安曇野・Y様サンルーム/薪ストーブ | 株式会社Reborn(リボーン)

薪ストーブが入り、ついに完成

今日の長野市は最高気温33℃。いや~暑かった。みなさん、梅雨だからってナメたらだめよ。もう来週は海の日なんだから!熱中症防止の帽子は必需です!

さて、ゴールデンウィーク前から始まった安曇野市のY様サンルーム増築工事、ついにめでたく完成となりました。今回はリフォームとはいえ、分離発注での工事形式をとり、工事業者の先頭は、な、なんと”お施主さん!”

・塗装工事・内壁左官工事・薪ストーブ用のレンガ炉台造作工事・その他雑工事

などを、少ないお休みを使って頑張ってくれました。拍手です!



ついに薪ストーブが座りました。

レンガも左に映っているご主人のDIY。普通のサラリーマン、といっては失礼ですが、建築関係にお勤めではありません。きれいに、丁寧に積まれています。

 

 

 



山梨・大月市の鉄工所=岡部工業所(佐々木さん)作です。鉄製で、完全オーダーメイドです。両サイドにオリジナルウォーミングシェルフがあります。取っ手もナラ材で。高さもY様のリクエストに応えてもらえました。

 

 

 



梁に近い場所の煙突には「ヒートシールド」と呼ばれる覆いを取り付け、安全性を高めています。

吹き抜けがある場合は、出来るだけ壁出しせずに、このように高く、屋根を貫通するようにしましょう。

煙突からの輻射熱もバカになりません。

 

 

 

 



 

しばらく前の工事でしたが、煙突を抜いた様子です。できるだけ棟(屋根のピーク)に近い所に出しましょう。落雪時に煙突が影響を受けにくくなります。

 

 

 



こちらが工事前の室内の様子です。三角に飛び出た形でした。

 

 

 

 

 



そしてこちらが工事後。室内はずいぶんと広くなったな~、いう感じになりました。前の△出っ張りも悪くはないのですが、やはり空間有効利用率は格段にアップしましたね。

 

 

 



先日試し焚きもされたそうです。暑くてすぐ消したそうですが・・・。薪ストーブ工事はレンガの炉台を除いて約70数万円なりぃ~。あとは薪の確保がこれからのライフスタイルに組み込まれることでしょう。

今年の冬が楽しみ愉しみ。

 

 

 

 



Y様、約2か月間、本当にお疲れ様でした。築10年を過ぎ、外部の再塗装も全面的にやっていただきました。

デッキも高寿命材を使ってやり替え、憧れだった薪ストーブも設置され、社会的にも、大変意味のある工事になったのではないでしょうか。私も微力ながらお手伝いできて幸せです。今後ともお付き合いの程、よろしくお願い致します。

 

 

塗装・左官=自分でやる。タイル=職人にやってもらう。

安曇野市Y様サンルーム増築計画も仕上げ工事に突入しました。しおはら住宅デザイン設計では建築主が積極的に家づくりに参加できるよう、アドバイスや道具の貸し出し、工程調整を行っていますが、Yさま、やる気十分です。応援したくなちゃうんです~。



内壁の石膏ボード張りまでは大工さんの仕事ですが、ここからはYさんへバトンタッチ!

内壁にはお馴染みのダイヤトーマスを採用していただきました。まずは下地処理っす!

 

 



開通した室内はまだブルーシートで区画されています。

内装の木部にマスキングした後、ボードの目地に専用のメッシュテープ&専用パテ。

 

 

 



こちらサッシ(アンダーセン)を納めてくれた上野住宅建材の佐藤さん。新潟からわざわざ網戸を取り付けに来てくれました。新婚ほやほやです。

営業職ですが、現場もこなす心強い味方です!

 

 

 

 

 



1日がかりのパテ処理が完了!

へへへ、塩原もけっこう手伝ってしまいました。

新婚さんをからかいながらですけどね。

 

 

 

 

 



翌日ダイヤトーマスを塗っていきます。実は以前Y様は別の現場で手伝っていただいたので、今回が2回目なのです。(奥様は初めてですが)

コテ使いもサマになっています。お互いの仕上がりを気にしながら、黙々と作業にあたっています。

左官の壁はマスキングが生命線。柱や窓枠まわりが美しく仕上がるかどうかが勝負どころです。

 

 

 



私が駆け付けた時には、すでに天井は仕上がっていました。コテムラが、いい味出しています。「雑」と紙一重なのですが、いいよいいよ~Yさん!

う~ん、けっこう上手!

1日で塗り切りましたぁ~という連絡をいただきました。おめでとうございます!

 

 

 

 

 



翌日、高村タイル工業が現れました。

今回はペット(犬)のために、床はINAXのタイルです。やっぱりこれはプロに頼もうかと・・・。

 

 

 

 

 



デザレートコット300角です。目地も、おもらしを想定して、スーパークリーンストロングⅡという迫力名称のINAX目地材を採用。ちょいと高くて施工しにくいヤツみたいですが、ワンちゃんのため、自分のために・・・。

 

 

 



奥さまは次に、照明器具を選定中・・・。なかなか迷って決まらない・・・。(汗)

外壁のレッドシーダーざらざら板にもオスモちゃんでYさんに塗っていただきました。

 

 

 



外部屋根・木部の塗装も無事終了し、足場が撤去されました。

また一段と立派な感じになりましたねー。薪ストーブ炉台用のレンガも搬入されています。最後のヤマ、レンガステージをもYさん、挑戦です!!

