんどかからない軒下などであれば木製を使っても大丈夫かと思いますが、

ここは2階。

将来的にメンテナンスがほぼできないと想定しての判断です。

 

IMG_7405ここにトリプルガラス(ガラス3㎜-空気層11㎜-ガラス3㎜-空気層11㎜-ガラス3㎜。総厚31㎜のガラス!)を設置し、木の押縁で押さえます。

もちろん室内側にもEPDMパッキンを。

ガラスを内外両側からEPDM付き押縁で挟む、

ただそれだけです。

ガラスを入れ終えた瞬間、室内が急に静かになりました^^

木枠付きの木製トリプルサッシは購入すれば、このサイズで1窓50万はくだらないかと思います。

それが約半額くらいでできたように思います。

羽目殺し(FIX)でよければ、この手の窓は現場製作した方が安上がりです。

また輸入窓の場合は、納期が3か月なんていうのもザラですが、3層ガラスのみあれば実働三週間で入荷されます。

IMG_7403当然ながらガラス同士は接触させてはダメで、

1cm程度のクリアランスを設け、地震時などお互いが接触しないようにしています。

そしてその間の隙間は発泡ウレタンを充填。

ここミソですから真似する方は怠らないでください。

これ入れないと正真正銘のヒートブリッジ(熱橋)ですから熱ロス大ですからね。

 

このあと木製の方立を、やっぱりEPDMパッキン付きで、ガラス同志を挟み込むように固定。

これで最大の難関工事は無事終了。

昨日はけっこう横殴りの雨が降りましたが雨漏りはいまのところありません。

 

IMG_7408ミニキッチンはウッドワンを採用。

無垢オーク材扉で、カウンタートップはステンレスバイブレーション加工。

水栓金具はあまり真面目に検討しませんでしたので、ついたのを見てびっくりしたのですが、

黒い水栓金具です( ;∀;)

床はタモ無垢材、自然オイル仕上げ。

少し硬い、野球のバットで使われる樹種です。

窓にはYKKのプラマードUという内窓を付け、結果的に2重サッシとなっています。

 

IMG_7411洗面台もウッドワンで。

「無垢の木の洗面台」という呼び名で、

既製品の洗面ユニットと組合せ造作洗面台の中間どころを希望する方にとっては、”アリ”な手法。

ユニットはやだ、

でも造作は高くてだめ、

そういうニーズに応え得るものだと感じています。

 

IMG_7406最後の仕上げどころ、玄関土間。

一般的にはタイルを張ることが多い部位ですが、

今回は実験的に塩ビシート張りにしました。

格闘中の新人・ナカソネショウイチくん!

数枚失敗して数量不足が懸念されましたが無事貼り終えていい顔してました^^

背中が現場カントク風でなかなかよいです。

 

今後Rebornで建築予定の、建築主によるDIY作業の参考に、壁と天井の西洋しっくい(フェザーフィール)のローラー塗装風景をYouTubeで。いずれ本ブログで全ぼうを明らかにしますが、断熱改修を考えている人はぜひ冬にでも、3階と2階の差を感じにくてくださいね^^






2018.4.19 Reborn塩原

 

 

 

ダンネツファースト!

DSC_0172長野マラソン終了!

ランナーのみなさまお疲れ様でした^^

Rebornの事務所は長野オリンピックスタジアムの近くなので、

たくさんのランナーとすれ違いましたね、私は車中からでしたが(笑)

さて、久しぶりに松本市の新築住宅の進捗状況をレポートします。

建て方(上棟)してから約2か月が経過しました。

 

DSC_0181大工工事は外部が終了。

1階はウェスタンレッドシーダーざらざら仕上げ板を、

2階はドイツしっくい(プラネット・クイック&イージー)左官仕上げ予定です。

先日プラネット社のY氏より、「クイック&イージーが倍くらいに値上がりする!」

という情報が舞い込んできました。とりあえず怒鳴っておきましたが(笑)、

いずれ値上げは必至。どうするかな~、この先。しばらくは大人買いした在庫でなんとかしのぎますが、今後見積もりする人は上げますよ!

 

DSC_0124内部はこんな感じ。

壁石膏ボードが80%、天井の羽目板は95%、床は40%仕上がりました。

現在床を這っています、あ、貼っています(笑)

大工さんにとって床張り工程はマラソンでいう30km地点か。

しんどい、休みたい、、膝痛い、、、泣きたい(?)、、、、

車中からみる40㎞地点、ホームセンタームサシの界隈では、みなさん少しほっとしたような表情で走ってましたが、

30km地点の顔は(;´Д`)こんな感じ(笑)

すみません、笑ってはいけません。(フキンシンダナコノヤロ)

このお宅では天井はすべて板張り。杉の無節材を採用しました^^

 

DSC_0125床はナラ。当然無垢材です。

最近ナラは相当値上がりしているうえに品薄なようです。

ナラは洋名「オーク」。かつては北海道産のものがごくわずかに流通していましたが、

ここ数年見ていないなぁ(*ノωノ)

オークはフローリングの王様ともいわれ、硬く、変形も比較的少なく、

その木目、力強く頼りがいがあるテイスト、経年と共に増す風格・味わい、

う~ん、、、やっぱキングだわ、そう思わせるなにかが備わっているようです。

 

DSC_01412階はカバさくら。洋名「バーチ」。

キングことオークに比べてやや硬度は劣るものの、

おとなしい木目、白く明るい色、しっとりと上品な部屋に仕上がります。

さながら”フローリングの女王”といったところか。

似たような表情のカエデ(メープル)とは双子の姉妹のようであります。

大工さんはフローリングを張るとき、部屋のはしっこからではなく、

最も長く連続するところからまず張ります。これぞプロの流儀!

 

DSC_0164 DSC_01431階は平天井、2階はオール斜め天井。

いずれも同じ板なのですが、1階を優先的に色合いが等しくなるように配慮してくれている様子です。

無垢の木はやっぱりいいですね。

現場もあの変な臭いがぜんぜんありません。

壁はいずれ西洋しっくいをローラーで塗装仕上げに。

ちなみにキッチンはウッドワンのオーク扉が予定されています(^^)/

 

DSC_0128

どうです、この品のよさそうなしっとり感。

よく考えてみると、木って人間が造ることができないものですよね。

1本1本、一枚一枚、一つとして同じものがありません。

昨今では印刷したものが世の中を席捲していますが、そんなもの、実は誰も好んではいないのではないでしょうか?

ではなぜプリント物がここまでハバを利かせているのか?

一言、「楽だから」、なのではないでしょうか?

作り手も、選び手も、その方が楽だし、早いし、クレーム減るし、小言言わないで済むから・・・。

なんか悲しいですね(*_*;

DSC_0146ユニットバスが据え付けられました。

あ!ここに印刷ブツがあるぞ!

う~む、、、。

良く言えば「使い分け」。

悪く言えば「大妥協」。

みなさんはどう思いますか?

 

DSC_0153今回は特別に、ユニットバスの舞台裏をお見せします。

白いのが浴槽の裏側で、発泡スチロール(ポリスチレンボードという断熱材です)で覆われています。

これが湯船のお湯が冷めにくしている主役。

そしてその下にブルーの断熱材がありますね。

脇役とはいえ、これが断熱的にはずいぶん役立っています。

この「浴槽とその下のあいだ」が室内と同等の温度に保たれ、

つまり20℃前後の空間になっており、湯船のお湯が冷めにくいばかりか、洗い場の床も冷たく感じなくしているのです。

 

DSC_0156サービスでもうワンカット!

カメラを持つ手をぐ~っと狭い隙間に押し込んで撮影。

お風呂の下って、こーなってるんですね。

排水の配管がくねってますが、ところどころ透明の管になってますな。

これはいったいどういう意味があるのでしょうか?

おそらくは配管内のつまり状況がわかるように、ということなのでしょう。

あるいは接続部分の接着状況が目視できるとか、排水の流れる様子を観察できるとか。

こんど水道屋さんのUenoさんに聞いてみることにしよう。

 

DSC_0158ユニットバスがオリの中に入っている様子(笑)

この白いのも断熱材で、15㎜程度でしょうか、

いい値段採ってる割にちゃっちい感じです泣

この「断熱パック」、メーカーによってはオプションになっていると思うのですが、

この断熱材があるからといって、先ほどのブルーの断熱材を省略するのはやめましょう。

(注:必ずしもブルーとは限りません。ダウ化工という会社のそれはブルーですが、他社同等製品ではミントグリーンやアイボリーのものもあるのです)

「お風呂の床が冷たい」、「浴槽のお湯がすぐに冷めて困ってる」、というご相談をいただくことが度々あるのですが、

オーナーさんに床下に潜ってみてもらうと、このブルーな奴がたいてい存在していません。

まさに床下ブルー(笑)

冗談言ってる場合じゃありません。

そのレポート写真がこれ。

IMG_5529某超有名メーカーの家ですら、こうなってます。

お施主さんには、「大丈夫です、床の断熱オプションつけましたから」、

って、これかよ~(´;ω;`)ウゥゥ

あとで潜って手直しする人の身になってもらいたいもんだ!!

『これでも断熱等性能等級4(最高等級)でてるんだから文句いうな』

そう返されて閉口。

断熱ファースト!

暮らす人の身になって家はつくりましょう。

2018.4.17 Reborn塩原

 

平成30年省エネ建材の補助金

今年度も省エネリフォームは補助金が出ます^^

注目すべきは「次世代省エネ建材支援事業

 

これまでの断熱リノベよりも金額が増えるんか!?

詳しい内容は発表を待ちますが、期待度◎です^^

詳しくは環境共創イニシアチブのHPを。

消費税増税前の今年、省エネリフォームを考えている人はぜひご活用いただきたい補助制度です。

renovation_omote_web

KOHLER(コーラー)のシンクがナウい(笑)

まるで春の嵐ですね(*_*;

今年はなんだか風の強い日が多い気がします。

明日は恒例の長野マラソン大会ですね。

天気が心配です。

過去、この時期に桜が満開だったことがあります。

雪が降ったこともあったなぁ。(;´Д`)

 

今年はどうやら雨模様。

菜の花街道とはいかないのでしょうが、風だけは止んでもらえればなんとかなるのですが・・・汗

 

って書くと、

「え~~~~っ!塩ちゃん出るのか!?」

という声が聞こえてきそうですが、もちろん出場しません。

「もちろん」、は訂正します。

 

約半年前にランニング用シューズを買いました。

スポーツ用品店のお兄さんに相談し、あれやこれやと試し履きをしたうえで、

かなり厳選してのことです。

 

今、そのシューズはなぜか自宅の書斎に置いてあります。

体力の衰えを感じ、運動不足を超え運動Zeroの日もあるくらいで、

一大決心をしてランニング、あるいは散歩を習慣化しようとしました。

たしかに一度決断したのです。

「よぉし、明日の朝は早く起きるぞ!」

そう床に就いたまではよかったのですが、翌朝はしっかりと雨。

以来、なにかかれやと理由をつけては・・・。

 

この決断は顧問会計士U氏の影響によるものが実のところ大きいのですが、

今だ一度も外に出たことがない真っ白のランニングシューズ。

かわいそうで仕方ありません(笑)

たまにはこうして自分の心の内をブログでさらけ出すと、

罪悪感が薄れるのはどういうわけでしょうか?(爆)

 

 

さて、今日は洗面台のおはなしを。

昨今はユニット式の洗面化粧台の採用率が約90%にのぼります(自社調べ)。

以前私はログハウスをつくってきましたが、ログハウスにおける洗面化粧台の既製品ユニット採用率は10%程度でした。

「またまた~」、という声が聞こえてきました。

ほんとうです!

DSCF8209 DSCF8208無垢の木の天板を仕入れ、ボールの大きさに合わせて天板をくりぬき、陶器のボールを落し込み、

下部収納は扉をつくって取付け、取っ手は陶器がいいだとか、鋳物のアンティーク調がいいだとか・・・。

水栓金具は「国産はかわいいのがないな~」と海外から個人輸入する方も。

鏡ももちろん一品モノで建具屋さんにオーダー。

タオル掛けはどんなのがいい?

歯ブラシはどこに仕舞う?