 

 



そうそう煙突もつけましたね。

外観もバッチグーでしょ?

 

 

 

 

 

 



ランバーテックさんの長野県産杉+マイトレックACQ注入材も変色してきましたゾ。

 

 

 

 

デッキ更新・サンルーム床組→壁

Yさまサンルーム増築工事が始まりました。まずは既存のデッキの解体です。



築後10年ということで、デッキの床板や根太、手すりの柱、手すりの笠木の一部が腐り、黒アリがカジり、思い切ってランバーテックさんのマイトレックACQという杉板に防腐材をグイグイ染み込ませたデッキ専用材料で構成しなおします。

 

 



手すりの柱の脚部です。腐っています。菌類さんも・・・。

新築当時、CBウッドというベイツガに加圧注入されたものを採用しましたが、露天デッキで、しかも現場加工されたものは木口断面から腐ってゆくのですね。

 

 



床板をまず剥ぎ取り、根太(ねだ)と呼ぶ骨組みが見えてきました。この根太は床板をはがないと交換できないですし、床を構成している重要な部材なので防腐処理されたものを採用しておりましたが、やはり釘止め部から水が浸入し、上端の一部が腐っていました。

 

 

 

 



床板だけでこのくらいの量が廃棄物になってしまいます。木製デッキというのは結構たくさんの材料でつくられているのですね。

 

 

 

 



少し時間は飛びますが、床組みを更新したのち、サンルームの骨組みができてきました。枠組み壁工法(ツーバイフォー工法)を応用した作りです。構造用合板で壁を構成します。

 

 

 



構造用合板をタイベックと呼ばれるシートで被います。

 

 

 

 



屋根の下地を下から見上げた写真です。垂木は2”×6”で140㎜の高性能グラスウールを充填する予定です。屋根にもやはりタイベックを被せ、その上に通気層を設け、水勾配調整後、12㎜合板を2重張りし、最終的にはFRP防水屋根とします。

 

 



室内は今のところこんな感じです。先々、この掃出し窓を撤去し、既存の室内と連続した空間になります。掃出し窓を流用して写真左の壁に付け替えることとしました。

 

 

 

 

 



壁には高性能グラスウール100㎜充填です。前出の窓を取り外し、空間がつながりました。

 

 

 

 

 

 



掃出し窓が付け替えられ、外壁を定番の米杉ざらざら板で仕上げていきます。

 

 

 

 



サンルーム屋根のFRP防水も、梅雨入り前にできました。

このように△にせり出した部分の増築は、なかなかに難しく、大工さんも大変なのですが、着々と増築工事が進んでいます。

 

 

分離発注・サンルーム増築

その後Y様とは数回の打ち合わせを重ね、築後10年ということで、

①屋根コロニアルの再塗装

②外部木部の再塗装

③サンルームの増築

④薪ストーブの導入

このような工事メニューでいきたいね!ということで落ち着きました。上の写真左の△に飛び出た部分をサンルームとして増築し、そこに薪ストーブを置きたいね。サンルームは洗濯干場や観葉植物のためではなく、愛犬のためのスペース&自分たちが趣味や読書など、くつろぐスペースとしても利用したいね!という方向性で位置づけられています。

 



イメージスケッチを提案。

サンルームとはいえ、断熱も次世代基準相当で、居住性重視です!

右側のデッキも腐ってきている箇所もあり、向こう数十年安心のデッキにしたいね、ということで更新します。

 



こちらが愛犬ゆりさま。

 

 

 

 

 



室内からの様子。

気持ちのいい吹き抜けリビングです。

この掃出し窓がある部分を空間延長しよう、という提案でまとまりました。

 

 

 

 



床にはテラコッタ調のタイルが貼られています。INAXの商品ですが、10年経った今、すでに廃盤となっており、増築の際は、もったいないのですが、剥ぎ取り、新たに30cm角のタイルに張り替えましょう、という結論になりました。

 

 

 



同時進行で薪ストーブの選定も行います。数社まわります。

ここは山梨・大月市の岡部工業所。

熱心に説明を聞いています。

 

 



もう暖房シーズンは終わっていますが、事務所に置いてある薪ストーブをわざわざ運転していただきました。

 

 

 

 

 

そして今回は、しおはら住宅デザイン設計が得意とする「分離発注形式による発注形態」で工事を進めます。

あまり聞きなれない言葉で難しそうですが、簡単に言うと、「工務店に請け負わせるのではなく、職人・工事人に直接、工事を依頼する。もちろん直接お金を職人・工事人・材料屋さんに支払う」という形式です。すでに10年以上も前からこうした動きはありました。簡単・シンプルではありますが、なかなかこれが出来そうでできない・・・。通常は工事を工務店が請負い、各職人や材木屋さん、建材問屋さんなどに見積もりさせます。その金額に一定の利益を上乗せし、お客様に対する見積書を提示します。支払いも当然、お客様→工務店→工事店→職人という流れになります。これを、お客様⇒職人・工事店・材木屋などへショートカットしようということです。つまり工務店の存在を脅かす程の最短ルートです。はっきり言ってコスト面だけで考えれば、これが理想です。ただ、なかなかこれまで普及してこなかったのはなぜか?