 

ログハウスで洗面台は、かなりのキーアイテムなのです。

image1-1とはいえこだわりの洗面台であっても、

「接点のコーキングが黒くなってきた。これってカビ?」

「天板にシミが出てきた、なんとかならないか?」

「もっと大きなボールないの?」

「バケツが入るくらい深いボールないの?」

 

『見てくれ重視か、機能性重視か、どちいでいく?』

という2択をせまるものでした。

 

DSC_0109そんな二者択一ともいえる悩みを解決した(であろう)洗面化粧台を、本日安曇野市のOB宅に納めて参りました^^

米ヒバ無垢天板(耳付き)にウレタン塗装し、深型の洗面器を落し込み。

接点に通常行うコーキングを、はみ出ないよう、ボールを落し込む前に施しました。

洗面器は鋳物ホーロー製で、Made in America・KOHLER(コーラー)社、メイフィールド#5964。

 

水栓金具も同じくKOHLERで、ボール一体型ワンホールで、無垢の天板に穴を開けずにすみ、

施工性はもちろんいいのですが、お掃除が楽そう。

そういえばこの間ウッドワンの洗面台を購入したのですが、それもKOHLERの箱でしたね^^

 

DSC_0115アメリカの水栓金具は独特の操作感があります。

日本製水栓金具に比べて動作が重いっていうのか、

重厚な操作感っていうのか、

とにかく、なんとなく気持ちがいい感じ。

この操作感は実際に触らないとまず分からない感覚で、カタログでは絶対に分からない。

水栓金具は高いものなので、ぜひ東京のショールームで現品確認を行ってから購入がおすすめです。

この家のオーナーさんはかれこれ10年近くこの深型シンク&水栓金具のベストミックスを探し求めて、

もちろん東京のショールームにも出向いてもらってます^^

 

DSC_0112深いです!

決してしおはらの手の指が短いというわけではありません!(ジッサイハカナリユビミジカイクセニ)

いったい何リットル入るんでしょうか?

あふれ面まで20cm程。おおきなグースネックの水栓金具との組み合わせで、

高さ40cmのバケツが楽々入ります。

いや~、これはもはや洗面器といわないような気がします。

シンク?

流し?

バスタブ?(笑)

 

DSC_0119洗面台の入れ替えにあたり、

あらかじめRebornでほぼすべてを製作。

作業のほとんどを水道業者のUenoさんにお願いしました。

入れ替え作業は6時間ほどで完了。

排水金具の接続に手こずりましたが、ほぼイメージ通りにコトがすすみました。

理想と現実の差を、ググっと縮めることができた仕事だったと思います。

奥さんのあの笑顔、

あれを見ちゃうとヤバいっすね。やりがい感じちゃいます。

 

20180414220634-0001同じようなこと思っている人、狙ってる人が、日本中に2000人くらいはいるんじゃないかと思うので、

施工で用いたスケッチ図面を特別につけちゃいます。

参考にしていただけると幸いです。

 

2018.4.14 Reborn塩原

 

 

どうしてお二階が寒いの?

中3の娘が修学旅行で京都・奈良へ行ってます。

最近はずいぶん早い時期にいくんですね^^

私たちの時代はたしか6月だったように記憶しています。

もうこうなると卒業旅行的な意味合いよりも、

社会見学のような、、、

遠足のような、、、、

「これが終わったら受験勉強やらなきゃいけないんだかんな」

という大人側の思惑も透けて見えるようで、、、。

まあ、あれはあれで古くから続く日本の伝統行事の一つなのでありますね^^

 

さて今日のブログは1年前に新築入居した方からのメールをご紹介します。

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引越してから1年が経ちました。
かなりの厳寒だった冬も、我が家では寒さを感じる事なく、春を迎える事ができそうです。

この冬、子供と一緒に新築のお友達の家(二軒)に遊びに行ったのですが、2階や廊下がとても寒くて(←お友達の前では言えませんが…)、

帰宅して子供から「◯◯ちゃんたちの家は、新しい家なのにどうしてお二階が寒いの?」と言われました。
新しい家でも暖かい家ばかりではないということがよく分かりました。

さて、本題です。
我が家のエアコンはご存知の通り、階段上に設置してあるのですが、場所的にお手入れがしにくくて、まだフィルター掃除をしたことがありません。
主人は高所恐怖症でお手入れできないし、私も踏み台を使っても身長が全く足りず…。
専門業者に依頼しようかと思ったのですが、高所に設置してある場合には断られる事もあるようです。
塩原さんが設計した際にはどのように掃除をする事を想定していたのでしょうか?
そして我が家と同じような場所にエアコンを設置しているご家庭ではどのように掃除をしているのかご存知でしたら教えてください。

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暖房方式は定番のパネルヒーターですが、子供の感想というのはけっこう参考になるものでして、

感じたことをストレートに、きっぱりとおっしゃるのです。

この子の質問に対して、みなさんならどう答えますか?

私ならこう答えます。

「う~ん、、、きっとだれも居ないところは暖房しないほうがいいと思ってるんだよ」

 

 

エアコンフィルター掃除アドバイスそして階段の吹抜けに設けられたエアコンのフィルター清掃については画像を添付。

なかなかうまく合成できて、我ながら「これはわかりやすいなぁ」と思う次第です^^

ちょっと危なっかしいかな?

 

 

2018.4.12 Reborn塩原

 

 

ついに発表!平成30年度長期リフォ推進事業。

長期リフォ30本日、建築研究所から発表されました。

リフォーム補助金の決定版、

長期優良住宅化リフォーム推進事業の公募に関する情報です。

ほぼ昨年と同じ内容ですが、Rebornのお客さんが狙うのはやっぱり”高度省エネ型”でしょうね^^

その額、

250万円です!

 

1、耐震補強をして評点1.0以上に。

2、インスペクションをして劣化している箇所は対策工事を!

3、断熱をして基準等級4の20%ダウン(Ua値の目安=0.45[長野市])

 

 

リフォーム版・長期優良住宅の認定を受け(技術的審査→市町村へ認定申請)、かつBELS評価申請を行うことが必要です。

地震に対して安心でき、傷んでいる部分を修繕し、冬暖かく省エネな暮らしが手に入るうえに補助金がもらえてしまうなんて、

なんとありがたき税金の使い道。割と大規模にリフォームを行う予定がある方にぜひご検討いただきたいと思います。

すでにRebornのお客さん数名の方がそのつもりで、冬の間リフォーム案を検討して参りました。

 

新築では相当高いレベルで断熱している断熱職人・塩原ですが、本当に力を入れたいのは、リフォーム部門。

耐震と断熱を同時に改修するのは、コスト的にとてもメリットがあり、ひいては住宅部門の省エネは国全体でなんとかしないといけない問題だと自負しています。

だからリ・ボーン。

社名に恥じない、まさに復活を遂げるリフォームを手がけ、今後も推進して参りたいと思います。

 

2018.4.10 Reborn塩原

耐震・断熱リフォーム@中野市 完。

先週は甲府・春の陣をお伝えして参りましたが、

今回は長野県の北部、中野市の断熱改修工事が終わりましたのでレポートします^^

 

平成元年新築だそうなので、築後ちょうど30年。

最初にお目にかかってヒアリングしたのは昨年11月のこと。

 

施主、リフォームのポイント

 

Exif_JPEG_PICTURE・内壁の下の方に発生するカビをどうにかしてほしい

 

・室内がいるが臭い

 

・玄関ドアが閉まる時、すごいがする、結露ひどい

 

・キッチンのレンジフードが汚い

 

IMG_7149・現在2重サッシだが、開閉が面倒だ

 

・床は現在畳だが、無垢のフローリングにして、ソファーを置きたい

 

洗濯モノを干す専用のスペースがほしい。居間ではなくて

 

冷暖房器具の新調

 

・ユニットバスの交換

 

気分的にリフレッシュできるように内装をガラッと変えたい

 

 

リフォームの施工者側(コメント)

 

・内壁の下の方に発生するカビをどうにかしてほしい

→壁下部の気流止めが必要。居間と浴室・洗面脱衣室を軸に断熱改修を提案

 

・室内犬がいるが臭い

→居場所を決め(犬専用部屋)をつくって換気扇を

 

・玄関ドアが閉まる時、すごい音がする、結露ひどい

→ドアを構成しているアルミ部材が緩んで、ドアを閉めるとその反動で部材がガタついている

ドアクローザーがおかしい。断熱効果の高い玄関ドアに交換をおすすめ

 

・キッチンのレンジフードが汚い

→プロペラファンで外気との遮断性がなく、30年経過するのでモーターも寿命を超えてる。シロッコファンに交換

 

・現在2重サッシだが、開閉が面倒だ

→樹脂サッシに交換。大きな開口で耐震性が心配なので、耐力壁を一部つくりつつサッシ交換

 

・床は現在畳だが、無垢のフローリングにして、ソファーを置きたい

→部分的ではあるが、床・天井を中心に断熱・気密。壁には袋入りグラスウールが入ってはいるので、気流止めにより効果がでるようにする

 

・洗濯モノを干す専用のスペースがほしい。居間ではなくて

→現在ほとんど使われていない廊下を物干しスペースとし、洗面脱衣室と一体化する

 

・気分的にリフレッシュできるように内装をガラッと変えたい

→ログハウス(山小屋)風に内装はオール板張り(パイン)。癒しアイテム=シーリングファン設置

 

Exif_JPEG_PICTURE DSC_0001まずは玄関ドア。

洋風輸入住宅系のアルミドアは30年間お疲れ様でした^^

ドア本体はガデリウス社のスゥエーデンドアでウレタン断熱材60㎜が芯に入っておりU値=0.9。

Rebornオリジナルドア(eZ-DOOR)として面材にウエスタンレッドシーダー無節材を縦張りにして自然オイル塗装。

窓ガラスがないので、サイドライトは造作で製作しました。

これにあわせてこの面の外壁もレッドシーダーざらざら板を貼りました。

壁にあいた郵便受けは迷いましたがこのままで。

その代り室内側に一工夫しました。

DSC_0031 DSC_0032新聞・郵便物の風除室。

私もよく近隣挨拶でいろんな家を回りますが、

この手の郵便受け口金にチラシを差し込む際に、

「落下しないか?」

「挟んでおいた方がいいのか?」

手を挟まないように恐る恐るです(*_*;

これまで郵便やさんは突っ込みタイプの人だったそうで、たびたび下駄箱とのせま~いところに落下。

「これなら落っこちなくていいわぁ~、この上に何かキーホルダーとか置けるしね」

とは、この家の守衛室長=おばあさんのご感想(^^)/

 

Exif_JPEG_PICTURE DSC_0003南側の窓連発はやめにして、一部は耐力壁に。

アルミサッシ・シングルガラス+内窓樹脂・シングルガラスは、それなりに断熱・防音効果がありますが、

開閉はかなり煩わしい。

この2重窓は、塩原の実家でもそうだったんですが、母親は毎日ガラスについた水を拭いてましたね。

気密性が中途半端に良くなるので、外側も、内側も両方のガラスに結露していました。

たまたま家の近くを高速道路がきちゃったもので、きっと防音の為の対策費で2重窓にしたんでしょうね。

そうはいっても当時トリプルガラスなんてのはなかっただろうし、異厚のペアガラスなんてものの存在すら知る由もなかったのです。

とにかく一度で開閉ができる窓がいいですね。

断熱改修で内窓設置=2重窓にする場合は、締め切る(FIX)つもりでいたほうがいいかもしれません。

 

DSC_0041ちなみに、断熱改修ゾーンと、そうでないゾーンを仕切る建具は一工夫が必要です。

できれば明かり取りのない、つるんとした表情にはなってしまいますが、芯に断熱材が入った建具を製作しましょう。

いわゆる断熱戸と呼ばれるものです。発泡スチロール的な断熱材がたとえ2cmでも入っているのと入っていないのでは雲泥の差です。

廊下に面するところなど、採光を必要とするところは、「中空ポリカ」と呼ばれる、段ボールのような構造を持った樹脂製の大判の板が世の中には売っています。

最近では大型ホームセンターのDIY窓断熱リフォームコーナーなんかに置いてあるのも見かけます。

単にガラスをはめ込むよりもそれなりに断熱効果が期待できます。

ペアガラスをはめる、という手も当然ありますが、建具自体が重くなり、何かがぶつかったときに割れる可能性も高いのです。

チェッカーガラスのようで、洋風の部屋には中空ポリカがフィットします。

 

内観3計画時に作成した室内イメージパース。

「ログハウス風にして!」

「いずれマキストーブもつけたい!」

というリクエストにお応えして、床・壁・天井をパインで仕上げ。

Exif_JPEG_PICTURE

ビフォー

 

 

 

 

DSC_0043アフター

 

 

 

 

 

 