私なりに感じていることとして、

①建築主は、当然建築の素人で、正確な図面があったとしても読みこなすことができない。工事を依頼する先が分らない。

②責任の所在がはっきりしない。もし不具合が発生しても、原因特定できない。不安。

③工務店に一式発注した方が楽。分離発注をサポートしてくれる設計士やアドバイザーがいない。

④分離発注そのものの存在を知らない。

その他もろもろあるでしょうが、そんなことできるわけがない、とお感じになる方が多いですね。

しかし歴史を紐解くと、つい数十年前までは、こうした方式を「旦那形式」と呼び、家の主人がお抱えの各職人を手配し、家をつくったり、修繕していたようです。その先頭に立っていたのが棟梁と呼ばれる大工です。棟梁が主人の代役となって各職人を手配したり、指導したり、段取りを組んでいた。棟梁が主人と相談し、図面を描き、地鎮祭や上棟式などの儀式までをも取り仕切り、常にその家の全体を掌握し、全体的に責任を持って、家主との信頼関係の元で采配を振るっていたのです。

棟梁という言葉は現代でも生き残っていますが、いまや工務店の社長または大工の親方のことを指すことが多くなっています。

ハウスメーカーがこれだけ増え、販売を主な目的としている現代では、棟梁と呼ばれる人はなかなか見当たりません。

法規制が複雑化し、設計手法も多岐にわたり、情報が氾濫している現代、なかなか一人で棟梁を張るのは困難です。しかし、人間関係が重視される家づくりが消えていいはずがありません。

家づくりのひとつの方式として分離発注形式があり、可能性があると信じています。

うまくまとまりませんが、職人の顔が見える、工事に直接かかる費用がハッキリ見える、家づくりのすべてのプロセスに建築主が関わる、というメリットは計り知れないものがあります。

 

ご相談~太陽光→サンルーム・薪ストーブ

約10年ほど前に新築した安曇野市のY様。「デッキの材にアリが入り、腐っている模様。また太陽光発電を屋根に乗せようと思うんだけど」というご相談をいただきました。すでに太陽光は数社から見積もりを取っており、200万円を超える金額のようです。東日本大震災そして福島原発事故により、自然エネルギーへの転換が叫ばれる今日にあって、太陽光発電はその中心的役割であることは誰もが疑わぬ事実ではあります。

晴天率の高い長野県、とりわけ中信地方と呼ばれる長野県の中央部はまさに太陽光発電にはもってこいの立地条件です。事実周りにもたくさんの住宅の屋根に太陽光パネルが乗っています。新築時のものもあれば、そうでないものも。

私は、以前から「太陽光パネルを乗せる際の取り付け固定用ビス止め(屋根穴あけ)による漏水の危険性」について、さまざまな情報を得ています。メーカー側は、工事業者に施工指導や講習会、代理店制度をしいてそのリスクを最小限にし、また10年保障を付けて、家主に安心安全を提供しようとしているのですが、よ~く耳を澄ますと、漏水事故の事例や訴訟事例なども聞こえてきます。雨もりがないように細心の注意を払って葺いた屋根材に穴を開ける行為は、特殊パッキンなどを用いても、なかなか100%完璧はないようです。

また、木造の家は、地震がなくとも、風や車の振動によってわずかですが常に動いています。また取付けに用いているビスや釘も金属ですから腐食したり膨張収縮を繰り返しています。

果たして家の寿命と同じだけ、漏水を防ぐことができるでしょうか?

また、余った電力は電力会社が買い取るとはいえ、ペイするのは10年以上も先。そして、買い取られた金額は全世帯平等負担は100歩譲って仕方なしとして、普及が進めば進むほどドイツのように結局社会的負担が膨らみ、買い取り金額の圧縮になる恐れも。結局、社会全体として解決方向になってゆくのか疑問だ、というような内容の主張をさせていただきました。

家庭には家庭なりの貢献方法があるのではないでしょうか。

また、Y様邸は築後10年を迎え、屋根や外部木部の再塗装が必要な時期。さらに掘り下げてヒアリングしてみると、飼い犬の確たるスペースが不足していることや、薪ストーブに対するあこがれも捨てきれずにくすぶっていること、またきれいに整備されたお庭を眺めながらゆっくりできるサンルームのようなスペースもご希望とのこと。

私としては、太陽光パネルを乗せる費用を使って、そうした別のご要望をすべて解決できるのではないかと考えたわけです。そう、今の生活を豊かにしたり、薪ストーブを導入することにより節電・節化石燃料になるならば、その方が絶対いい!

このようなやり取りをさせていただき、企画・見積もりをさせていただくことになりました。ありがとうございます。(2011・10)