Exif_JPEG_PICTURE内観7DSC_0050ビフォー&イメージパース&実際。

お~、かなりCGパースが実際に近いですね^^

手前の柱は、坂田専務(わが社の社長)セレクトのひのき生き節材。

なんでも相当レアものらしい。

その向こう側にあるのは既存の柱を4面ヒバ材で囲ったもの。

最近個人的にかなりはまっているデザイン柱で、つるんとした普通のきれいな柱にするよりも、空間アクセントとなっている気がして、好みです。

黒いラインになっているところはあらかじめ溝を掘っておき、そこからビスで相手材を引っ張って固定。

その溝に何色でもいいんですが、今回もケヤキ材にダークブラウンをあらかじめ塗装しておき、ボンド固定。

「はしら~のきぃず~は、おととしの~♪」が聞こえてくるようです(ナゼダ?オマエヘンテコダゾ)

 

 

Exif_JPEG_PICTUREDSC_0028雑多なものが吹き溜まりとなっていた廊下を洗面脱衣室につなげてしまいました。

奥の方で居間とつながっており、突き当り左にはFFファンヒーター&エアコンが設置されています。

 

DSC_0047-1この暖気誘導がもしもうまくいけば、洗濯物がずらっと並んだ廊下に温風が吹抜け、洗濯物がいい具合に乾くのではないか。

さらにうまくいけば、浴室や洗面脱衣室、トイレが並んだ水廻ソーンに暖気が行き渡るのではないか、そう想定しています。

計画では、このFFファンヒーターとエアコンを隠すように折り戸を設置し、開度を調整してみてはどうかと企んだのですが、ひとまず折り戸は保留。

一冬このままで試してみようということになっています。

開度が容易で羽根の角度調整も容易なブラインドや、無双(むそう)と呼ばれる引戸あたりもいいのではないかと現場からはアイデアがでています。

 

IMG_7290IMG_7287

Exif_JPEG_PICTUREついでといっては何ですが、ユニットバスも入れ替えました^^

30年もするとやっぱり工業製品はくたびれてきます。

床下で排水の部品が割れており、旧ユニットバスの下は5cm程もヘドロ状の水が滞留しており、

この寒い時期でも異臭を現場に放っておりました。室内の湿度が高かった原因はこのあたりにあったと思います。

「やっぱりお湯が冷めにくいわ。まだ寒い日があるけど、お風呂に入って寒いと感じなくなった」

という感想を聞くことができました。

弊社のホームページやマイベストプロ信州のコラムを見て、私の元には寒い時期ちょくちょく「お風呂が寒くてどうしたらいいか」、「ハウスメーカーに改善を求めても「これが普通だから」と相手にされないので、自分でユニットバスの下に断熱しようと思うがどうしたらよいか」という相談が舞い込みます。

ほんとうのことを言えば、こんな風に設置前に断熱してあれば、それだけでずいぶんお風呂の冷えも抑えられますし、湯船のお湯も冷めにくくなるのですよ。

 

約2か月に渡る冬期間中のリフォームでしたが、幸いたいした雪にも見舞われず、

ほぼ工程表通りに工事を遂行できたこと、関係者のみなさんにこの場を借りて御礼申し上げます。

住みながらリフォームということで、お施主様のご家族のみなさん、ご協力ありがとうございました。

工事の最終段階での水廻りリフォーム(ユニットバス・洗面台・洗濯機の入れ替え、トイレ手洗い器の新設)を行いました。

ちょうど10日間入浴ができない状況でした。ご不便を乗り越え、こうして暖かく使いやすい、新しいお風呂に浸かることができ、気持もあらたに新年度を迎えることができたかと思います。

気分一新、新たな暮らしを愉しんでくださいね^^

禍福は糾える縄の如し

いつかマキストーブ、付けてくださいね!

2018.4.10 Reborn塩原

 

 

WEB完成見学会~最終回

今回のブログで最後です^^

山梨県甲府市のQ1.0(キューワン)新築住宅のWEB見学会。

解説するのはおなじみ、設計者兼現場監督を務めたしおはらです(笑)

DSC_0076このお宅の間取り上の最大の特徴といえば、「階段の幅が広い」こと!

壁の内寸で1.03mもあるのです。

一般的には芯々91cm=内寸75cmでコマ取りされることが普通です。

1mの幅があれば、大人がすれ違う事、これ容易なのであります。

基本プランを練っている間、建築主のMさんから、

「亡くなったばあさんの遺言で、『階段は広くとれ』というのが実はあるんです」

という風に切り出されました。冗談のような、ホントの話のようです。

これは設計をする人にとっては大問題!

階段の位置や大きさでその家の間取りが決定づけられることも少なくありません。

 

DSC_0065家相的にはかなりNG率が高いとされる「家のど真ん中階段」、しかも直線型(大工さんは「てっぽう階段」とも)。

階段はある意味吹抜けですが、ある意味家具とも読み解けます。

・冷気が2階から落ちてくる

・1階の声や音が文字通り筒抜け

・ストレート型の階段は、落ちたら危険

そんな理由からでしょうか?

家相学では、直線型のど真ん中階段は”大凶”らしいのです( ノД`)

 

DSC_0062私の松本市の実家はてっぽう階段でした。築40年、しかもかなり家の中央に近い位置。

家相的に凶の家で育ったわたくし・・・。しかも13段上がり切り・・・。

あ、補足します、年配の方は13段の階段を忌み嫌う傾向にあります。(処刑台の段数がそうなんだとか)

2階が寝室&子供部屋でしたが、2階にトイレはありませんでした。

そうですね~、記憶にあるだけで5回ほどは転げ落ちました。幸い怪我はしたことありませんでしたが、今から思い起こせばゾッとする風景です。

今でこそ設置が義務化されている手すりもなく、段板に滑り止めもなく、ラワン材にはテカテカのウレタン塗装。

あれで絶対転ぶな落ちるなという方が無理があります。

工事中は、この階段が広いため、資材の搬入出がけっこう楽でした。階段のところどころには、釘ビスやラジオなど、

現場のちょっとしたものも、ここにひな壇のように飾られていました^^

 

Exif_JPEG_PICTURE

こんな感じにね^^

 

 

 

 

DSC_0060はいはい、

最終回はもうちょっと深いところまで見てゆきますよ!

 

前回でも紹介した洗面化粧台。

その脇には造作のキャビネットがありました。

その奥行の深さにちゅうもぉ~く!!

コンセントも奥の方にありますよ^^

ドライヤー、髭剃り機、化粧品ボトル類、歯ブラシに整髪のたぐい、

コップにコンタクト、薬に綿棒。

かなりの収納量が見込めます。

Exif_JPEG_PICTURE矛先かわって、壁埋め込みのモニターニッチ(と、初命名)。

インターホンにボイラーのリモコン、スイッチをまとめました。

少しでも通路幅を確保したいという想いで造りましたが、

ちょっとかわいくて、実はわたくし、けっこう気に入ってます^^

でもちょっと断っておきますが、壁を凹にするのって、けっこう手間がかかるんですよ。

お施主さんはけっこう気軽に「ニッチ」をご要求されますが、現場ではけっこう大変。

空間の中ではけっこう目立つので、位置や大きさ、仕上げ方や色など、センスが問われます。

考え抜いたニッチ収納が、10年点検で伺った際、ホコリまみれになっているのをみると切ないですね。

 

Exif_JPEG_PICTUREはい、次はクローゼット内のハンガーパイプ。

手作り感あるよね!

標準はΦ32㎜のステンレス製パイプに、ステンレス製ブラケットでやってましたが、

今後リクエストがあれば、このタイプでも承ります。

タモ集成の丸棒手摺・無塗装品を使いますので、赤やグリーンなど、アクセント塗装もありかな、と。

 

DSC_00742階トイレ内の手すり的カウンター。

トイレットペーパーを下側から押し込むと食らいついて、視界的に見えずにロールを仕舞っておく機能も実はあるんです。

トイレットペーパーは規格がきっとあるんでしょうね。多少の変形はありますが直径10cm。

これは憶えておくといいでしょう。

座りながら手が届く位置に、替えのトイレットペーパーがあると良いかと思います。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE1階室内物干し場にある白い物干しかけ。

これも実は売ってません。

在りそうでないんですね。こういうの。

「ないものはつくる」

それが楽しいことだと感じています。

物干し掛けを取り付けるころにはもう現場に大工さんはいませんから、大抵は私のような現場監督さんが物干しかけ取付を行っている、そんな工務店も多いのではないでしょうか。Rebornの場合はほぼ100%そんな感じ。

 

Exif_JPEG_PICTUREパステルグリーンの壁に壁面棚( ^)o(^ )

壁掛けTVが予定されており、DVDプレーヤーを置くためのもの。

もう一つ、

お気づきでしょうか?

これまで見てきた内観で、

スイッチの取り付け位置が通常よりも低い位置にある。

世の標準はFL+1.2mですが、このお宅は+0.9mで統一しています。

子供にも手が届くというユニバーサルデザインとも言えますが、ドアや引き戸のハンドル位置は通常+0.9mであるため、

高さをそろえてすっきり見せる効果があるようです。

これも今後お施主さんのリクエストがあれば、採用してゆきたいと考えています。

 

そろそろ紙面が尽きました。

設計士として、また現場カントクとして長野と行ったり来たりしてきましたが、先日つにお引渡しとなりました。各職人の面々には、各々のもち場でいかんなくその腕前を発揮してもらいましたが、MVPは建築主であるMさんに贈りたいと思います。

1か月半もの間、内装左官に明け暮れ、作業が進めば進むほどその腕前をメキメキとあげ、かつスピードアップ。

DIY左官作業中に第一子の誕生という大きな出来事もありました。

一見するとDIYなんかしそうにない風貌のようにも見え、(失礼!)

「ほんとうにあのお施主さんやるのか?、大丈夫なのか?」と職人も面々からも意見が出ていたほどですが、

一家の主として、父親として、本当によくやり切った!

その意志の強さ、のみ込みの速さ、体力、コテさばきに感服します。

Mさん、おめでとうございます!

たいしたんです!!

 

こういう時、ニコニコ動画では、

ネ申 ネ申 ネ申wwwwwwwwwwwwwww

っていうふうになるんだそうですね。

 

2018.4.7 Reborn塩原

 

WEB完成見学会~第②編

ひきつづき今回のブログは、甲府市で先週完成したキューワン住宅をみてゆきます。

「うわ~、いつの間に見学会やったの~?」という声をちらほら聴いたからにほかなりません。

今回は室内を中心に紹介したいと思います^^

DSC_0034最近流行りまくっている玄関のシューズクロークですが、

実は2つのルートを通れるようにするということは、床面積を消費します。

高速道路で見かけたことありませんか?

AルートとBルート。東名高速や名神高速にありますわな。

どっちから行っても行く先は変わりませんが、渋滞回避、車間距離の確保には役立っているようです。

このお宅はシューズクロークはありません。

3畳の玄関ホールに、靴を履き替える機能と収納との機能を凝縮しています。

玄関框(げんかんかまち)と呼ばれる段差の切り替え位置は重要です。

少しでも広く見せたいと、ありがちですがL字型で配置しました。

靴だけでなく、多用途の収納を想定しています。

「下駄箱」という呼び方は10年後は死語になるかもしれません。最近では「玄関収納」という呼び方に替わりつつあります。

 

Exif_JPEG_PICTURE玄関ドアはRebornオリジナルのeZ-DOOR(いーじーどあ)。

室内側にはマホガニーという堅い木を、自然オイルクリア―塗装で。

玄関ドアにガラスがないため、どこかに採光用の窓が必要です。

W1650 H350の横長の羽目殺し(FIX)窓を最高高さで取り付けました。

高い位置の窓は結構明るいですね^^画像編集していません。

フック付きの温水パネルヒーターはGHタイプと呼ぶPS社製のもの。

色はシンプルにホワイトですから、木の玄関ドアが映えますね。

フックには帽子やコート、マフラーなんかをかけてください。

パネルヒーターは暖房器具ですが、35~40℃程度の温水が入っているだけなので、燃えたり焦げたりしませんよ。

 

Exif_JPEG_PICTUREカウンター形式の方には手すり兼用となる、こんな丸みを帯びた棒をさりげなく一体化して取付しています。

体重がかかる、けっこうヘビーな部材なので、固定方法にいつも迷いが出るのですが、

今回はマホガニーをラインとしてみせるようにしてビス頭を隠しています。

建具はセンの木のフラッシュで、プラネット社のウッドコート、ライトオーク色だと思うのですが、もちろん施主DIY塗装です。

Rebornの造作家具は、基本パイン集成のフリー板を加工します。塗装をするとかなりぐっときますね^^

色、ってけっこう大事だと思います。樹種によっても、光の具合でもかなり変わってきます。

こだわる方は必ず試し塗りをして、プロに任せるにしても施主自ら立ち会って色を決めたいところ。

 

DSC_0041キッチンの食器棚、家電棚もRebornオリジナル造作品。

シンプルながら、奥行は深いので、見た目以上に収納力があります。

食器棚は奥行が50cmあると、手前と奥とで2列並びますね。

これを「奥の食器が結局使われないからムダだ」、と考える方と、

「お~、それはすごくイイぞ」という反応をする方がいますね。

今回は奥行深いバージョンで(笑)

 

Exif_JPEG_PICTURE引出しはソフトクロージング、扉もスライド丁番のソフトクローザータイプに。

ばったんばったんうるさくありません。ちょっと高いけど、価値のある費用のかけ方だと思います。

特にキッチンは1秒を争う過酷な環境にもなりえますから、この「ゆっくり閉まって静かにパタン」は、

ストレスなく作業をするにはぜひ採用したいところ。

扉の中はすべて可動式の棚板に。奥から冷蔵庫、ごみ箱、炊飯ジャー、トースター、コーヒーメーカー、そしてオーブンレンジが居並ぶことになるでしょう。

システムキッチンの色や扉の種類にかなりこだわりがある奥様方が多いですが、実際のところ、

対面式キッチンの場合、「そこ、ほとんど見えませんから」となります。

それよりこのカップボードって通称言うんでしょうか、こっちの方がはるかによく見えますよ!

常に見えるものは、できるだけ好きな材質、色目にしておきたいところ。

さりげなくグリーン(植物)があるキッチンっていいよね! 飾り棚はぎっしりではなく、ゆとりをもって「好きなもの」を飾りましょう^^

 

DSC_0054次に紹介するのは洗面化粧台。

これまた造作でつくりました。

は、本当はウソ。

50%はウッドワンというメーカーの既製品です。

洗面台天板=人工大理石、水栓金具、下キャビネットがウッドワン。

サイドキャビネットと鏡はオリジナル造作品です。

窓の位置に着目してください。玄関同様、天井付近の高い位置に、横になが~いFIX窓。

収納量が飛躍的に上がります!洗濯機の奥の窓は、手が届きにくいいのでけっこう開閉しません。

ならば採光だけに絞って高い位置にFIXを、という選択をしました。

プロっぽく申し上げると、「北側のハイサイドライトが、この空間を一日中包み込むように明るくしてくれる」

というところでしょうか(笑)

 

DSC_0052水はね部分にキッチンパネルの余り材(過去の家で余ったらもらっておく)を。

タオル掛けの位置、重要です。

そして大きなミラー。額縁は割と細めで、ウッドワンのキャビネットにあわせて、ナラの無垢材です。

カガミ上の照明器具がよく議題となります。

お化粧をするのであれば、これくらいの光の量はほしいところ。

顔の作業をする以上、本当は目の前に照明があれば一番いいのですが、鏡があるのでそういうわけにもいかず、

やっぱり両脇がいいのではないか、という結論に至りました。

ホコリもたまりにくいので、これが造作洗面台の場合の解決策の基準になりそうです。

天板とボールが一体成型されたものがいい、というご要望は最初にヒアリングしたときにすでにありました。

初心貫徹、首尾一貫。奥様にはとても気に入っていただけたようです。(あらためて、聞いていませんが汗)

IMG_7278こういう組み合わせ品のなにが難しいって、

「だれが組むのか?」ということなんですね、実は。

お施主さんDIYによる左官内壁仕上げに先行して、キッチンパネルを私が張り、

内壁が仕上がったところで大工さんがキャビネットを設置し、

造作のサイドキャビネットを合体。巾木その他細部を仕上げて水道屋さんにバトンタッチ。

天板の固定やら水栓金具の取り付けやら、端部のコーキング処理。

そして建具屋さんによるカガミ取付、電気屋さんによる照明器具付け。これでようやくできるのです。

 

DSC_0081トイレの手洗いカウンターもオリジナルでつくりました^^

TOTOのセレクトシリーズという、さながらアラカルト食堂のような、

必要なものだけチョイスするようなものがあるのです。

四角い陶器と首長の水栓金具、見えないですが排水金具はTOTO製。

カウンターはパイン集成材で大工造作、ライトオークプラネット塗装は施主。

床はなんの変哲もないクッションフロアですが、こうなってくるとあら不思議。

なんとなくゆったりできそうな、高級レストルームに様変わり。クッションフロアは内装屋(クロス)さん担当です。

木のタオル掛け、ペーパーホルダーはインターネット購入の施主支給品。

 

DSC_0037テレビ台はソファーやダイニングテーブルとコーディネートして、
Mさん自身が購入。リビングテレビ台背面のアクセント張りは、

玄関ドアで採用されたマホガニーが再び。

今度は横張りで、色のバラつきを意識してランダム配列。

テレビは壁掛け式で当然壁内に下地が入っています。

壁際にダウンライトを配しましたが、いらなかったか?

オーク(なら)のフローリングとマホガニーはまるで夫婦のようで、まことに相性がよいと感じています。

 

DSC_0046左官の壁は、夜が素敵です。

柔らかい黄色味を帯びた光で、少し暗めが落ち着きます。

ご覧ください、天井中央にありがちな丸く白い円盤がありません。

ソファーの脇には、スタンドライトが配される予定となっています。

先日待望の第一子が誕生しました。ですからスタンドライトはちょっと当面無理か!?

こうしてみてゆくと、

建築と家具は、住宅の場合、かなり密接に近づきつつあり、一体化しつつあります。

もうすでにけっこうハマっていますが、今後塩原は家具の方にも傾倒してゆくかと思われます(笑)

Rebornは床や家具など仕上げ材には外国の洋風な木材を、

構造や下地材には国産材を積極的に採り入れ、

あまりイモっぽくない内装を目指しています。

~この家て使われている木の種類~

■構造~ひのき、すぎ、赤松、米松、SPF(スプルース・パイン・ダグラスファーのいずれかの樹種が混ざった流通で合理化している=俗称ツーバイ材)、ラーチ(カラマツ)

■仕上げ材~ひのき、すぎ、栓(せん)、榀(しな)、米杉(ウェスタンレッドシーダー)、マホガニー、オーク(ナラ)、パイン、アッシュ(タモ)、イエローシーダー(米ヒバ)、ヘムロック(米ツガ)、スプルース、ゴム

 

第②編終了。次回はよりマニアックなものも紹介します。

2018.4.5 Reborn塩原

 

甲府市Q1.0住宅_WEB完成見学会~前編

Exif_JPEG_PICTUREリボーン県外新築第1号棟は山梨県甲府市!

昨年の9月からスタートし、約半年間の大事業でした。

内装はフローリングの塗装を含め、壁・天井を西洋漆喰左官仕上げで、

のべ500m㎡を超える面積がありましたが、そのほとんどを建築主Mさんが完工!

Mさんらしい、またRebornらしい、素晴らしい家に仕上がったと感じています。

職人はほとんどが長野から出張。

たくさんの方のご尽力により、

4/1ついに完成引き渡しの運びとなりました。

3/31にはご予約いただいた5組の方のために見学会を開催しました。

ご都合がつかなかった方に向けて、解説を交えながら、WEB上でちょっとその様子をご覧いただきたいと思います。

けっこうカット数が多く撮れました。また塩原のくどいほどの解説も加えてまいりますので、全3回に分けてアップしてゆきます。

 

DSC_0005外観は、シンプルな切り妻屋根。総2階ベースで、玄関を含むフラットルーフな下屋と、

太陽集熱器を搭載した、フラットルーフ下屋(6畳の多目的ルーム~サンルーム風)がくっついている、というけっこう実はシンプルな箱の組み合わせなんです。

軒の出寸法は、壁芯より900㎜としましたが、100㎜厚の付加断熱により、

結果的に外壁より750㎜ほど軒が出ています。

甲府市内ではほとんど樹脂サッシの採用がないようですが、

Rebornの標準仕様であるエクセルシャノンの樹脂サッシで、

ガラスはアルゴンガス入りのLOW-Eペアガラスとし、長野県で建てる場合と変わらないスペックとなっております。(Ua=0.27)

 

Exif_JPEG_PICTUREバルコニーの手すり越しに設置された真空管式太陽集熱器。

ドイツIVT社のLATENTO(ラテント)の集熱パネルCPC-12を3台設置しました。

一般的には、こうしたソーラーシステムは給湯の補助装置として設置される場合が多いようですが、

設置して翌日には、500リットル貯湯タンク内の温水温度は59℃にまでなっていました。

59℃のお湯(不凍液)が入ったタンクの中に、約10mほどにもなるステンレス管をらせん状に通しておき、

その管の中に水道水を通過させると・・・^^

通常お風呂で使うお湯は40~42℃ですから、10mの灼熱トンネルを通過してきた水道水は40℃以上になってしまうのです。

この時期ですでにこんな状態ですから、夏は80℃、いや100℃近くまで集熱するはずです。

「夏はそんなに集熱しても使い切れない」、そんな状態になるはずです。

ですからもったいないのですが、集熱器に遮熱シートをかけるなどして集熱量をセーブする必要があります。

 

それじゃあ、もっと集熱器の面積を小さくしたらどうかって?

いえいえそういうわけにはいきません。

冬がかんじん

 

冬は給湯に加え、温水暖房、つまりパネルヒーター用の熱源として活躍してもらわねばならんのです。

給湯だけならLATENTO集熱パネルが2枚、温水で全館暖房するならやっぱり3枚はほしいところ。

 

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

外壁はいつものごとく西洋しっくい(プラネット・クイック&イージー)左官仕上げです。

ランダムにコテ跡をつける仕上げ。

わずかにグレー色とブラウン色を調合してあります。

窓は外壁面より引っ込めて納め、三方は左官を巻き込み、

下台にはアルミ製の水切り(これまたドイツ製)を。

また、この写真ではわかりませんが、将来的にサッシを枠ごと交換ができるように作ってあります。

30年後、ライフスタイルが変わり、サッシもかなり進化しているかもしれません。

その際には、外部の足場が必要となりますが、外壁をはがすことなく、サッシを入れ替えられるようになっているのです。

 

DSC_00132階の大きな窓には外ブラインドを設置しました。

これもドイツ製で、納期は約3か月かかりました。

一部露天になるウッドデッキは、松本市ランバーテック謹製、

ACQ加圧注入品の杉材で、無塗装で30年ほどの耐久性がある見込みです。

テラスドアからのステップを1段設け、地面から30cmほどの高さに抑えたデッキは、

ベンチとして最適な高さです。

普通ここはリビングからの掃き出し窓にする方が圧倒的に多いのですが、

あえてこの窓を高さ1.37mの腰窓とし、ソファー掛けのリビングに、

落ち着きを与える結果となっています。

 

DSC_0080腰窓の下には定石通り温水パネルヒーターを配して、

コールドドラフトを防いでいます。

このカットは、玄関からリビングに入った時の様子(夜)

左官の内壁は、夜がなんともいい感じです。

やわらかい、というんでしょうか、

陰影が面白い、というんでしょうか。

この辺りはなかなか画像では表現しにくいです。

実際にはソファーの脇にスタンドライトを設けて手元灯とします。

 

世の中には珪藻土やしっくいなど多くの左官材料が存在しています。

なかには珪藻土配合率が20%に満たないような左官材料も、「珪藻土左官材」として販売されているそうで、

気を付けていないと、変なものを塗ることになりますのでご注意を。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTUREこの窓は実際には幅2.6m、高さ1.37mもある大きな窓ですから、

日射の取得も期待できますが、夜は熱ロスが大きくなりやすい。

そこで夜間はスタイロフォーム断熱材が入った断熱引き戸を閉めて、

家の中の熱がガラスに奪われないような仕組みとしました。

パッシブな設計をすると、必ず問題になる大きなガラス面の夜間の冷輻射。

一般的には厚手のカーテンやハニカムサーモスクリーンが用いられる場面ではありますが、

すっきりとしたインテリアを目指した結果の「断熱戸」、でした。

 

Exif_JPEG_PICTURE2階の子供室の南面窓には、外ブラインドを。

日射を遮るには、なんといっても家の外側で行うのが◎です。

羽の角度をかえることにより、室内の雰囲気はガラッとかわります。

ちょっとでもまだ晋作ですね。(たかすぎ)

~前編おわり(全3編の予定)

 

2018.4.3 Reborn塩原